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公開番号
2025068813
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2023178836
出願日
2023-10-17
発明の名称
光輝性塗料及び塗装物品
出願人
藤倉化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
201/00 20060101AFI20250422BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】鱗片状金属フィラーとして鱗片状インジウムを使用した場合にも塗膜の形成過程において充分配向させることができ、光輝性に優れる塗膜を形成できる光輝性塗料を提供する。
【解決手段】アニリン点が40℃以上である炭化水素系溶剤(A)と、前記炭化水素系溶剤(A)と相溶しない樹脂(B1)と、前記炭化水素系溶剤(A)および前記樹脂(B1)と相溶し、かつ前記炭化水素系溶剤(A)よりも沸点が低い溶剤(C)と、鱗片状金属フィラー(D)と、シロキサン系界面活性剤(E)と、を含有し、前記鱗片状金属フィラー(D)が鱗片状インジウム(D1)である、光輝性塗料。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アニリン点が40℃以上である炭化水素系溶剤(A)と、
前記炭化水素系溶剤(A)と相溶しない樹脂(B1)と、
前記炭化水素系溶剤(A)および前記樹脂(B1)と相溶し、かつ前記炭化水素系溶剤(A)よりも沸点が低い溶剤(C)と、
鱗片状金属フィラー(D)と、
シロキサン系界面活性剤(E)と、
を含有し、
前記鱗片状金属フィラー(D)が鱗片状インジウム(D1)である、光輝性塗料。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記シロキサン系界面活性剤(E)が、ポリエーテル変性シロキサン系界面活性剤(E1)である、請求項1に記載の光輝性塗料。
【請求項3】
基材と、前記基材の表面に形成された塗膜を有し、
前記塗膜が請求項1又は2に記載の光輝性塗料を塗装して得られた塗膜である塗装物品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は光輝性塗料及び塗装物品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車の内外装部品や各種成形品などの表面の意匠性や高級感を高めるため、これら表面に金属薄膜を形成することがある。金属薄膜を形成する方法としては、金属めっき法や金属蒸着法などが知られているが、これらの方法はメッキ設備や蒸着設備が必要であった。
そこで、近年、作業工程が簡単で、設備や被塗物の大きさに制限がないことなどから、光輝顔料として鱗片状の金属フィラーを配合した光輝性塗料が使用されている。
【0003】
鱗片状の金属フィラーを配合した光輝性塗料によって高輝性を有する塗膜を形成するためには、塗膜表面上に、該表面に対して鱗片状の金属フィラーを平行に配向させる必要がある。塗膜表面に対して鱗片状の金属フィラーを平行に配向させる方法として、光輝性塗料にレオロジーコントロール剤を配合したり、鱗片状の金属フィラーとしてリーフィングタイプの金属フィラーや、蒸着により形成した蒸着金属薄膜を解砕した金属薄片(フレーク)を用いたりする方法が一般的である。
しかし、実際には金属フィラーが塗膜表面に対し不規則に配向することが多く、充分な光輝性を発現することは容易ではなかった。
【0004】
鱗片状の金属フィラーの配向性に優れ、金属光沢感に富む塗膜を形成できる塗料として、例えば特許文献1には、相溶性、沸点の違いを用いて鱗片状アルミニウムを配向させ高輝度塗膜を作成する塗料が提示されている。
特許文献1の塗料によれば、光輝性に優れる塗膜を形成できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-090739号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
鱗片状インジウムは、鱗片状アルミニウムよりも優れた外観の塗膜を形成する光輝性顔料として期待されている。しかし鱗片状インジウムは高価であるため少量で高輝性を有する塗膜を形成することが望まれる。そのためには、塗膜の形成過程において充分に配向させ、塗膜中で薄く整列させることが重要である。
【0007】
そこで、本発明者は、鱗片状アルミニウムを鱗片状インジウムに変更するほかは、特許文献1と同様の組成の光輝性塗料をすることを試みた。しかし、鱗片状インジウムを使用すると、鱗片状アルミニウムを使用した場合のように、充分に配向させることができなかった。
これは、鱗片状インジウムは鱗片状アルミニウムよりも粒径が小さく、かつ比重が大きいためであると考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みて、鱗片状金属フィラーとして鱗片状インジウムを使用した場合にも塗膜の形成過程において充分配向させることができ、光輝性に優れる塗膜を形成できる光輝性塗料の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の態様を有する。
[1]アニリン点が40℃以上である炭化水素系溶剤(A)と、
前記炭化水素系溶剤(A)と相溶しない樹脂(B1)と、
前記炭化水素系溶剤(A)および前記樹脂(B1)と相溶し、かつ前記炭化水素系溶剤(A)よりも沸点が低い溶剤(C)と、
鱗片状金属フィラー(D)と、
シロキサン系界面活性剤(E)と、
を含有し、
前記鱗片状金属フィラー(D)が鱗片状インジウム(D1)である、光輝性塗料。
[2]前記シロキサン系界面活性剤(E)が、ポリエーテル変性シロキサン系界面活性剤(E1)である、[1]に記載の光輝性塗料。
[3]基材と、前記基材の表面に形成された塗膜を有し、
前記塗膜が[1]又は[2]に記載の光輝性塗料を塗装して得られた塗膜である塗装物品。
【発明の効果】
【0009】
本発明の光輝性塗料によれば、鱗片状金属フィラーとして鱗片状インジウムを使用した場合にも塗膜の形成過程において充分配向させることができ、光輝性に優れる塗膜を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の光輝性塗料により塗膜が形成されるまでの過程の一例を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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