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公開番号2025032750
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2023138211
出願日2023-08-28
発明の名称浄化システム
出願人いすゞ自動車株式会社
代理人弁理士法人創光国際特許事務所,個人,個人,個人,個人
主分類F01N 3/08 20060101AFI20250305BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】アンモニアの排出を抑制する。
【解決手段】浄化システムSは、エンジン11の排気が通る排気管路12と、排気管路12に設けられて、排気に含まれる粒子状物質を捕集する第1浄化装置21と、排気管路12において第1浄化装置21とエンジン11との間に設けられ排気に含まれる窒素酸化物を浄化する第2浄化装置22と、排気管路12における第1浄化装置21と第2浄化装置22との間から、排気管路12における第2浄化装置22の上流に排気を還流する還流管路31と、を有する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
エンジンの排気が通る排気管路と、
前記排気管路に設けられて、前記排気に含まれる粒子状物質を捕集する第1浄化装置と、
前記排気管路において前記第1浄化装置と前記エンジンとの間に設けられ前記排気に含まれる窒素酸化物を浄化する第2浄化装置と、
前記排気管路における前記第1浄化装置と前記第2浄化装置との間から、前記排気管路における前記第2浄化装置の上流に前記排気を還流する還流管路と、
を有する浄化システム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記排気管路における前記第1浄化装置の下流に設けられ、前記排気に含まれる窒素酸化物を浄化する前記第3浄化装置と、
前記第2浄化装置を通過した前記排気を、前記還流管路を通して前記排気管路における前記第2浄化装置の上流に還流するか否かを切り替える制御弁を制御する弁制御部と、
を有し、
前記弁制御部は、前記第3浄化装置の触媒が不活性状態の場合に、前記第2浄化装置を通過した前記排気を前記第2浄化装置の上流に還流させるように前記制御弁を制御する
請求項1に記載の浄化システム。
【請求項3】
前記第2浄化装置の下流から還流された排気及び前記エンジンから排出された排気を前記第2浄化装置に供給するか、前記エンジンから排出された排気を前記第2浄化装置に供給せずに前記還流管路に供給するかを切り替える切替弁と、を有し、
前記弁制御部は、前記第3浄化装置の触媒が活性状態の場合に、前記エンジンから排出された排気を前記第2浄化装置に供給せずに前記還流管路に供給するように前記切替弁を制御する、
請求項2に記載の浄化システム。
【請求項4】
前記弁制御部は、前記第3浄化装置の触媒が不活性状態であり、かつ前記第2浄化装置に貯蔵されているアンモニアが前記第2浄化装置から排出されるリスクが所定値以上の場合、前記第2浄化装置を通過した排気の一部を前記第2浄化装置の上流に還流するように前記制御弁及び前記切替弁を制御する、
請求項3に記載の浄化システム。
【請求項5】
前記弁制御部は、前記第3浄化装置の触媒が不活性状態であり、前記リスクが前記所定値未満の場合、前記エンジンから排出された排気を前記第2浄化装置に供給するように前記切替弁を制御し、前記第2浄化装置を通過した排気を前記還流管路に供給せずに前記第1浄化装置に供給するように前記制御弁を制御する、
請求項4に記載の浄化システム。
【請求項6】
前記還流管路に設けられて、前記第3浄化装置の触媒が不活性状態の場合に動作して、前記第2浄化装置を通過した前記排気の一部を前記排気管路における前記第2浄化装置の上流に還流するポンプを有する、
請求項3から5のいずれか一項に記載の浄化システム。
【請求項7】
前記還流管路を流れる排気が前記ポンプを迂回するように設けられた迂回管路と、
前記エンジンから排出されて前記第2浄化装置に至る前の排気を、前記迂回管路を通して前記第2浄化装置の下流に供給するか否かを切り替える迂回弁と、を有し、
前記弁制御部は、前記第3浄化装置の触媒が活性状態である場合、前記エンジンから排出されて前記第2浄化装置に至る前の排気を、前記ポンプを迂回する前記迂回管路を通過して前記第2浄化装置の下流に供給するように前記迂回弁を制御する、
請求項6に記載の浄化システム。
【請求項8】
前記ポンプは、
前記排気を送り出す向きを変更可能な回転容積型ポンプであり、
前記第3浄化装置の触媒が不活性状態の場合に前記第2浄化装置を通過した排気の一部を還流し、
前記第3浄化装置の触媒が活性状態の場合に前記エンジンから排出された排気を前記第2浄化装置の下流に供給する、
請求項6に記載の浄化システム。
【請求項9】
前記排気管路における前記第1浄化装置の下流に設けられ、前記排気に含まれる窒素酸化物を浄化する第3浄化装置と、
前記還流管路に設けられて、前記第2浄化装置を通過した排気の一部を前記排気管路における前記第2浄化装置の上流に還流するポンプと、
前記第2浄化装置に至る前の排気が前記第2浄化装置を迂回するように、前記排気管路に設けられたバイパス管路と、
前記エンジンから排出された排気を前記バイパス管路に供給するかを切り替える調節弁と、を有する、
請求項1に記載の浄化システム。
【請求項10】
前記第3浄化装置の触媒が前不活性状態の場合に前記排気管路において前記第2浄化装置の下流から前記第2浄化装置の上流に排気が還流するように前記調節弁及び前記制御弁を制御し、前記第3浄化装置の触媒が活性状態の場合に前記エンジンから排出された排気が前記バイパス管路を流れることで前記第2浄化装置を迂回して前記第1浄化装置に供給されるように前記調節弁及び前記制御弁を制御する弁制御部を有する、
請求項9に記載の浄化システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンの排気を浄化する浄化システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンの排気を浄化する浄化装置が知られている。特許文献1には、アンモニアの前駆体である尿素を排気通路内に噴射供給し、尿素が加水分解することで生成されたアンモニアを還元剤として窒素酸化物(NOx)を選択的に還元する選択還元触媒(SCR;Selective Catalytic Reduction)を有する浄化装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-286096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、アンモニアは、浄化装置の触媒に吸着するので通常浄化装置から排出されない。しかし、アンモニアは、排気の温度が上昇すると触媒から脱離して浄化装置から排出されて大気へ放出されてしまうことがある。アンモニアは環境汚染物質であるため、アンモニアの大気への排出を抑制する技術が望まれていた。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、アンモニアの排出を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様においては、エンジンの排気が通る排気管路と、前記排気管路に設けられて、前記排気に含まれる粒子状物質を捕集する第1浄化装置と、前記排気管路において前記第1浄化装置と前記エンジンとの間に設けられ前記排気に含まれる窒素酸化物を浄化する第2浄化装置と、前記排気管路における前記第1浄化装置と前記第2浄化装置との間から、前記排気管路における前記第2浄化装置の上流に前記排気を還流する還流管路と、を有する浄化システムを提供する。
【0007】
前記浄化システムは、前記排気管路における前記第1浄化装置の下流に設けられ、前記排気に含まれる窒素酸化物を浄化する前記第3浄化装置と、前記第2浄化装置を通過した前記排気を、前記還流管路を通して前記排気管路における前記第2浄化装置の上流に還流するか否かを切り替える制御弁を制御する弁制御部と、を有し、前記弁制御部は、前記第3浄化装置の触媒が不活性状態の場合に、前記第2浄化装置を通過した前記排気を前記第2浄化装置の上流に還流させるように前記制御弁を制御してもよい。
【0008】
前記浄化システムは、前記第2浄化装置の下流から還流された排気及び前記エンジンから排出された排気を前記第2浄化装置に供給するか、前記エンジンから排出された排気を前記第2浄化装置に供給せずに前記還流管路に供給するかを切り替える切替弁と、を有し、前記弁制御部は、前記第3浄化装置の触媒が活性状態の場合に、前記エンジンから排出された排気を前記第2浄化装置に供給せずに前記還流管路に供給するように前記切替弁を制御してもよい。
【0009】
前記弁制御部は、前記第3浄化装置の触媒が不活性状態であり、かつ前記第2浄化装置に貯蔵されているアンモニアが前記第2浄化装置から排出されるリスクが所定値以上の場合、前記第2浄化装置を通過した排気の一部を前記第2浄化装置の上流に還流するように前記制御弁及び前記切替弁を制御してもよい。
【0010】
前記弁制御部は、前記第3浄化装置の触媒が不活性状態であり、前記リスクが前記所定値未満の場合、前記エンジンから排出された排気を前記第2浄化装置に供給するように前記切替弁を制御し、前記第2浄化装置を通過した排気を前記還流管路に供給せずに前記第1浄化装置に供給するように前記制御弁を制御してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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