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公開番号2025027562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023132407
出願日2023-08-16
発明の名称プライマー、及び塗装物品とその製造方法
出願人藤倉化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C09D 143/04 20060101AFI20250220BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】塩化ビニル樹脂被膜からの可塑剤のブリードを抑えつつ、充分な可使時間が得られるプライマーを提供する。
【解決手段】式(1)の単量体(a)と、式(2)の基及び重合性不飽和基を有する単量体(b)との共重合体で、単量体(a)と単量体(b)の合計量に対する単量体(b)の割合が0.2~10.0質量%で、Tgが20℃以上のアクリルシリコン共重合体(I)と、式(3)のシラン化合物(II)とを含み、アクリルシリコン共重合体(I)100質量部に対してシラン化合物(II)を60~150質量部含む、プライマー。
[化1]
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025027562000015.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">41</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
塩化ビニル樹脂皮膜が表面に形成された金属製基材に、上塗り塗料を塗装する前に適用されるプライマーであって、
アクリルシリコン共重合体(I)とシラン化合物(II)とを含み、
前記アクリルシリコン共重合体(I)は、下記式(1)で表される単量体(a)と、下記式(2)で表される基及び重合性不飽和基を有する単量体(b)との共重合体であって、
前記単量体(a)と前記単量体(b)の合計量に対する前記単量体(b)の割合が0.2~10.0質量%であり、
前記アクリルシリコン共重合体(I)のガラス転移点Tgが20℃以上であり、
前記シラン化合物(II)は、下記式(3)で表される化合物であり、
前記アクリルシリコン共重合体(I)100質量部に対して前記シラン化合物(II)を60~150質量部含む、プライマー。
TIFF
2025027562000012.tif
34
170
(前記式(1)中、R

は、水素原子、炭素数1~12のアルキル基、及び炭素数6のシクロアルキル基のいずれかを示し、R

は水素原子又はメチル基を示す。)
TIFF
2025027562000013.tif
31
170
(前記式(2)中、X

、X

及びX

はそれぞれ独立に炭素数1~8のアルキル基または炭素数1~8のアルコキシ基である。ただしX

、X

及びX

のうち少なくとも1個が炭素数1~8のアルコキシ基である。)
TIFF
2025027562000014.tif
38
170
(前記式(3)中、X

、X

、X

及びX

はそれぞれ独立に炭素数1~8のアルキル基または炭素数1~8のアルコキシ基である。ただしX

、X

、X

及びX

のうち少なくとも1個が炭素数1~8のアルコキシ基である。)
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記単量体(a)が、前記式(1)におけるR

が水素原子である(メタ)アクリル酸から選択される単量体(a1)と、前記式(1)におけるR

が炭素数1~12のアルキル基、及び炭素数6のシクロアルキル基のいずれかである(メタ)アクリル酸エステルから選択される単量体(a2)とを含む、請求項1に記載のプライマー。
【請求項3】
金属製基材と、前記金属製基材の表面に形成された塩化ビニル樹脂皮膜と、前記塩化ビニル樹脂皮膜上に形成されたプライマー層と、前記プライマー層上に形成された上塗り塗膜を有し、
前記プライマー層が請求項1又は2に記載のプライマーを塗装して得られた塗膜である、塗装物品。
【請求項4】
前記金属製基材が鋼材である、請求項3に記載の塗装物品。
【請求項5】
塩化ビニル樹脂皮膜が表面に形成された金属製基材に請求項1又は2に記載のプライマーを塗装し、次いで上塗り塗料を塗装する、塗装物品の製造方法。
【請求項6】
前記金属製基材が鋼材である、請求項5に記載の塗装物品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はプライマー、及び塗装物品とその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
建築物の材料として、鋼板上に塩化ビニル樹脂被膜が形成された、通称塩ビ鋼板というものが広く使用されている。塩化ビニル樹脂は塩化ビニルモノマーを重合させただけでは、比較的硬く脆いものであるため、建築用の鋼板上に被膜として形成される塩化ビニル樹脂については、柔軟性を持たせるために可塑剤が多く配合されている。
【0003】
そのためこの塩化ビニル樹脂被膜上に塗装を施して上塗り塗膜を形成した場合、経時により可塑剤が塩化ビニル樹脂被膜より上塗り塗膜中に移行するブリード現象が生じ、上塗り塗膜の性能を損なうことがある。そのため塩化ビニル被膜上にあらかじめ下塗りやプライマーを塗装したのちに上塗り塗膜を形成することが行われている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-134360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載のプライマーを用いた場合、主剤のエポキシ基と硬化剤のアミノ基との反応を利用しているため、塗装現場での可使時間が短いという問題が生じていた。
本発明は塩化ビニル樹脂被膜からの可塑剤のブリードを効果的に抑えつつ、充分な可使時間が得られるプライマー、及びこのプライマー用いた塗装物品とその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題解決するため、本発明は、以下の構成を採用した。
[1]塩化ビニル樹脂皮膜が表面に形成された金属製基材に、上塗り塗料を塗装する前に適用されるプライマーであって、
アクリルシリコン共重合体(I)とシラン化合物(II)とを含み、
前記アクリルシリコン共重合体(I)は、下記式(1)で表される単量体(a)と、下記式(2)で表される基及び重合性不飽和基を有する単量体(b)との共重合体であって、
前記単量体(a)と前記単量体(b)の合計量に対する前記単量体(b)の割合が0.2~10.0質量%であり、
前記アクリルシリコン共重合体(I)のガラス転移点Tgが20℃以上であり、
前記シラン化合物(II)は、下記式(3)で表される化合物であり、
前記アクリルシリコン共重合体(I)100質量部に対して前記シラン化合物(II)を60~150質量部含む、プライマー。
【0007】
TIFF
2025027562000001.tif
34
170
【0008】
(前記式(1)中、R

は、水素原子、炭素数1~12のアルキル基、及び炭素数6のシクロアルキル基のいずれかを示し、R

は水素原子又はメチル基を示す。)
【0009】
TIFF
2025027562000002.tif
31
170
【0010】
(前記式(2)中、X

、X

及びX

はそれぞれ独立に炭素数1~8のアルキル基または炭素数1~8のアルコキシ基である。ただしX

、X

及びX

のうち少なくとも1個が炭素数1~8のアルコキシ基である。)
(【0011】以降は省略されています)

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