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公開番号2025137214
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036286
出願日2024-03-08
発明の名称姿勢保持具、移乗器具、支持用ベルト、及び、支持ベルトの設置方法
出願人石川県,国立大学法人金沢大学
代理人個人
主分類A61G 5/14 20060101AFI20250911BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】呼吸運動を妨げないように胸腹部を支持する姿勢保持具を提供する。
【解決手段】本実施形態における姿勢保持具1は、帯状であり、一部が長さ方向に伸縮する支持用ベルト102A~102Fと、支持用ベルト102A~102Fを架け渡した状態で設けられ、姿勢を保持する対象となる対象者の上半身の前面における少なくとも一部を支持する胸腹部支持部100とを有する。支持用ベルト102A~102Fは、胸腹部支持部100が対象者を支持した状態において、対象者の左右方向に架け渡して設けられ、かつ、対象者の呼吸運動に追従して伸縮する。
【選択図】図4


特許請求の範囲【請求項1】
帯状であり、少なくとも一部が長さ方向に伸縮する支持用ベルトと、
前記支持用ベルトを架け渡した状態で複数設けられ、姿勢を保持する対象となる対象者の上半身の前面における少なくとも一部を支持する支持部材と
を有し、
前記支持用ベルトは、前記支持部材が対象者を支持した状態において、対象者の左右方向に架け渡して設けられ、かつ、対象者の呼吸運動に追従して伸縮する
姿勢保持具。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
隣り合う2つの支持用ベルトは、互いに異なる位置において、対象者の上半身の前面における一部を支持し、
前記支持用ベルトは、前記支持部材が対象者を支持した状態において、対象者の胴体の前面のうち、50%以上の範囲を支持する
請求項1に記載の姿勢保持具。
【請求項3】
前記支持用ベルトは、対象者の胸部を少なくも1つで支持し、かつ、対象者の腹部を少なくも1つで支持する
請求項2に記載の姿勢保持具。
【請求項4】
隣り合う2つの支持用ベルトは、対象者の上下方向において、互いに隣接して幅方向に並べて設けられる
請求項3に記載の姿勢保持具。
【請求項5】
対象者の胸部を支持する前記支持用ベルトと、対象者の腹部を支持する前記支持用ベルトとは、相対的に伸長量が異なる
請求項4に記載の姿勢保持具。
【請求項6】
前記支持用ベルトは、
帯状であり、長さ方向に伸縮する弾性部と、
帯状であり、前記弾性部より長さ方向に伸びにくい部材であり、当該弾性部の伸長量を調整する伸長調節部と
をさらに有し、
前記伸長調節部は、前記弾性部に併せて設置される
請求項5に記載の姿勢保持具。
【請求項7】
前記支持用ベルトは、前記第1の支持用ベルト、及び、前記第2の支持用ベルトを含み、複数本を一組として構成され、
前記第1の支持用ベルト、及び、前記第2の支持用ベルトは、互いに隣接して幅方向に並べて設けられ、かつ、両端を連結してなり、
前記第1の支持用ベルト、及び、前記第2の支持用ベルトが並ぶ方向において、隣り合う2つの当該第1の支持用ベルト、及び、当該第2の支持用ベルトの間隔を所定の間隔に保持する間隔保持部材
をさらに有する
請求項6に記載の姿勢保持具。
【請求項8】
対象者の下半身の後面の一部を支持する第2の支持部材と、
対象者の下半身の前面の一部を支持する第3の支持部材と
をさらに有し、
前記第2の支持部材は、対象者を支持した状態において、対象者の大腿部の後面を支持し、
前記第3の支持部材は、対象者を支持した状態において、対象者の大腿部の前面を支持し、
前記支持部材は、対象者を支持した状態において、前記第2の支持部材及び前記第3の支持部材より上方に位置する
請求項7に記載の姿勢保持具。
【請求項9】
前記支持部材が対象者を支持した状態において、当該対象者の上下方向に移動可能に配置され、当該対象者の頭部の前側を支持する頭部支持部
をさらに有する
請求項8に記載の姿勢保持具。
【請求項10】
帯状であり、少なくとも一部が長さ方向に伸縮する支持用ベルトと、
前記支持用ベルトを架け渡した状態で設けられ、姿勢を保持する対象となる対象者の上半身の前面における少なくとも一部を支持する支持部材と
を有し、
前記支持用ベルトは、前記支持部材が対象者を支持した状態において、対象者の左右方向に架け渡して設けられ、かつ、対象者の呼吸運動に追従して伸縮する
移乗器具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、姿勢保持具、移乗器具、支持用ベルト、及び、支持ベルトの設置方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、着座状態の基台となる座部と、前記座部の後端側に配設される背凭れ部と、前記背凭れフレーム間に張設される複数の帯状体からなる背凭れ張設部材と、前記複数の背凭れ張設部材の張力を各々個別独立して調節する背凭れ張力調整手段とを備えることを 特徴とする姿勢補助椅子が開示されている。
【0003】
また、例えば、特許文献2には、支持フレームと少なくとも部分的に伸縮する柔軟なベッド面ないしチェア面とで構成され、両側の支持フレーム縦支持部にはその縦支持部の縦方向に対して直角に延びたバンド、ベルト、ローブなどが互いに並列に位置して固着されている横臥または着座エレメントであって、バンド、ベルト3.4、ローブなどの少なくとも幾つかが少なくとも長さ方向に伸長不可能な素材により製作されており、またその非伸長性バンド、ベルト3、ローブなどは、横臥ないし着座している人の身体各部分へ合致させるためにさまざまな長さに設計され、または支持フレームの縱支持部1,2へさまざまな高さで固着され、または縦支持部1,2へ長さ調節可能に支持されていることを特徴とする横臥または着座エレメントが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-45365号公報
特表昭63-503287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、呼吸運動を妨げないように胸腹部を支持する姿勢保持具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る姿勢保持具は、帯状であり、少なくとも一部が長さ方向に伸縮する支持用ベルトと、前記支持用ベルトを架け渡した状態で複数設けられ、姿勢を保持する対象となる対象者の上半身の前面における少なくとも一部を支持する支持部材とを有し、前記支持用ベルトは、前記支持部材が対象者を支持した状態において、対象者の左右方向に架け渡して設けられ、かつ、対象者の呼吸運動に追従して伸縮する。
【0007】
好適には、隣り合う2つの支持用ベルトは、互いに異なる位置において、対象者の上半身の前面における一部を支持し、前記支持用ベルトは、前記支持部材が対象者を支持した状態において、対象者の胴体の前面のうち、50%以上の範囲を支持する。
【0008】
好適には、前記支持用ベルトは、対象者の胸部を少なくも1つで支持し、かつ、対象者の腹部を少なくも1つで支持する。
【0009】
好適には、隣り合う2つの支持用ベルトは、対象者の上下方向において、互いに隣接して幅方向に並べて設けられる。
【0010】
好適には、対象者の胸部を支持する前記支持用ベルトと、対象者の腹部を支持する前記支持用ベルトとは、相対的に伸長量が異なる。
(【0011】以降は省略されています)

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