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公開番号2025031146
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023137163
出願日2023-08-25
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および情報処理システム
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02J 3/00 20060101AFI20250228BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】省エネルギーの推進を図る。
【解決手段】情報処理装置10の処理部36は、管理対象Pに対する目標消費電力を取得し、管理対象Pに含まれる第1領域に設置された第1環境調整設備の第1設置位置および第1環境調整設備の第1時刻における第1設定値、並びに、管理対象Pに含まれる第2領域に設置された第2環境調整設備の第2設置位置および第2環境調整設備の第1時刻における第2設定値を含む設備情報を取得する。処理部36は、設備情報に基づいて、互いに異なる値となるように第1設定値と第2設定値とを調整したときの管理対象Pにおける総消費電力を推定する。処理部36は、総消費電力が目標消費電力以下となる調整された第1設定値および第2設定値を決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
処理部を備え、
前記処理部が、
管理対象に対する目標消費電力を取得し、
前記管理対象に含まれる第１領域に設置された第１環境調整設備の第１設置位置および前記第１環境調整設備の第１時刻における第１設定値、並びに、前記管理対象に含まれる第２領域に設置された第２環境調整設備の第２設置位置および前記第２環境調整設備の前記第１時刻における第２設定値を含む設備情報を取得し、
前記設備情報に基づいて、互いに異なる値となるように前記第１設定値と前記第２設定値とを調整したときの前記管理対象における総消費電力を推定し、
前記総消費電力が前記目標消費電力以下となる調整された前記第１設定値および前記第２設定値を決定する、
情報処理装置。
続きを表示（約 1,800 文字）【請求項２】
前記処理部が、
調整された前記第１設定値で前記第１環境調整設備を動作させ、調整された第２設定値で前記第２環境調整設備を動作させる、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記処理部が、
調整された前記第１設定値および調整された前記第２設定値に関する情報を出力する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記処理部が、
前記第１領域に存在する第１ユーザ数および前記第２領域に存在する第２ユーザ数を取得し、
前記第１ユーザ数および前記第２ユーザ数に基づいて、前記第１環境調整設備を調整された前記第１設定値としたときに前記第１領域に存在する第１推定ユーザ数、および前記第２環境調整設備を調整された前記第２設定値としたときに前記第２領域に存在する第２推定ユーザ数を推定し、
前記第１領域内に存在する前記第１推定ユーザ数に応じた前記第１環境調整設備の第１推定消費電力、および前記第２領域内に存在する前記第２推定ユーザ数に応じた前記第２環境調整設備の第２推定消費電力を算出し、
前記第１推定消費電力および前記第２推定消費電力の合計値を前記総消費電力として推定する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記処理部が、
前記総消費電力が前記目標消費電力以下であり、且つ、
前記総消費電力が最も低い、調整された前記第１設定値および調整された前記第２設定値のばらつきが最も大きい、前記総消費電力が前記目標消費電力に最も近い、または、調整された前記第１設定値および調整された前記第２設定値としたときの推定移動ユーザ数が最も少ない、調整された前記第１設定値および調整された前記第２設定値を決定する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項６】
処理部が、
管理対象に含まれる第１領域に設置された第１環境調整設備の第１設置位置および前記第１環境調整設備の第１時刻における第１設定値、並びに、前記管理対象に含まれる第２領域に設置された第２環境調整設備の第２設置位置および前記第２環境調整設備の前記第１時刻における第２設定値を含む設備情報を取得し、
前記設備情報に基づいて、互いに異なる値となるように前記第１設定値と前記第２設定値とを調整したときの前記管理対象における総消費電力を推定し、
前記総消費電力が前記目標消費電力以下となる調整された前記第１設定値および前記第２設定値を決定する、
情報処理方法。
【請求項７】
コンピュータに、
管理対象に対する目標消費電力を取得させ、
前記管理対象に含まれる第１領域に設置された第１環境調整設備の第１設置位置および前記第１環境調整設備の第１時刻における第１設定値、並びに、前記管理対象に含まれる第２領域に設置された第２環境調整設備の第２設置位置および前記第２環境調整設備の前記第１時刻における第２設定値を含む設備情報を取得させ、
前記設備情報に基づいて、互いに異なる値となるように前記第１設定値と前記第２設定値とを調整したときの前記管理対象における総消費電力を推定させ、
前記総消費電力が前記目標消費電力以下となる調整された前記第１設定値および前記第２設定値を決定させる、
情報処理プログラム。
【請求項８】
処理部を備えた情報処理装置と、管理対象に含まれる複数の領域の各々に設置され前記情報処理装置と通信可能に接続された環境調整設備と、を備えた情報処理システムであって、
前記処理部が、
管理対象に対する目標消費電力を取得し、
前記管理対象に含まれる第１領域に設置された第１環境調整設備の第１設置位置および前記第１環境調整設備の第１時刻における第１設定値、並びに、前記管理対象に含まれる第２領域に設置された第２環境調整設備の第２設置位置および前記第２環境調整設備の前記第１時刻における第２設定値を含む設備情報を取得し、
前記設備情報に基づいて、互いに異なる値となるように前記第１設定値と前記第２設定値とを調整したときの前記管理対象における総消費電力を推定し、
前記総消費電力が前記目標消費電力以下となる調整された前記第１設定値および前記第２設定値を決定する、
情報処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および情報処理システムに関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
ビル等の管理対象内に設置された空調設備等の環境調整設備の稼働状態を制御し、省エネルギーを実現するシステムが知られている。例えば、執務領域以外の領域の設備を停止制御するシステム、居室内の座席の利用状況に応じて環境調整設備の稼働状態を制御するシステム、ユーザの嗜好に応じた空調温度分布を設定するシステム、等が開示されている。
【０００３】
しかし従来技術では、管理対象全体の省エネルギーについての考慮がなされておらず、省エネルギーの推進を図ることが困難となる場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１１－４０４７号公報
特開２０１３－１８６８６１号公報
特開２０１９－２１９０９７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明が解決しようとする課題は、省エネルギーの推進を図ることができる、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および情報処理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
実施形態の情報処理装置は、処理部を備え、前記処理部が、管理対象に対する目標消費電力を取得し、前記管理対象に含まれる第１領域に設置された第１環境調整設備の第１設置位置および前記第１環境調整設備の第１時刻における第１設定値、並びに、前記管理対象に含まれる第２領域に設置された第２環境調整設備の第２設置位置および前記第２環境調整設備の前記第１時刻における第２設定値を含む設備情報を取得し、前記設備情報に基づいて、互いに異なる値となるように前記第１設定値と前記第２設定値とを調整したときの前記管理対象における総消費電力を推定し、前記総消費電力が前記目標消費電力以下となる調整された前記第１設定値および前記第２設定値を決定する。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
情報処理システムの模式図。
設備情報のデータ構成の模式図。
ユーザ数情報のデータ構成の模式図。
設定候補情報のデータ構成の模式図。
推定移動ユーザ数テーブルのデータ構成の模式図。
推定ユーザ数の推定結果を示す図。
推定テーブルのデータ構成の模式図。
推定消費電力の説明図。
総消費電力の推定結果の説明図。
総消費電力の推定結果の説明図。
情報処理の流れを示すフローチャート。
ハードウェア構成図。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下に添付図面を参照して、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および情報処理システムを詳細に説明する。
【０００９】
図１は、本実施形態の情報処理システム１の一例の模式図である。
【００１０】
情報処理システム１は、情報処理装置１０を備える。情報処理装置１０は、管理対象Ｐの省電力に関する処理を実行する。
（【００１１】以降は省略されています）

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