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公開番号
2025031506
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2024068602
出願日
2024-04-19
発明の名称
樹脂組成物及び成形品
出願人
株式会社TBM
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
23/00 20060101AFI20250228BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】本発明の課題は、無機物質粉末を高充填した樹脂成形品における機械的特性のばらつきを抑制する技術を提供することである。
【解決手段】本発明は、熱可塑性樹脂と、所定の要件を満たす無機物質粉末とを含む樹脂組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
熱可塑性樹脂と無機物質粉末とを含む樹脂組成物であって、
前記樹脂組成物に対する前記無機物質粉末の含有量が、50質量%以上90質量%以下であり、
前記熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン系樹脂を含み、
前記無機物質粉末が、炭酸カルシウム粉末を主として含み、かつ、下記の要件を全て満たす、樹脂組成物。
(要件1)前記無機物質粉末1g当たりの鉛の含有量が19μg以下である。
(要件2)前記無機物質粉末を100質量%とした場合、アルカリ金属及びマグネシウムの総量が0.9質量%以下である。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記ポリオレフィン系樹脂が、ポリプロピレン系樹脂及び/又はポリエチレン系樹脂を含む、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記炭酸カルシウム粉末の含有量が、前記無機物質粉末に対して、80質量%以上である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記炭酸カルシウム粉末が、重質炭酸カルシウム粉末を含む、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
前記無機物質粉末が、さらに下記の要件を満たす、請求項1に記載の樹脂組成物。
(要件3)前記無機物質粉末1g当たりのヒ素の含有量が3μg以下である。
【請求項6】
前記重質炭酸カルシウム粉末が、JIS M-8511:2014に準じた空気透過法による平均粒子径が0.7μm以上6.0μm以下の重質炭酸カルシウム粉末を含む、請求項4に記載の樹脂組成物。
【請求項7】
熱可塑性樹脂と無機物質粉末とを含む成形品であって、
前記成形品に対する前記無機物質粉末の含有量が、50質量%以上90質量%以下であり、
前記熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン系樹脂を含み、
前記無機物質粉末が、炭酸カルシウム粉末を主として含み、かつ、下記の要件を全て満たす、成形品。
(要件1)前記無機物質粉末1g当たりの鉛の含有量が19μg以下である。
(要件2)前記無機物質粉末を100質量%とした場合、アルカリ金属及びマグネシウムの総量が0.9質量%以下である。
【請求項8】
前記成形品が、射出成形品、押出成形品、インフレーション成形品、真空成形品、及びブロー成形品のうちの何れかである、請求項7に記載の成形品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物及び成形品に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、環境負荷の低減等の観点から、樹脂成形品に対して無機物質粉末を高充填する試みがなされている(例えば、特許文献1)。
無機物質粉末を高充填した樹脂成形品は、一般的に、樹脂単体と比較して機械的特性(引張強度等)に優れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-158560号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、本発明者らは、無機物質粉末を高充填した樹脂成形品について、長期間にわたる使用等を経ると、樹脂劣化に起因すると思われる機械的特性のばらつきが生じ易いことを見出した。
【0005】
本発明は以上の実情に鑑みてなされたものであり、無機物質粉末を高充填した樹脂成形品における機械的特性のばらつきを抑制する技術の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、無機物質粉末を高充填した樹脂成形品において、微量成分含有量について所定の要件を満たす無機物質粉末を配合することで上記課題を解決出来る点を見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下を提供する。
【0007】
(1) 熱可塑性樹脂と無機物質粉末とを含む樹脂組成物であって、
前記樹脂組成物に対する前記無機物質粉末の含有量が、50質量%以上90質量%以下であり、
前記熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン系樹脂を含み、
前記無機物質粉末が、炭酸カルシウム粉末を主として含み、かつ、下記の要件を全て満たす、樹脂組成物。
(要件1)前記無機物質粉末1g当たりの鉛の含有量が19μg以下である。
(要件2)前記無機物質粉末を100質量%とした場合、アルカリ金属及びマグネシウムの総量が0.9質量%以下である。
【0008】
(2) 前記ポリオレフィン系樹脂が、ポリプロピレン系樹脂及び/又はポリエチレン系樹脂を含む、(1)に記載の樹脂組成物。
【0009】
(3) 前記炭酸カルシウム粉末の含有量が、前記無機物質粉末に対して、80質量%以上である、(1)に記載の樹脂組成物。
【0010】
(4) 前記炭酸カルシウム粉末が、重質炭酸カルシウム粉末を含む、(1)に記載の樹脂組成物。
(【0011】以降は省略されています)
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