特許ウォッチ

公開番号2025030498
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135843
出願日2023-08-23
発明の名称フック
出願人株式会社LIXIL
代理人個人
主分類A47K 3/00 20060101AFI20250228BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】フックを設置対象に載せ置くことによってユーザの利便性を向上することができる技術を提供する。
【解決手段】フック12は、載置部50、接触部60、固定部70を備える。載置部50は、風呂蓋が載せられて風呂蓋を支持する。接触部60は、設置対象に載せ置かれ、設置対象に載置部50で受けた風呂蓋の荷重をかける。固定部70は、載置部50の基部51に形成されており、浴室の壁面に固定される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
風呂蓋が載せられて前記風呂蓋を支持する載置部と、
設置対象に載せ置かれ、前記設置対象に前記載置部で受けた前記風呂蓋の荷重をかける接触部と、
前記載置部の基部に形成されており、浴室の壁面に固定される固定部と、
を備えるフック。
続きを表示（約 310 文字）【請求項２】
前記接触部は、前記載置部の下方に延びるように形成された脚部を有する請求項１に記載のフック。
【請求項３】
前記脚部は、前記壁面寄りの位置に設けられている請求項２に記載のフック。
【請求項４】
前記設置対象は浴槽であり、
前記脚部から前記浴槽の側における前記浴槽の上縁部と前記載置部の下面との間に、前記風呂蓋の端部を入れるための空間が形成される請求項２に記載のフック。
【請求項５】
前記脚部と前記壁面との間に隙間がある請求項２に記載のフック。
【請求項６】
前記脚部は、少なくとも下端部が軟質材で形成されている請求項２に記載のフック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、風呂蓋を収容するためのフックに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
浴槽に載せ置かれる風呂蓋は、入浴時などには浴槽に接する壁面に設けられたフックと壁面との間に挟まれるようにして支持され、ユーザの邪魔にならないように収容される。
【０００３】
特許文献１には従来の風呂蓋用の支持装置が開示されている。支持装置は、風呂蓋の下部を支持するほぼ直方体形状の固着部材と板状の係止部材とからなる端面が上向きＬ形状の鈎形を呈する左右一対の下側支持体と、風呂蓋の上部を支持するほぼ直方体形状の固着部材と板状の係止部材とからなる端面が下向きＬ形状の鈎形を呈する少なくとも１つの上側支持体とからなる。上側支持体は、係止部材を上下方向に昇降可能で下降した状態で風呂蓋を係止状態とし、上昇させた状態で風呂蓋の係止状態を解除可能としてある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１４－１４７４０５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本願発明者は、風呂蓋を支持するフックの荷重の受け方および配置について検討し、次の新たな認識を得た。特許文献１のフックは、壁面にねじを用いて固定されているため、配置が制限され、フックの取付が必ずしも容易ではないことから、ユーザの利便性を向上するうえで、特許文献１の開示技術に改良の余地があるとの認識を得た。
【０００６】
本開示の目的の１つは、フックを設置対象に載せ置くことによってユーザの利便性を向上することができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示のフックは、風呂蓋が載せられて前記風呂蓋を支持する載置部と、設置対象に載せ置かれ、前記設置対象に前記載置部で受けた前記風呂蓋の荷重をかける接触部と、前記載置部の基部に形成されており、浴室の壁面に固定される固定部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施形態に係るフック装置が設けられた浴室内の斜視図である。
下側のフックの斜視図である。
下側のフックの正面図である。
下側のフックの側面図である。
下側のフックの背面図である。
フックの使用状態を説明するための模式図である。
フックの使用状態を説明するための模式図である。
背面側の隙間について説明するための模式図である。
フックを洗い場床に置いた使用状態を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、実施形態を説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面では、説明の便宜のため、適宜、構成要素の一部を省略、拡大、縮小する。図面は符号の向きに合わせて見るものとする。本明細書で言及する構造及び形状には、言及している形状に厳密に一致する構造及び形状のみでなく、寸法誤差及び製造誤差等の誤差の分だけずれた構造及び形状も含まれる。本明細書での「接続」、「固定」、「取り付け」、「支持」とは、特に明示がない限り、言及している条件を二者が直接的に満たす場合の他に、他の部材を介して満たす場合も含む。
【００１０】
（実施形態）図１を参照する。浴室１００は、浴槽９０、洗い場床９１などを有する。浴槽９０および洗い場床９１は、壁面９２および９３によって囲まれている。風呂蓋８は、浴槽９０に溜めたお湯を保温しておく際に浴槽９０の上縁部９０ａに載せ置かれる。風呂蓋８は、入浴時に浴槽９０の上から外し、壁面９２および９３に添うように立てられて収容される。図１では、壁面９２にフック装置１が設けられている。フック装置１は、壁面９３に設けてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許