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公開番号
2025028515
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-03
出願番号
2023133367
出願日
2023-08-18
発明の名称
がん細胞株
出願人
国立大学法人金沢大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12N
5/09 20100101AFI20250221BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】皮下腫瘍を容易に形成することができ、in vitro及びin vivoの治療実験を容易に行うことのできるがん細胞株を提供する。
【解決手段】 皮下腫瘍を形成でき、RET融合遺伝子陽性である、がん細胞株である。また、ヒトRET融合遺伝子陽性肺がん罹患者胸水由来であるがん細胞株である。また、受託番号NITE P-03936として寄託されたがん細胞株である。また、ルシフェラーゼ遺伝子をさらに導入したがん細胞株である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
皮下腫瘍を形成でき、RET融合遺伝子陽性である、がん細胞株。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
ヒトRET融合遺伝子陽性肺がん罹患者胸水由来であり、RET融合遺伝子陽性である、がん細胞株。
【請求項3】
受託番号NITE P-03936として寄託された細胞株である、請求項1または2に記載のがん細胞株。
【請求項4】
ルシフェラーゼ遺伝子をさらに導入した、請求項1または2に記載のがん細胞株。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬効の検討などの試験に有用ながん細胞株に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
がん細胞株を用いたがんの病態の研究や薬効の研究は広く行われている。ヒトから樹立したがん細胞株として、例えば、特許文献1には、ヒト十二指腸乳頭部における肝様細胞癌に由来する細胞株が開示されている。この技術は、特にヒト十二指腸乳頭部における肝様細胞癌に対する癌治療薬剤又はその候補物質の治療効果判定、あるいは予後の予測に関連する因子の探索ならびに開発に利用することができる細胞株を得ようとするものである。
【0003】
一方、がん遺伝子として知られる遺伝子に、RET融合遺伝子がある。正常細胞に存在する正常RET遺伝子と、別の遺伝子とが融合し、RET融合遺伝子が形成されると、細胞の腫瘍化を引き起こし、甲状腺がん、肺がんなどを発症するという機序が知られている。RET融合遺伝子に関して研究を進めることで、甲状腺がん、肺がんの病態の研究や、薬効の検討が可能になると考えられている。
【0004】
RET融合遺伝子の研究に用いることができる細胞株として、RET融合遺伝子肺がん細胞株である、LC-2/adが知られている。LC-2/adは、現在、購入が可能なRET融合遺伝子肺がん細胞株として知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-244014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、病態や薬効の研究には、マウスなどの実験動物が用いられる。しかしながら、LC-2/ad細胞株は、免疫不全マウスの皮下で生着困難であり、皮下腫瘍を形成することができないという問題が従来、指摘されている。
すなわち、LC-2/ad細胞株を用いると、マウスを用いて腫瘍を形成させ、がんについての病態や薬効などの検討に用いることができない。そのため、LC-2/ad細胞株は実験では扱いづらい問題があった。
【0007】
このため、RET融合遺伝子陽性がん細胞株であって、皮下腫瘍を容易に形成できる、例えばマウスの皮下などに容易に生着し腫瘍を形成することができる細胞株が強く求められている。
【0008】
本発明は上記のような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、皮下腫瘍を容易に形成することができ、in vitro及びin vivoの治療実験を容易に行うことのできるがん細胞株を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明は以下の態様を有する。
本発明の態様1は、
皮下腫瘍を形成でき、RET融合遺伝子陽性である、がん細胞株である。
【0010】
本実施形態の態様2は、
ヒトRET融合遺伝子陽性肺がん罹患者胸水由来であり、RET融合遺伝子陽性である、がん細胞株である。
(【0011】以降は省略されています)
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