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公開番号
2025028631
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-03
出願番号
2023133557
出願日
2023-08-18
発明の名称
点検装置
出願人
株式会社TMEIC
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
H01F
27/42 20060101AFI20250221BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】変流器の一次側に電流を流す前に、変流器の二次側回路の点検の一環として、変流器の二次側が接続状態か開放状態かを確認することのできる技術を提供する。
【解決手段】点検装置10は、変流器2の二次側に接続される二次側回路3と直列に接続され、発電機21を用いて生成した直流電流を二次側配線4bに流して変流器2の二次側が接続状態か開放状態かを確認するように構成された確認回路20と、二次側配線4bに設けられ二次側回路3の点検において、確認回路20を二次側配線4bに接続し、点検以外において、確認回路20を二次側配線4bから切り離すように構成された切替開閉器30と、を備える。確認回路20は、点検において、変流器2の二次側が接続状態と判定された場合、変流器2の二次側の接続状態が正常であることを通知し、変流器2の二次側が開放状態と判定された場合、当該通知を行わない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
変流器の二次側に接続される二次側回路と直列に接続され、発電機を用いて生成した直流電流を二次側配線に流して前記変流器の二次側が接続状態か開放状態かを確認するように構成された確認回路と、
前記二次側配線に設けられ前記二次側回路の点検において、前記確認回路を前記二次側配線に接続し、前記点検以外において、前記確認回路を前記二次側配線から切り離すように構成された切替開閉器と、
を備え、
前記確認回路は、前記点検において、
前記変流器の二次側が前記接続状態と判定された場合、前記変流器の二次側の接続状態が正常であることを通知し、
前記変流器の二次側が前記開放状態と判定された場合、前記通知を行わないように構成された
ことを特徴とする点検装置。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の点検装置であって、
前記確認回路は、
一定の直流電流を前記二次側配線に出力する定電流回路と、
端子間に設けられ、前記端子間の電圧が異常電圧となる場合、前記端子間を短絡する過電圧保護素子と、
を備える
ことを特徴とする点検装置。
【請求項3】
請求項1に記載の点検装置であって、
前記切替開閉器は、
前記二次側配線上に設けられ、前記確認回路の端子の一端と前記二次側配線との遮断と接続とを切り替える第1切替開閉器と、
前記二次側配線上において前記第1切替開閉器よりも前記変流器から離れた位置に設けられ、前記第1切替開閉器に連動して前記確認回路の端子の他端と前記二次側配線との遮断と接続とを切り替える第2切替開閉器と、
を含む
ことを特徴とする点検装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の点検装置であって、
前記点検以外において、前記確認回路と前記二次側配線とを誤って接続しないように前記切替開閉器を固定するロック構造を更に備える
ことを特徴とする点検装置。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の点検装置であって、
前記発電機は、手回し発電機である
ことを特徴とする点検装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、変流器の二次側の接続状態を点検する装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、変流器の二次側が開放状態となった場合であっても、変流器の焼損を防止することのできる変流器の二次側構造を開示する。この従来技術では、変流器の二次側に接続される二次側回路と並列に接続され、且つ、変流器の二次側電圧が所定電圧以上となったときに短絡状態となる短絡回路が備えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平08-182183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、変流器の二次側回路の点検を行う場合、変流器の一次側に流れる電流を停止した状態で点検がなされる。その後、通常の運用に戻ることとなる。しかし、変流器の二次側回路の断線等により、変流器の二次側が開放している状態で変流器の一次側に電流を流した場合、変流器の二次側の開放部が高電圧の状態となりうる。この場合、従来技術では、短絡回路が作動して短絡状態となることで変流器の焼損は防止される。
【0005】
しかし、従来技術は、あくまでも変流器の二次側の開放部が高電圧の状態になった後の処理である。もしも何らかの原因で短絡回路が機能しなかった場合、変流器の二次側の開放部は高電圧のままとなって変流器の焼損が起きてしまう虞がある。変流器の二次側が高電圧となることをより確実に回避するには、通常の運用に戻す前に変流器の二次側が開放状態となっていないことを確認する必要がある。一般的に変流器の二次側回路は変流器が設置された配電盤に限らず、複数の配電盤や制御装置や保護装置や監視装置等、多数の装置に渡って引き回されることが多い。この変流器の二次側回路が引き回されている装置の改修を行った場合等は、二次側回路に断線が無い事を確認する必要がある。
【0006】
本開示の目的は、変流器の一次側に電流を流す前に、変流器の二次側回路の点検の一環として、変流器の二次側が接続状態か開放状態かを容易に確認することのできる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の観点は、点検装置に関連する。点検装置は、変流器の二次側に接続される二次側回路と直列に接続され、発電機を用いて生成した直流電流を二次側配線に流して変流器の二次側が接続状態か開放状態かを確認するように構成された確認回路と、二次側配線に設けられ、二次側回路の点検において、確認回路を二次側配線に接続し、点検以外において、確認回路を二次側配線から切り離すように構成された切替開閉器と、を備える。確認回路は、点検において、変流器の二次側が接続状態と判定された場合、変流器の二次側の接続状態が正常であることを通知し、変流器の二次側が開放状態と判定された場合、当該通知を行わない。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、変流器の二次側回路の点検の一環として、変流器の二次側が接続状態か開放状態かを容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係る点検システムの構成例を示すブロック図である。
実施の形態に係る点検装置の具体例を示す説明図である。
実施の形態に係る点検装置のロック構造の第1の例を示す説明図である。
実施の形態に係る点検装置のロック構造の第2の例を示す説明図である。
実施の形態に係る点検システムの処理例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
添付図面を参照して、本開示の実施の形態に係る点検システム及び点検装置について説明する。また、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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