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公開番号2025033199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023138755
出願日2023-08-29
発明の名称包装箱
出願人株式会社トーモク
代理人個人
主分類B65D 5/355 20060101AFI20250306BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 胴部が稜線に沿ってきれいに破断される包装箱を提供する。
【解決手段】 複数の側板21,22が胴部折目線aを介して連設されることで形成された有底角筒状の胴部2と、側板21,22の上端縁にフラップ折目線b,dを介してそれぞれ連設された蓋フラップ31,32と、を備える包装箱1である。胴部2には、胴部折目線aに一以上の単位切れ目51が胴部折目線aに沿って配置されることで形成された破断可能部5が設けられている。単位切れ目51は、胴部折目線a上に沿って延びる縦切目線52と、縦切目線52の下端から下方に向かって所定の間隔を空けた位置から上方に向かって互いに離間しながら延びる2本の補助切目線53と、2本の補助切目線53で挟まれる領域である揺動可能部54と、を有する。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
複数の側板が胴部折目線を介して連設されることで形成された有底角筒状の胴部と、前記側板の上端縁にフラップ折目線を介してそれぞれ連設された蓋フラップと、を備える包装箱において、
前記胴部には、前記胴部折目線の上端から中間部まで一以上の単位切れ目が前記胴部折目線に沿って配置されることで形成された破断可能部が設けられ、
前記単位切れ目は、前記胴部折目線上に沿って延びる縦切目線と、前記縦切目線の下端から下方に向かって所定の間隔を空けた位置から前記胴部折目線を挟む一対の側板のそれぞれに設けられ、上方に向かって互いに離間しながら延びる2本の補助切目線と、前記2本の補助切目線で挟まれる領域である揺動可能部と、を有することを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
請求項1記載の包装箱において、
前記補助切目線は、下方に向かって凸状に湾曲または屈曲して延びることを特徴とする包装箱。
【請求項3】
請求項1または2に記載の包装箱において、
前記側板には、その両側縁に設けられた前記破断可能部の下端同士を繋ぎ、前記フラップ折目線と並行に延びる補助折目線が形成されていることを特徴とする包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内容積を変更可能な包装箱に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から内容積を変更可能とした包装箱が知られている(例えば特許文献1参照)。従来の包装箱は、所謂A式の包装箱であって、垂直方向の稜線上に沿ってその上端から中間部までミシン目が設けられている。この包装箱によれば、短側面を後方に引き倒すことで、ミシン目に沿って胴部を破断できる。そして、短側面を破断させたミシン目の下端同士を結ぶように包装箱の内方に向かって水平に折り曲げた後、長側面も該下端同士を結ぶように折り曲げて端側面の外表面に重合させることで、当初の第1状態よりも全高を低くして内容積を減らした第2状態で封緘することができる。
【0003】
このように、従来の包装箱は、短側面を後方に引き倒すと、両長側面がこれに抗するように短側面を支持しようとするため、ミシン目を稜線上に沿ってきれいに裂くことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-104384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、後方に引き倒した短側面は、最終的に包装箱の内方に向かって再度折り曲げられるものである。そのため、後方に引き倒してから内方に折り曲げるより、内方に押し込んでミシン目を破断させながら折り曲げられれば、工数が減るので望ましく、特に、封緘を装置によってオートメーション化する場合、後方に引き倒してから内方に折り曲げる工程では、装置の変位方向が増えて構造が複雑になってしまう。
【0006】
もっとも従来の包装箱では、短側面を内方に押し込んだ場合、両長側面の水平方向中間部が外方に膨らむことで、短側面が押される外力を吸収するためミシン目を破断させにくいという問題がある。
【0007】
また、短側面を内方に押し込んでいくと、ミシン目を構成する直線状の単位切れ目は、横方向に開かれて、上方からV字形状に変形される。そうすると、該単位切れ目と次の単位切れ目との隙間の未切断部は、稜線から短側面に偏倚して斜めに破断されていく。
【0008】
これにより、従来の包装箱では、短側面を内方に押し込んだ場合、短側面の側端縁には凹状の破断跡(ギザギザした部分)が発生し、長側面の側端縁には凸状の破断跡(ギザギザした部分)が発生する。そして、このような破断跡が発生すると、フラップを再度折り曲げたときに、フラップを重ね合わせた端縁が破断跡で凸凹して封緘しにくいという次なる問題も生じさせる。
そこで、本発明は、胴部の一部を内方に押し込んだ際に、胴部が稜線に沿ってきれいに破断される包装箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の包装箱は、複数の側板が胴部折目線を介して連設されることで形成された有底角筒状の胴部と、前記側板の上端縁にフラップ折目線を介してそれぞれ連設された蓋フラップと、を備える包装箱において、前記胴部には、前記胴部折目線の上端から中間部まで一以上の単位切れ目が前記胴部折目線に沿って配置されることで形成された破断可能部が設けられ、前記単位切れ目は、前記胴部折目線上に沿って延びる縦切目線と、前記縦切目線の下端から下方に向かって所定の間隔を空けた位置から前記胴部折目線を挟む一対の側板のそれぞれに設けられ、上方に向かって互いに離間しながら延びる2本の補助切目線と、前記2本の補助切目線で挟まれる領域である揺動可能部と、を有することを特徴とする(以下、「第1の本発明の包装箱」という。)。
【0010】
第1の本発明の包装箱では、胴部に胴部折目線の上端から中間部まで一以上の単位切れ目が該胴部折目線に沿って配置されることで形成された破断可能部が設けられているため、一の側板を内方に押し込むことで、胴部を胴部折目線(稜線と一致)に沿って破断させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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