TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025034623
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141113
出願日
2023-08-31
発明の名称
触媒温度制御装置及び触媒温度制御方法
出願人
いすゞ自動車株式会社
代理人
弁理士法人創光国際特許事務所
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F01N
3/20 20060101AFI20250306BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】モータ駆動からエンジン駆動に切り替える際の触媒の昇温時間を短くする。
【解決手段】触媒温度制御装置60は、エンジン10の排気が流れる排気路13に設けられた触媒41と、排気路13において触媒41の上流に設けられたヒータ42と、排気路13におけるヒータ42の上流側の第1の接続部と、排気路13における触媒41の下流側の第2の接続部と、にそれぞれ接続するバイパス路43と、バイパス路43に設けられ、第2の接続部から第1の接続部に向けて、気体を送出するポンプ44と、エンジン10が停止している間においてヒータ42で加熱された気体が、ヒータ42、触媒41、及びバイパス路43を還流するように、ポンプ44を制御する制御部623と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンの下流の排気流路に設けられた触媒と、
前記排気流路において前記触媒の上流に設けられたヒータと、
前記排気流路における前記ヒータの上流側の第1の接続部と、前記排気流路における前記触媒の下流側の第2の接続部と、にそれぞれ接続するバイパス流路と、
前記バイパス流路に設けられ、前記第2の接続部から前記第1の接続部に向けて、気体を送出するポンプと、
前記エンジンが停止している間において前記ヒータで加熱された気体が、前記ヒータ、前記触媒、及び前記バイパス流路を還流するように、前記ポンプを制御する制御部と、
を有する触媒温度制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記エンジンを始動させるための始動指示を受け付けたことに応じて、前記ヒータ、前記触媒、および前記バイパス流路を流れる気体が還流するように、前記ヒータ及び前記ポンプを制御する、
請求項1に記載の触媒温度制御装置。
【請求項3】
前記ヒータの上流側に設けられ、前記バイパス流路から前記排気流路に気体を向かわせる第1切替弁と、
前記触媒の下流側に設けられ、前記排気流路から前記バイパス流路に気体を向かわせる第2切替弁と、
をさらに有し、
前記制御部は、前記排気流路から前記バイパス流路に気体を向かわせるように前記第2切替弁を制御し、前記バイパス流路から前記排気流路に気体を向かわせるように前記第1切替弁を制御して、前記ヒータ、前記触媒、および前記バイパス流路を流れる気体を還流させる、
請求項1に記載の触媒温度制御装置。
【請求項4】
前記第1切替弁は、前記第1の接続部に設けられた三方弁であり、
前記第2切替弁は、前記第2の接続部に設けられた三方弁である、
請求項3に記載の触媒温度制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記エンジンを始動させるための始動指示を受け付けた際の前記排気流路の気体の温度が第1閾値未満の場合、前記排気流路から前記バイパス流路に前記気体を向かわせるように前記第2切替弁を制御し、前記バイパス流路から前記排気流路に前記気体を向かわせるように前記第1切替弁を制御する、
請求項4に記載の触媒温度制御装置。
【請求項6】
前記エンジンを備える車両を駆動させるための第1モータをさらに有し、
前記制御部は、前記ポンプの稼働を開始してから前記ポンプの稼働を終了するまで、前記第1モータに前記車両を駆動させる、
請求項1に記載の触媒温度制御装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記排気流路の気体の温度が前記第1閾値以上に達した後に、前記エンジンを始動させる、
請求項5に記載の触媒温度制御装置。
【請求項8】
前記エンジンを回転させるための第2モータをさらに有し、
前記制御部は、前記排気流路の気体の温度が前記第1閾値以上に達した後に、前記第2モータを所定時間駆動させたことにより、インジェクタから前記エンジンに燃料を噴射させる、
請求項7に記載の触媒温度制御装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記エンジンが始動した後の前記排気流路の気体の温度が第2閾値未満である場合は、前記ポンプの稼働を停止させた状態で前記ヒータの稼働を継続させる、
請求項8に記載の触媒温度制御装置。
【請求項10】
バッテリの充電率と車両が走行する道路の種別とに基づいて、現在時刻から所定時間が経過した時刻における前記車両の駆動力源を推定する推定部をさらに有し、
前記現在時刻における前記駆動力源に前記エンジンが含まれず、かつ前記現在時刻から所定時間が経過した時刻における前記駆動力源に前記エンジンが含まれると前記推定部が推定した場合、前記制御部は、前記ヒータ、前記触媒、および前記バイパス流路を流れる気体が還流するように、前記ヒータ及び前記ポンプを制御する、
請求項1に記載の触媒温度制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、触媒温度制御装置及び触媒温度制御方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1のハイブリッド車両は、モータ駆動からエンジン駆動に切り替える前に触媒を加熱することにより、エンジン駆動に切り替えた直後に触媒温度が活性化温度に達しないことによる有毒物の排出を低減する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-130368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のハイブリッド車両は、エンジン駆動に切り替える前の触媒温度が低い場合には、触媒を活性化温度まで加熱する時間が長くなるため、モータ駆動からエンジン駆動に切り替えるタイミングが遅くなる。したがって、モータ駆動からエンジン駆動に切り替える際に触媒温度を活性化温度に加熱する時間を短くすることが求められている。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、モータ駆動からエンジン駆動に切り替える際の触媒の昇温時間を短くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様に係る触媒温度制御装置は、エンジンの下流の排気流路に設けられた触媒と、前記排気流路において前記触媒の上流に設けられたヒータと、前記排気流路における前記ヒータの上流側の第1の接続部と、前記排気流路における前記触媒の下流側の第2の接続部と、にそれぞれ接続するバイパス流路と、前記バイパス流路に設けられ、前記第2の接続部から前記第1の接続部に向けて、気体を送出するポンプと、前記エンジンが停止している間において前記ヒータで加熱された気体が、前記ヒータ、前記触媒、及び前記バイパス流路を還流するように、前記ポンプを制御する制御部と、を有する。
【0007】
前記制御部は、前記エンジンを始動させるための始動指示を受け付けたことに応じて、前記ヒータ、前記触媒、および前記バイパス流路を流れる気体が還流するように、前記ヒータ及び前記ポンプを制御してもよい。
【0008】
前記ヒータの上流側に設けられ、前記バイパス流路から前記排気流路に気体を向かわせる第1切替弁と、前記触媒の下流側に設けられ、前記排気流路から前記バイパス流路に気体を向かわせる第2切替弁と、をさらに有し、前記制御部は、前記排気流路から前記バイパス流路に気体を向かわせるように前記第2切替弁を制御し、前記バイパス流路から前記排気流路に気体を向かわせるように前記第1切替弁を制御して、前記ヒータ、前記触媒、および前記バイパス流路を流れる気体を還流させてもよい。
【0009】
前記第1切替弁は、前記第1の接続部に設けられた三方弁であり、前記第2切替弁は、前記第2の接続部に設けられた三方弁であってもよい。
【0010】
前記制御部は、前記エンジンを始動させるための始動指示を受け付けた際の前記排気流路の気体の温度が第1閾値未満の場合、前記排気流路から前記バイパス流路に前記気体を向かわせるように前記第2切替弁を制御し、前記バイパス流路から前記排気流路に前記気体を向かわせるように前記第1切替弁を制御してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
エンジンのバルブ構造
2日前
マツダ株式会社
車両
22日前
トヨタ自動車株式会社
排気浄化装置
22日前
スズキ株式会社
ブリーザ装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
オイルレベル検出装置
2日前
フタバ産業株式会社
排気部品
8日前
日本サーモスタット株式会社
サーモスタット装置
12日前
ヤンマーホールディングス株式会社
エンジン
2日前
株式会社豊田自動織機
分散板
8日前
スズキ株式会社
ブローバイガス還流装置
8日前
日本車輌製造株式会社
建設機械の作動油冷却装置
3日前
三恵技研工業株式会社
排気バルブ及び自動車用マフラー
2日前
トヨタ自動車株式会社
触媒装置
15日前
株式会社クボタ
ファン制御システム、及び作業機
3日前
スズキ株式会社
内燃機関の冷却装置
8日前
日産自動車株式会社
車両の排気漏れ検査装置および方法
8日前
いすゞ自動車株式会社
ハイブリッド自動車
22日前
ダイムラー トラック エージー
タンク構造
22日前
株式会社三井E&S
アンモニアガスの処理装置及び処理方法
3日前
株式会社デンソー
バルブタイミング調整システム
8日前
井関農機株式会社
エンジン駆動作業車の制御装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
電気加熱式触媒装置の製造方法
2日前
三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社
エンジンシステム
2日前
フタバ産業株式会社
インシュレータ及びインシュレータの製造方法
8日前
豊田合成株式会社
車両冷媒用断熱チューブおよびその製造方法
9日前
三菱重工業株式会社
制御装置、発電設備、制御方法、及び制御プログラム
16日前
いすゞ自動車株式会社
調節システム
12日前
いすゞ自動車株式会社
浄化システム
3日前
いすゞ自動車株式会社
ヒータ制御装置
16日前
いすゞ自動車株式会社
排気浄化システム
22日前
いすゞ自動車株式会社
排気浄化システム
2日前
日鉄ケミカル&マテリアル株式会社
ハニカムユニットおよび触媒コンバータ
22日前
いすゞ自動車株式会社
車両及び車両の制御方法
8日前
三菱重工業株式会社
ガスタービン静翼、綴り翼ユニット及びガスタービン静翼の製造方法
9日前
いすゞ自動車株式会社
噴射制御装置及び噴射制御方法
3日前
三菱重工パワーインダストリー株式会社
ダクトバーナ制御装置、およびダクトバーナ制御方法
3日前
続きを見る
他の特許を見る