TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025033773
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139734
出願日
2023-08-30
発明の名称
玉軸受
出願人
NTN株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16C
33/41 20060101AFI20250306BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】冠形の樹脂保持器を備える玉軸受運転時に玉の進み遅れによる樹脂保持器への負荷を抑制しつつ、その樹脂保持器と軌道輪との干渉を回避する。
【解決手段】樹脂保持器4の周方向切断面でのポケット径をdcとし、樹脂保持器4の径方向切断面でのポケット径をdrとし、玉3の直径をDaとしたとき、Da<dr<1.07Da≦dcを満足している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に配置された複数の玉と、軸方向一方側に開口した複数のポケットに前記玉を収容する樹脂保持器とを備える玉軸受において、
前記樹脂保持器の周方向切断面でのポケット径をdcとし、前記樹脂保持器の径方向切断面でのポケット径をdrとし、前記玉の直径をDaとしたとき、Da<dr<1.07Da≦dcを満足していることを特徴とする玉軸受。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
基本動定格荷重をCとし、動等価荷重をPとしたとき、ラジアル荷重の(C/P)の値が0.17以下であり、かつアキシアル荷重の(C/P)の値が0.30以下であり、かつ前記内輪と前記外輪間の相対的な傾きのミスアライメントの値が1/300(mm/mm)以下であることを満足する使用条件で運転される請求項1に記載の玉軸受。
【請求項3】
前記樹脂保持器が、熱可塑性エンジニアリングプラスチック又は熱硬化性エンジニアリングプラスチックによって形成されている請求項1又は2に記載の玉軸受。
【請求項4】
前記樹脂保持器が、繊維強化樹脂によって形成されている請求項1又は2に記載の玉軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、玉軸受に関し、特に、樹脂によって冠形に形成された保持器を備えるものに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、高速回転用の玉軸受では、比較的軽量で自己潤滑性に優れた冠形の樹脂保持器が採用されている(例えば、特許文献1、2)。
【0003】
冠形の樹脂保持器は、樹脂保持器の内外周及び軸方向一方側の側面で開口した各ポケットに玉を収容するものである。一般に、ポケットを形成する樹脂表面部は、球面状になっている。その球面状における球径は、樹脂保持器と玉との間にポケットすきまを設けるため、玉の直径よりも大きく設定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-263280号公報
特開2011-117609号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、玉軸受に負荷される荷重条件、潤滑条件等は年々厳しくなっている。玉軸受の回転時に玉の進み遅れがポケットすきまよりも大きくなった場合、進んだ玉に冠形の樹脂保持器の柱部が強く押されたり、遅れた玉を柱部で強く押したりすることになるため、樹脂保持器に負荷が生じる。ポケット形状の球径を大きくしてポケットすきまを大きく設定すれば、そのような負荷の発生を避けることは可能だが、その一方で、その樹脂保持器が玉に対して自由に径方向に移動し得る量が大きくなるため、樹脂保持器と軌道輪との間の径方向隙間が減少し、これら両者の干渉が発生し易くなる問題がある。
【0006】
上述の背景に鑑み、この発明が解決しようとする課題は、冠形の樹脂保持器を備える玉軸受運転時に玉の進み遅れによる樹脂保持器への負荷を抑制しつつ、その樹脂保持器と軌道輪との干渉を回避することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、この発明は、内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に配置された複数の玉と、軸方向一方側に開口した複数のポケットに前記玉を収容する樹脂保持器とを備える玉軸受において、前記樹脂保持器の周方向切断面でのポケット径をdcとし、前記樹脂保持器の径方向切断面でのポケット径をdrとし、前記玉の直径をDaとしたとき、Da<dr<1.07Da≦dcを満足していることを特徴とする玉軸受、という構成1を採用した。
【0008】
上記構成1によると、1.07Da≦dcを満足しているので、玉軸受の運転時に玉の進み遅れに対してポケットすきまが周方向に不十分となりにくく、冠形の樹脂保持器への負荷を抑制することができると共に、Da<dr<1.07Daを満足しているので、ポケットすきまが玉に対して径方向に大き過ぎず、樹脂保持器の径方向移動による軌道輪(内輪、外輪)との干渉を回避することもできる。
【0009】
上記構成1において、基本動定格荷重をCとし、動等価荷重をPとしたとき、ラジアル荷重の(C/P)の値が0.17以下であり、かつアキシアル荷重の(C/P)の値が0.30以下であり、かつ前記内輪と前記外輪間の相対的な傾きのミスアライメントの値が1/300(mm/mm)以下であることを満足する使用条件下で運転される、という構成2を採用することができる。
【0010】
上記構成2によると、玉の進み遅れがポケットすきまよりも大きくならず、玉の進み遅れによる樹脂保持器への負荷が発生しないようにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
NTN株式会社
玉軸受
4日前
NTN株式会社
加工装置
4日前
NTN株式会社
転がり軸受
4日前
NTN株式会社
送りねじ装置
4日前
NTN株式会社
モータユニット
今日
NTN株式会社
円すいころ軸受
4日前
NTN株式会社
オートテンショナ
4日前
NTN株式会社
摺動式等速自在継手
4日前
NTN株式会社
操舵システムおよび車両
4日前
NTN株式会社
摺動式等速自在継手及びこれを備えた車輪駆動装置
4日前
NTN株式会社
送りねじ装置及びこれに設けられる直動部材の製造方法
4日前
個人
流路体
1か月前
個人
クラッチ装置
2か月前
個人
免震留具
3か月前
個人
回転式配管用支持具
24日前
個人
固着具と成形品部材
1か月前
株式会社オンダ製作所
継手
1か月前
株式会社アイシン
駆動装置
1か月前
株式会社ミクニ
弁装置
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
個人
ベルトテンショナ
13日前
カヤバ株式会社
緩衝器
4日前
株式会社ミクニ
弁装置
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
矢崎化工株式会社
連結具
2か月前
協和工業株式会社
空気弁
1か月前
株式会社ナベル
直動機構
3か月前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
4日前
未来工業株式会社
固定体
3か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝装置
1か月前
個人
角型菅の連結構造及び工法
24日前
株式会社不二工機
電動弁
1か月前
株式会社ナジコ
自在継手
1か月前
株式会社不二工機
逆止弁
1か月前
続きを見る
他の特許を見る