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公開番号2025034090
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140256
出願日2023-08-30
発明の名称排気浄化システム
出願人いすゞ自動車株式会社
代理人弁理士法人創光国際特許事務所,個人,個人,個人,個人
主分類F01N 3/28 20060101AFI20250306BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】合成燃料を燃焼した排気ガス中の窒素酸化物を適切に浄化する。
【解決手段】排気浄化システムSは、エンジン10の排気ガスが流れる排気通路15と、排気通路15に設けられ、排気ガス中の窒素酸化物を還元浄化するSCR触媒40を備える。SCR触媒40は、表面に第1粒径の白金粒子が付着している第1触媒部42と、表面に第1粒径よりも小さい第2粒径の白金粒子が付着している第2触媒部43を有する。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の排気ガスが流れる排気通路と、
前記排気通路に設けられ、前記排気ガス中の窒素酸化物を還元浄化する還元触媒と、
を備え、
前記還元触媒は、
表面に第1粒径の白金粒子が付着している第1触媒部と、
表面に前記第1粒径よりも小さい第2粒径の白金粒子が付着している第2触媒部と、
を有する、排気浄化システム。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記第1触媒部及び前記第2触媒部は、円柱形状となっており、
前記第2触媒部は、前記第1触媒部から見て前記排気通路の下流側に位置している、
請求項1に記載の排気浄化システム。
【請求項3】
前記第1触媒部と前記第2触媒部は、前記排気通路において隣接している、
請求項2に記載の排気浄化システム。
【請求項4】
前記第1触媒部は、円柱形状の前記還元触媒の中心側を軸方向に沿って設けられており、
前記第2触媒部は、前記第1触媒部の外側に前記軸方向に沿って設けられている、
請求項1に記載の排気浄化システム。
【請求項5】
前記第1粒径は、30nm以上50nm未満の大きさであり、
前記第2粒径は、10nm以上30nm未満の大きさである、
請求項1に記載の排気浄化システム。
【請求項6】
前記排気通路には、燃料噴射部が炭化水素であるアルカン及びアルケンを含む燃料を噴射した前記内燃機関から前記排気ガスが流れる、
請求項1に記載の排気浄化システム。
【請求項7】
前記窒素酸化物を還元するための尿素水を前記排気通路に噴射する尿素水噴射部と、
前記排気通路において前記尿素水噴射部と前記還元触媒の間に設けられ、前記尿素水を攪拌する攪拌部と、を更に備える、
請求項1に記載の排気浄化システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の排気ガスを浄化する排気浄化システムに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
排気浄化システムは、内燃機関の排気ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)を還元浄化するための還元触媒(SCR触媒)を有する。還元触媒は、アンモニアを還元剤として、排気ガス中の窒素酸化物を還元浄化する。還元触媒の表面には、金属粒子として所定粒径の白金粒子が付着している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-169095号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、内燃機関に噴射する燃料として、従来の石油などの化石燃料の代わりに合成燃料が検討されている。合成燃料が内燃機関に噴射されて燃焼した場合の排気ガスにおいては、従来の還元触媒では窒素酸化物を適切に還元浄化できないおそれがある。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、合成燃料を燃焼した排気ガス中の窒素酸化物を適切に浄化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一の態様においては、内燃機関の排気ガスが流れる排気通路と、前記排気通路に設けられ、前記排気ガス中の窒素酸化物を還元浄化する還元触媒と、を備え、前記還元触媒は、表面に第1粒径の白金粒子が付着している第1触媒部と、表面に前記第1粒径よりも小さい第2粒径の白金粒子が付着している第2触媒部と、を有する、排気浄化システムを提供する。
【0007】
また、前記第1触媒部及び前記第2触媒部は、円柱形状となっており、前記第2触媒部は、前記第1触媒部から見て前記排気通路の下流側に位置していることとしてもよい。
【0008】
また、前記第1触媒部と前記第2触媒部は、前記排気通路において隣接していることとしてもよい。
【0009】
また、前記第1触媒部は、円柱形状の前記還元触媒の中心側を軸方向に沿って設けられており、前記第2触媒部は、前記第1触媒部の外側に前記軸方向に沿って設けられていることとしてもよい。
【0010】
また、前記第1粒径は、30nm以上50nm未満の大きさであり、前記第2粒径は、10nm以上30nm未満の大きさであることとしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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