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公開番号
2025032733
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023138189
出願日
2023-08-28
発明の名称
半導体装置
出願人
住友電工デバイス・イノベーション株式会社
代理人
弁理士法人片山特許事務所
主分類
H01L
21/60 20060101AFI20250305BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ボンディングワイヤの検査が可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、ベース11と、前記ベース上に設けられた半導体チップ20を含む1または複数のチップと、前記1または複数のチップの少なくとも1つのチップに接続される第1ボンディングワイヤ32と、前記ベースの厚さ方向から見て前記第1ボンディングワイヤの延伸方向と交差する方向に延伸する第2ボンディングワイヤ41から44と、前記ベース上に設けられ、前記1または複数のチップ、前記第1ボンディングワイヤおよび前記第2ボンディングワイヤを封止する樹脂層と、前記第1ボンディングワイヤと前記第2ボンディングワイヤとは接触しておらず、前記第1ボンディングワイヤが前記第2ボンディングワイヤの方に傾いたときに、前記第1ボンディングワイヤは前記第2ボンディングワイヤに接触可能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ベースと、
前記ベース上に設けられた半導体チップを含む1または複数のチップと、
前記1または複数のチップの少なくとも1つのチップに接続される第1ボンディングワイヤと、
前記ベースの厚さ方向から見て前記第1ボンディングワイヤの延伸方向と交差する方向に延伸する第2ボンディングワイヤと、
前記ベース上に設けられ、前記1または複数のチップ、前記第1ボンディングワイヤおよび前記第2ボンディングワイヤを封止する樹脂層と、
前記第1ボンディングワイヤと前記第2ボンディングワイヤとは接触しておらず、前記第1ボンディングワイヤが前記第2ボンディングワイヤの方に傾いたときに、前記第1ボンディングワイヤは前記第2ボンディングワイヤに接触可能である半導体装置。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記第1ボンディングワイヤに直流的に接続される第1端子と、
前記第2ボンディングワイヤに直流的に接続される第2端子と、
を備え、
前記第1端子と前記第2端子とは直流的に接続されていない請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1ボンディングワイヤが前記ベースの厚さ方向から前記第2ボンディングワイヤの方に45°以上傾いたときに、前記第1ボンディングワイヤは前記第2ボンディングワイヤに接触可能である請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第2ボンディングワイヤのうち前記ベースから最も遠い点は、前記ベースの厚さ方向から見て前記第2ボンディングワイヤを3分割したときに、3分割された部分のうち前記第1ボンディングワイヤに最も近い部分に位置する請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記ベースの厚さ方向から見て、前記第1ボンディングワイヤの延伸する方向と前記第2ボンディングワイヤの延伸する方向とのなす角度は45°以上である請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第2ボンディングワイヤは、前記第1ボンディングワイヤを挟むように少なくとも2つ設けられている請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第2ボンディングワイヤの両端は、前記ベースに接合される請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1ボンディングワイヤの両端は前記1または複数のチップのうち1つのチップ上に接合され、
前記第2ボンディングワイヤの両端のうち前記第1ボンディングワイヤに近い方の第1端は前記1つのチップ上に接合されている請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1ボンディングワイヤは、信号を伝送するボンディングワイヤのうち最も長い請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1ボンディングワイヤは高周波信号を伝送する請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
導電性のベース上にチップを実装し、チップにボンディングワイヤを接続することが知られている(例えば特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-113284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
チップとボンディングワイヤを樹脂封止するときに、ボンディングワイヤの形状が変わると、特性が変化してしまう。封止樹脂内のボンディングワイヤの形状を検査するために、X線透過検査装置を用いると、製造工数が増大する。
【0005】
本開示は、上記課題に鑑みなされたものであり、ボンディングワイヤの検査を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態は、ベースと、前記ベース上に設けられた半導体チップを含む1または複数のチップと、前記1または複数のチップの少なくとも1つのチップに接続される第1ボンディングワイヤと、前記ベースの厚さ方向から見て前記第1ボンディングワイヤの延伸方向と交差する方向に延伸する第2ボンディングワイヤと、前記ベース上に設けられ、前記1または複数のチップ、前記第1ボンディングワイヤおよび前記第2ボンディングワイヤを封止する樹脂層と、前記第1ボンディングワイヤと前記第2ボンディングワイヤとは接触しておらず、前記第1ボンディングワイヤが前記第2ボンディングワイヤの方に傾いたときに、前記第1ボンディングワイヤは前記第2ボンディングワイヤに接触可能である半導体装置である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ボンディングワイヤの検査を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例1に係る半導体装置の平面図である。
図2は、図1のA-A断面図である。
図3は、図1のB-B断面図である。
図4は、実施例1に係る半導体装置における1個のセットの回路図である。
図5は、実施例1に係る半導体装置の製造方法を示すフローチャートである。
図6は、比較例1に係る半導体装置の断面図である。
図7は、図6のA-A断面図である。
図8は、実施例1に係る半導体装置の断面図である。
図9は、実施例1におけるボンディングワイヤのY方向から見た側面図である。
図10は、実施例1におけるボンディングワイヤのX方向から見た側面図である。
図11は、実施例1におけるボンディングワイヤの平面図である。
図12は、実施例1におけるボンディングワイヤの平面図である。
図13は、実施例2に係る半導体装置の平面図である。
図14は、図13のA-A断面図である。
図15は、実施例2に係る半導体装置における1個のセットの回路図である。
図16は、実施例3に係る半導体装置の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本開示の一実施形態は、ベースと、前記ベース上に設けられた半導体チップを含む1または複数のチップと、前記1または複数のチップの少なくとも1つのチップに接続される第1ボンディングワイヤと、前記ベースの厚さ方向から見て前記第1ボンディングワイヤの延伸方向と交差する方向に延伸する第2ボンディングワイヤと、前記ベース上に設けられ、前記1または複数のチップ、前記第1ボンディングワイヤおよび前記第2ボンディングワイヤを封止する樹脂層と、前記第1ボンディングワイヤと前記第2ボンディングワイヤとは接触しておらず、前記第1ボンディングワイヤが前記第2ボンディングワイヤの方に傾いたときに、前記第1ボンディングワイヤは前記第2ボンディングワイヤに接触可能である半導体装置である。これにより、第1ボンディングワイヤの傾きを検出できる。
(2)上記(1)において、前記第1ボンディングワイヤに直流的に接続される第1端子と、前記第2ボンディングワイヤに直流的に接続される第2端子と、を備え、前記第1端子と前記第2端子とは直流的に接続されていなくてもよい。これにより、第1ボンディングワイヤの傾きを検出できる。
(3)上記(1)または(2)において、前記第1ボンディングワイヤが前記ベースの厚さ方向から前記第2ボンディングワイヤの方に45°以上傾いたときに、前記第1ボンディングワイヤは前記第2ボンディングワイヤに接触可能であってもよい。これにより、第1ボンディングワイヤの傾きを検出できる。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、前記第2ボンディングワイヤのうち前記ベースから最も遠い点は、前記ベースの厚さ方向から見て前記第2ボンディングワイヤを3分割したときに、3分割された部分のうち前記第1ボンディングワイヤに最も近い部分に位置してもよい。これにより、第1ボンディングワイヤの傾きを検出できる。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記ベースの厚さ方向から見て、前記第1ボンディングワイヤの延伸する方向と前記第2ボンディングワイヤの延伸する方向とのなす角度は45°以上であってもよい。これにより、第1ボンディングワイヤの特性への第2ボンディングワイヤの影響を小さくできる。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、前記第2ボンディングワイヤは、前記第1ボンディングワイヤを挟むように少なくとも2つ設けられていてもよい。これにより、第1ボンディングワイヤのいずれの方向への傾きも検出できる。
(7)上記(1)から(6)のいずれかにおいて、前記第2ボンディングワイヤの両端は、前記ベースに接合されてもよい。これにより、第2ボンディングワイヤを基準電位にすることができる。
(8)上記(1)から(7)のいずれかにおいて、前記第1ボンディングワイヤの両端は前記1または複数のチップのうち1つのチップ上に接合され、前記第2ボンディングワイヤの両端のうち前記第1ボンディングワイヤに近い方の第1端は前記1つのチップ上に接合されていてもよい。これにより、チップ上に接合された第1ボンディングワイヤの傾きを検出できる。
(9)上記(1)から(8)のいずれかにおいて、前記第1ボンディングワイヤは、信号を伝送するボンディングワイヤのうち最も長くてもよい。これにより、傾きやすい第1ボンディングワイヤの傾きを検出できる。
(10)上記(1)から(9)のいずれかにおいて、前記第1ボンディングワイヤは高周波信号を伝送してもよい。これにより、第1ボンディングワイヤの高周波特性の変化を検出できる。
(11)上記(10)において、前記1または複数のチップは、前記半導体チップと受動素子チップとを含み、前記第1ボンディングワイヤは、前記半導体チップと前記受動素子チップとを電気的に接続してもよい。これにより、調整の難しい第1ボンディングワイヤの傾きを検出できる。
【0010】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態にかかる半導体装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(【0011】以降は省略されています)
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