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公開番号
2025029659
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023134403
出願日
2023-08-22
発明の名称
穿孔装置用の集塵カバーホルダ及びそれを備えた集塵カバー装置
出願人
株式会社ミヤナガ
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
B28D
7/02 20060101AFI20250228BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約
【課題】穿孔装置用の集塵カバーホルダにおいて、部品点数を削減しながらも穿孔装置を支持する際の安定性を良好にする。
【解決手段】ドリルツールと、ドリルツールがシャンク部にて装着されたドリル駆動装置と、を備えた穿孔装置に取り付けられ、かつ、集塵カバーを支持する集塵カバーホルダであって、集塵カバーを支持するカバー支持部と、軸受嵌合穴と、を有するホルダプレートと、ホルダプレートの軸受嵌合穴に嵌合した滑り軸受と、を備え、滑り軸受は、シャンク部が挿通される挿通空間と、挿通空間を画定し且つシャンク部の外周面に摺動自在に面接触する内周面と、を有する円筒部と、シャンク部が挿通される挿通孔と、ドリル駆動装置の先端面に面接触するように軸線方向の基端側に向いた平坦な座面と、を有し、軸線方向の基端側から円筒部の挿通空間を閉鎖する底板部と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
刃先及びシャンク部を有するドリルツールと、前記ドリルツールが前記シャンク部にて装着されたドリル駆動装置と、を備えた穿孔装置に取り付けられ、かつ、集塵カバーを支持する集塵カバーホルダであって、
前記集塵カバーを支持するカバー支持部と、軸受嵌合穴と、を有するホルダプレートと、
前記ホルダプレートの前記軸受嵌合穴に嵌合した滑り軸受と、を備え、
前記滑り軸受の軸線方向において、前記刃先が位置する側を先端側と定義し、かつ、前記ドリル駆動装置が位置する側を基端側と定義し、
前記滑り軸受は、
前記シャンク部が挿通される挿通空間と、前記挿通空間を画定し且つ前記シャンク部の外周面に摺動自在に面接触する内周面と、を有する円筒部と、
前記シャンク部が挿通される挿通孔と、前記ドリル駆動装置の先端面に面接触するように前記軸線方向の前記基端側に向いた平坦な座面と、を有し、前記軸線方向の前記基端側から前記円筒部の前記挿通空間を閉鎖する底板部と、
を有する、穿孔装置用の集塵カバーホルダ。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記滑り軸受は、金属製である、請求項1に記載の穿孔装置用の集塵カバーホルダ。
【請求項3】
前記シャンク部は、前記ドリル駆動装置に結合される第1軸部と、前記軸線方向の前記先端側にて前記第1軸部に隣接して前記第1軸部よりも大径の第2軸部と、前記軸線方向の前記先端側にて前記第2軸部に隣接して前記第2軸部よりも大径の第3軸部と、を有し、
前記底板部の前記挿通孔を画定する内周縁は、前記第1軸部の外周面に摺動自在に接触するように構成され、
前記円筒部の前記内周面は、前記第2軸部の外周面に摺動自在に面接触するように構成され、
前記軸線方向の前記先端側における前記円筒部の先端面は、前記軸線方向の前記基端側における前記第3軸部の基端面に面接触するように構成されている、請求項1に記載の穿孔装置用の集塵カバーホルダ。
【請求項4】
止め輪を更に備え、
前記滑り軸受は、
前記滑り軸受の径方向の外方に前記円筒部から突出したフランジ部と、
前記軸線方向に前記フランジ部から距離をあけた位置において、前記円筒部の外周面に形成されて周方向に延びた環状溝部と、
を更に有し、
前記止め輪は、前記環状溝部に嵌められ、
前記ホルダプレートの内周部は、前記軸線方向において前記フランジ部と前記止め輪とにより挟まれている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の穿孔装置用の集塵カバーホルダ。
【請求項5】
前記ホルダプレートは、前記フランジ部の外周縁に前記径方向に対向する周状突起部を更に有する、請求項4に記載の穿孔装置用の集塵カバーホルダ。
【請求項6】
前記ホルダプレートの外周縁は、前記軸線方向から見て複数の凹部を有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の穿孔装置用の集塵カバーホルダ。
【請求項7】
円環状の防塵キャップを更に備え、
前記ホルダプレートは、前記滑り軸受から径方向の外方に距離をあけた位置で前記軸線方向の前記先端側に突出した環状凸部を更に有し、
前記防塵キャップは、前記環状凸部と前記滑り軸受との間に嵌められる、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の穿孔装置用の集塵カバーホルダ。
【請求項8】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の前記集塵カバーホルダと、
前記集塵カバーホルダに支持される集塵カバーと、を備え、
前記集塵カバーは、
前記集塵カバーホルダの前記ホルダプレートの前記カバー支持部に取り付けられる被支持部を含むベース体と、
前記ベース体に固定され、前記ベース体の外周部から前記軸線方向の前記先端側に突出する円筒状の蛇腹体と、
を有する、集塵カバー装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、穿孔装置用の集塵カバーホルダ及びそれを備えた集塵カバー装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、穿孔装置用の集塵カバーホルダが開示されている。前記穿孔装置は、刃先及びシャンク部を有するドリルツールと、前記ドリルツールが前記シャンク部にて装着されたドリル駆動装置と、を備える。前記集塵カバーホルダは、穿孔装置に取り付けられ、かつ、集塵カバーを支持する。前記集塵カバーホルダは、その先端部に配置されたオイルレスメタルと、その基端部に配置されたボール軸受と、を備えている。前記ボール軸受及び前記オイルレスメタルが、前記シャンク部に接触して、前記シャンク部を回転可能に支持する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-259960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記集塵カバーホルダでは、部品点数が多くなる。部品点数の削減に際しては、穿孔装置を支持する際の安定性を良好にするために改善の余地がある。
【0005】
そこで、本開示は、穿孔装置用の集塵カバーホルダにおいて、部品点数を削減しながらも穿孔装置を支持する際の安定性を良好にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る集塵カバーホルダは、刃先及びシャンク部を有するドリルツールと、前記ドリルツールが前記シャンク部にて装着されたドリル駆動装置と、を備えた穿孔装置に取り付けられ、かつ、集塵カバーを支持する集塵カバーホルダであって、前記集塵カバーを支持するカバー支持部と、軸受嵌合穴と、を有するホルダプレートと、前記ホルダプレートの前記軸受嵌合穴に嵌合した滑り軸受と、を備え、前記滑り軸受の軸線方向において、前記刃先が位置する側を先端側と定義し、かつ、前記ドリル駆動装置が位置する側を基端側と定義し、前記滑り軸受は、前記シャンク部が挿通される挿通空間と、前記挿通空間を画定し且つ前記シャンク部の外周面に摺動自在に面接触する内周面と、を有する円筒部と、前記シャンク部が挿通される挿通孔と、前記ドリル駆動装置の先端面に面接触するように前記軸線方向の前記基端側に向いた平坦な座面と、を有し、前記軸線方向の前記基端側から前記円筒部の前記挿通空間を閉鎖する底板部と、を有する。
【0007】
本開示の一態様によれば、滑り軸受の円筒部の内周面と滑り軸受の底板部の挿通孔を画定する内周縁とがドリルツールに安定的に接触するため、滑り軸受の径方向において集塵カバーホルダがシャンク部に安定的に支持される。また、ドリル駆動装置の先端面が滑り軸受の底板部の座面に面接触にて押し当てられることで、滑り軸受の軸線方向において集塵カバーホルダがシャンク部に安定的に支持される。よって、部品点数を少なくしながらも穿孔装置に対して集塵カバーホルダがグラつくことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る穿孔装置アッセンブリを示す概略図である。
図2は、図1の集塵カバーホルダの平面図である。
図3は、図1の集塵カバーホルダの側面図である。
図4は、図3のIV-IV線断面図である。
図5は、図1の集塵カバー装置及びその周辺部分を拡大し、集塵カバー装置を図3のIV-IV線に対応する箇所で切断し、ドリルツールの外観を現した図である。
図6は、図5の滑り軸受及びその周辺部分を拡大し、集塵カバー装置に加えてドリルツールも図3のIV-IV線に対応する箇所で切断した断面図である。
図7は、ホルダプレートと滑り軸受との間に防塵キャップを嵌めた状態で、集塵カバーホルダを図3のIV-IV線に対応する箇所で切断し、防塵キャップ及びその周辺部分を拡大した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施形態を説明する。なお、以下の説明では、ドリルツール20の回転軸線AXが延びる方向を軸線方向及び上下方向として定義する。
【0010】
図1は、実施形態に係る穿孔装置アッセンブリ1を示す概略図である。図1に示すように、穿孔装置アッセンブリ1は、穿孔装置2と、穿孔装置2に取り付けられた集塵カバー装置3と、を備える。穿孔装置アッセンブリ1は、穿孔対象Wの被穿孔箇所Waを集塵カバー装置3により覆った状態で、被穿孔箇所Waを穿孔装置2により穿孔する。
(【0011】以降は省略されています)
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