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公開番号
2025035049
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141811
出願日
2023-08-31
発明の名称
車両用受電装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
B60L
5/38 20060101AFI20250306BHJP(車両一般)
要約
【課題】非受電状態における車両用受電装置の上下方向の寸法を小さく抑え易い車両用受電装置を実現する。
【解決手段】支持アーム52の幅方向Xの寸法L1が支持アーム52の厚さ方向Yの寸法よりも大きく形成され、連結機構43が、接触姿勢において受電体45が支持アーム52によって吊り下げられると共に支持アーム52の厚さ方向Yが水平方向に沿う姿勢となり、格納姿勢において支持アーム52の厚さ方向Yが上下方向Zに沿う姿勢となるように、横転軸心A3回りに支持アーム52を横転させるように構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載され、道路に沿って延在するように前記道路の路面に設置された給電体を備えた給電設備から、前記車両の走行中に電力の供給を受ける車両用受電装置であって、
前記車両に取り付けられるベース部材と、
前記給電体に接触して受電する受電体と、
前記ベース部材と前記受電体とを連結する連結機構と、
前記連結機構を、前記受電体を前記給電体に接触させた接触姿勢と、前記受電体を前記給電体から離間させた格納姿勢とに姿勢変更させる駆動機構と、
を備え、
前記連結機構は、
前記受電体を支持する支持アームと、
前記ベース部材と前記支持アームとを連結する連結部材と、
を備え、
前記支持アームは、揺動軸心回りに揺動自在に前記連結部材に連結され、
前記支持アームが延在する方向を長手方向とし、前記揺動軸心に沿う方向を厚さ方向とし、前記長手方向及び前記厚さ方向の双方に直交する方向を幅方向として、
前記支持アームは、前記幅方向の寸法が前記厚さ方向の寸法よりも大きく形成され、
前記連結機構は、前記接触姿勢において前記受電体が前記支持アームによって吊り下げられると共に前記支持アームの前記厚さ方向が水平方向に沿う姿勢となり、前記格納姿勢において前記支持アームの前記厚さ方向が上下方向に沿う姿勢となるように、前記接触姿勢において上下方向視で前記揺動軸心に交差する方向に沿う横転軸心回りに前記支持アームを横転させるように構成されている、車両用受電装置。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記連結部材は、前記横転軸心回りに揺動自在に前記ベース部材に連結され、
前記駆動機構は、前記連結機構を前記格納姿勢から前記接触姿勢に姿勢変更する場合、前記連結部材を前記横転軸心回りに揺動させることで前記支持アームの前記厚さ方向が水平方向に沿う姿勢とした後に、前記支持アームを前記揺動軸心回りに揺動させて前記受電体を下降させる、請求項1に記載の車両用受電装置。
【請求項3】
前記車両の前後方向を車両前後方向とし、上下方向視で前記車両前後方向に直交する方向を車両幅方向として、
前記接触姿勢において、前記揺動軸心が前記車両幅方向に沿って配置されると共に、前記支持アームの前記長手方向が、前記揺動軸心から前記受電体の側へ向かうに従って下側及び前記車両前後方向の後側へ向かうように傾斜している、請求項1に記載の車両用受電装置。
【請求項4】
前記支持アームは、第1アーム部材及び第2アーム部材を備え、
前記第1アーム部材の前記揺動軸心を第1揺動軸心とし、前記第2アーム部材の前記揺動軸心を第2揺動軸心として、
前記第1揺動軸心と前記第2揺動軸心とは互いに平行に配置され、
前記第1アーム部材と前記第2アーム部材とは、前記幅方向に離間して互いに平行に配置され、
前記第1アーム部材における前記第1揺動軸心から離れた先端部、及び、前記第2アーム部材における前記第2揺動軸心から離れた先端部のそれぞれが、前記受電体又は前記受電体を支持する支持部材に対して、前記第1揺動軸心及び前記第2揺動軸心に平行な軸心回りに揺動自在に連結されて、前記第1アーム部材と前記第2アーム部材と前記受電体又は前記支持部材とが平行リンク機構を構成している、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用受電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、路面に設置された給電体から電力の供給を受ける車両用受電装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
路面に設置された給電体を備えた給電設備から、電力の供給を受ける車両用受電装置が知られている。米国特許出願公開第2019/0111799号明細書(特許文献1)には、路面(11)に設置された給電体(30a~30b)に接触して電力の供給を受ける受電体(14a~14c)を備える車両用受電装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2019/0111799号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、車両に搭載された車両用受電装置が車体の下面から下側に突出するように配置されている。車両用受電装置が受電しない非受電状態で、車両用受電装置が車体の下面から下側に突出していると、路面の凹凸や障害物に車両用受電装置が接触して損傷する可能性が高まる。そして、非受電状態における車両用受電装置の上下方向の寸法が大きくなるに従って、車両用受電装置の下側への突出量が大きくなり易く、車両用受電装置の下側への突出量が大きくなるに従って、路面の凹凸や障害物に車両用受電装置が接触する可能性が高くなる。そのため、非受電状態における車両用受電装置の上下方向の寸法を小さく抑えることが望ましい。
【0005】
そこで、非受電状態における車両用受電装置の上下方向の寸法を小さく抑え易い車両用受電装置の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る車両用受電装置は、車両に搭載され、道路に沿って延在するように前記道路の路面に設置された給電体を備えた給電設備から、前記車両の走行中に電力の供給を受ける車両用受電装置であって、前記車両に取り付けられるベース部材と、前記給電体に接触して受電する受電体と、前記ベース部材と前記受電体とを連結する連結機構と、前記連結機構を、前記受電体を前記給電体に接触させた接触姿勢と、前記受電体を前記給電体から離間させた格納姿勢とに姿勢変更させる駆動機構と、を備え、前記連結機構は、前記受電体を支持する支持アームと、前記ベース部材と前記支持アームとを連結する連結部材と、を備え、前記支持アームは、揺動軸心回りに揺動自在に前記連結部材に連結され、前記支持アームが延在する方向を長手方向とし、前記揺動軸心に沿う方向を厚さ方向とし、前記長手方向及び前記厚さ方向の双方に直交する方向を幅方向として、前記支持アームは、前記幅方向の寸法が前記厚さ方向の寸法よりも大きく形成され、前記連結機構は、前記接触姿勢において前記受電体が前記支持アームによって吊り下げられると共に前記支持アームの前記厚さ方向が水平方向に沿う姿勢となり、前記格納姿勢において前記支持アームの前記厚さ方向が上下方向に沿う姿勢となるように、上下方向視で前記揺動軸心に交差する方向に沿う横転軸心回りに前記支持アームを横転させるように構成されている。
【0007】
本構成によれば、連結機構の接触姿勢では支持アームの厚さ方向が水平方向に沿う姿勢となるため、支持アームによって吊り下げられた受電体に対して給電体や路面から作用する上下方向の荷重が、支持アームの幅方向に作用するようにできる。従って、支持アームの軽量化を図りつつ、支持アームの強度を確保し易い。また、支持アームが横転することにより、連結機構の格納姿勢では支持アームの厚さ方向が上下方向に沿う姿勢となるため、格納姿勢の支持アームの配置領域を上下方向に小さく抑え易い。すなわち、非受電状態における車両用受電装置の上下方向の寸法を小さく抑え易い。これにより、例えば連結機構が車両の下面に配置されている場合であっても路面と車両の下面との隙間を広く確保し易い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る車両用受電装置の上面図
図1の車両用受電装置の側面図
図2の連結機構が接触姿勢である状態を示す側面図
図2の連結機構が収縮姿勢である状態を示す側面図
図2の連結機構が格納姿勢である状態を示す側面図
図2の連結機構が接触姿勢である状態を示す断面図
図2の連結機構が収縮姿勢である状態を示す断面図
図2の連結機構が横転している状態を示す断面図
図2の連結機構が格納姿勢である状態を示す断面図
図3の連結機構が接触姿勢である状態の伝達機構の側面図
図3の連結機構が接触姿勢である状態の伝達機構の断面図
図3の連結機構が格納姿勢である状態の伝達機構の断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、物品搬送設備の実施形態について図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、車両用受電装置10(以下、受電装置10という)の上面図である。図2は、受電装置10の側面図である。受電装置10は車両11に搭載され、受電装置10は、給電設備30から車両11の走行中に電力の供給を受ける。ここで、車両11の前後方向を「車両前後方向VX」とし、上下方向(鉛直方向)視で車両前後方向VXに直交する方向を「車両幅方向VY」とする。
(【0011】以降は省略されています)
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