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公開番号2025028672
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-03
出願番号2023133624
出願日2023-08-18
発明の名称ロータリーキルンの操業方法、熱処理装置
出願人住友金属鉱山株式会社
代理人個人,個人
主分類F27B 7/34 20060101AFI20250221BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約【課題】ロータリーキルン内の炉壁表面に形成された固着物について、操業を止めることなく除去できるロータリーキルンの操業方法を提供することを目的とする。
【解決手段】ロータリーキルン内の炉壁表面に形成された固着物に対してマイクロ波を照射して加熱する加熱工程を有するロータリーキルンの操業方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ロータリーキルン内の炉壁表面に形成された固着物に対してマイクロ波を照射して加熱する加熱工程を有するロータリーキルンの操業方法。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記加熱工程では、マイクロ波の照射領域が、前記ロータリーキルン内の上方に位置する前記固着物の前記ロータリーキルンと接する部分を含むように、マイクロ波を照射する請求項1に記載のロータリーキルンの操業方法。
【請求項3】
前記ロータリーキルンの長手方向の両端部間にスクープフィーダを有しており、前記スクープフィーダを介して前記ロータリーキルン内の原料に添加材を投入する添加材投入工程をさらに有する請求項1または請求項2に記載のロータリーキルンの操業方法。
【請求項4】
前記ロータリーキルンに供給する原料がニッケル酸化鉱である請求項1または請求項2に記載のロータリーキルンの操業方法。
【請求項5】
ロータリーキルンと、
前記ロータリーキルン内の炉壁表面に形成された固着物に対してマイクロ波を照射するマイクロ波照射装置と、を有する熱処理装置。
【請求項6】
前記マイクロ波照射装置は、マイクロ波を発振する発振機と、前記発振機で発振したマイクロ波を前記ロータリーキルン内に導波する導波路と、前記導波路の前記ロータリーキルン内に配置された端部の位置を変更する位置変更装置と、を有する請求項5に記載の熱処理装置。
【請求項7】
前記マイクロ波照射装置は、前記ロータリーキルンの外周に沿って配置された架線と、前記架線と接することで前記架線を介して電力を取得する集電装置と、を有する請求項5または請求項6に記載の熱処理装置。
【請求項8】
前記ロータリーキルンの長手方向の両端部間に配置されたスクープフィーダを有する請求項5または請求項6に記載の熱処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータリーキルンの操業方法、熱処理装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、フェロニッケル製錬において、原料のニッケル酸化鉱を乾燥するとともに部分還元を行うロータリーキルンの操業方法であって、前記ロータリーキルンの途中にスクープフィーダを設け、該スクープフィーダを介して、水分が2~5重量%の石炭を該ロータリーキルン内に投入することを特徴とするロータリーキルンの操業方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-141719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ロータリーキルンは略円筒形状を有しており、通常、一方の端部側から原料である被処理物を投入し、他方の端部側からバーナー等の加熱手段で加熱される。ロータリーキルンは他方の端部側が低くなるように配置され、中心軸を軸として回転することで、投入された被処理物は他方の端部側へと徐々に移動しながら加熱される。そして、他方の端部側に設けられた排出口から、熱処理を終え、得られた生成物が排出されることになる。
【0005】
ところで、ロータリーキルンを操業していると、供給された原料等が、他方の端部側に設けられた加熱手段近くの高温部で一部溶融し、炉壁に付着して盛り上がり、リングとも呼ばれる固着物を形成する場合がある。上記固着物は、例えばロータリーキルン内の炉壁表面に環状に形成されるが、固着物が成長するとロータリーキルンが閉塞状態に近づく場合もある。ロータリーキルンが固着物により閉塞状態に近づくと、原料の移動が阻害されることになるので、操業を続けることができなくなる。
【0006】
炉壁に付着した固着物の除去には、該固着物を棒等でつついたり、ロータリーキルン全体に衝撃を与えたりして物理的に落としたり、加熱手段を止めた後に小型バーナーを炉内に持ち込んで、固着物を溶かすなどの作業が必要であった。
【0007】
そこで上記従来技術が有する問題に鑑み、本発明の一側面では、ロータリーキルン内の炉壁表面に形成された固着物について、操業を止めることなく除去できるロータリーキルンの操業方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため本発明の一態様によれば、
ロータリーキルン内の炉壁表面に形成された固着物に対してマイクロ波を照射して加熱する加熱工程を有するロータリーキルンの操業方法を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、ロータリーキルン内の炉壁表面に形成された固着物について、操業を止めることなく除去できるロータリーキルンの操業方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る熱処理装置の模式図である。
図2は、図1のA-A´線での断面図である。
図3は、図2のB-B´線での断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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