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公開番号
2025033650
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139519
出願日
2023-08-30
発明の名称
液体吐出ヘッドおよびその製造方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B41J
2/16 20060101AFI20250306BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】配線基板と部材との線膨張係数が異なる場合、テンションが掛かった状態で配線基板を部材に接合させようとすると、温度変化によって配線基板に応力がかかり配線基板の配線が破断する虞がある。温度変化に対する信頼性の高い液体吐出ヘッドおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】液体吐出ヘッドは、液体を吐出するための素子が形成された素子基板と、前記素子基板を支持する支持部材と、前記素子基板と電気的に接続される配線基板と、を有する吐出モジュールと、前記吐出モジュールに接続し、前記素子基板が吐出する液体を供給するための流路が形成された流路部材と、を備えた液体吐出ヘッドであって、配線基板は、第1接着剤によって支持部材と接着され、硬化後のヤング率が第1接着剤よりも低い第2接着剤によって流路部材と接着する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を吐出するための素子が形成された素子基板と、
前記素子基板を支持する支持部材と、
前記素子基板と電気的に接続される配線基板と、
を有する吐出モジュールと、
前記吐出モジュールに接続し、前記素子基板が吐出する液体を供給するための流路が形成された流路部材と、
を備えた液体吐出ヘッドであって、
前記配線基板は、第1接着剤によって前記支持部材と接着され、硬化後のヤング率が前記第1接着剤よりも低い第2接着剤によって前記流路部材と接着されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記配線基板は、フレキシブル配線基板であり、
前記素子基板と前記フレキシブル配線基板との電気的な接続部は、第1封止剤によって封止されている請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記素子基板を囲って設けられた枠部材を更に備え、
前記フレキシブル配線基板は、硬化後のヤング率が前記第1接着剤よりも低い第3接着剤によって前記枠部材と接着されている請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記第2接着剤と前記第3接着剤とは、同じ接着剤である請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記第2接着剤の硬化後のヤング率は、前記第3接着剤の硬化後のヤング率と同等以下である請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記第1接着剤の硬化後のヤング率が0.4GPa以上10GPa以下であり、前記第2接着剤の硬化後のヤング率が0.005GPa以上0.5GPa以下である請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記素子基板と前記枠部材との間は、第2封止剤によって封止される請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記フレキシブル配線基板は、前記流路部材と前記枠部材とに挟まれ、挟まれた位置の一方の面が前記第2接着剤によって前記流路部材に接着され、他方の面が前記第3接着剤によって前記枠部材に接着されている請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
前記流路部材は、複数の前記吐出モジュールに接続する請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
液体を吐出するための素子が形成された素子基板と、
前記素子基板を支持する支持部材と、
前記素子基板と電気的に接続される配線基板と、
を有する吐出モジュールと、
前記吐出モジュールに接続し、前記素子基板が吐出する液体を供給するための流路が形成された流路部材と、
を備えた液体吐出ヘッドの製造方法であって、
前記配線基板を、第1接着剤によって前記支持部材と接着する工程と、
前記配線基板を、硬化後のヤング率が前記第1接着剤よりも低い第2接着剤によって前記流路部材と接着する工程と、
を有することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッドおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
液体を吐出して記録等を行う液体吐出ヘッドでは、シリコン基板を用いて製造された素子基板を備える。素子基板には一般的に配線基板が電気的に接続される。そのような配線基板は、素子基板を含む複数の部材にまたがって接合される。部材と配線基板とは異なる材料であることが多く、線膨張係数が異なる場合がある。配線基板と部材との線膨張係数が異なる場合、テンションが掛かった状態で配線基板を部材に接合させようとすると、温度変化によって配線基板に応力がかかり配線基板の配線が破断する虞がある。
【0003】
特許文献1には、素子基板と支持部材との間に配線基板を接着する際に、配線基板の両端部で異なる接着剤を用いることが記載されている。そして、一方の端部を接着する第1接着剤と他方の端部を接着する第2接着剤との間の最短距離を、第1接着剤と第2接着剤との間の配線基板に沿った距離より短くすることで配線基板にテンションが掛かり難くして温度変化に対する信頼性を高めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-97159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のように、配線基板に弛みを持たせることでテンションが掛かり難くする方法があるが、配線基板につくる弛みの制御は接着剤の量、厚み、幅等制御が難しく、接着剤の量等の制御が適切にできなかった場合、配線が破断する虞がある。
【0006】
よって本発明は、温度変化に対する信頼性の高い液体吐出ヘッドおよびその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そのため本発明の液体吐出ヘッドは、液体を吐出するための素子が形成された素子基板と、前記素子基板を支持する支持部材と、前記素子基板と電気的に接続される配線基板と、を有する吐出モジュールと、前記吐出モジュールに接続し、前記素子基板が吐出する液体を供給するための流路が形成された流路部材と、を備えた液体吐出ヘッドであって、前記配線基板は、第1接着剤によって前記支持部材と接着され、硬化後のヤング率が前記第1接着剤よりも低い第2接着剤によって前記流路部材と接着されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、温度変化に対する信頼性の高い液体吐出ヘッドおよびその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
液体吐出装置の要部を示す斜視図である。
液体吐出ヘッドを示した斜視図である。
液体吐出ヘッドを構成する各部品又はユニットの分解斜視図である。
吐出モジュールを示した斜視図である。
封止剤塗布前の吐出モジュールを示した図である。
封止剤塗布後の吐出モジュールを示した図である。
液体吐出ヘッドを示した斜視図である。
図7におけるVIII-VIIIにおける断面図である。
図8のB部を示した拡大図である。
液体吐出ユニットの製造工程を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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