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公開番号2025027315
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2023132014
出願日2023-08-14
発明の名称電気コネクタ付ケーブル
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 13/6473 20110101AFI20250219BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】伝送特性を改善することが可能な電気コネクタ付ケーブルを提供する。
【解決手段】電気コネクタ付ケーブルは、ケーブル及びコネクタを備える。ケーブルは、複数の導体と、複数の導体それぞれの先端部を露出させるように複数の導体を覆う第1誘電体と、を有する。コネクタは、複数の導体それぞれの先端面を外に露出させるように複数の導体の各先端部をそれぞれ保持している複数の第2誘電体を有する。複数の第2誘電体は、複数の導体間の距離を保ちつつ複数の第2誘電体及び複数の導体の延在方向が変化するように、形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の導体と、前記複数の導体それぞれの先端部を露出させるように前記複数の導体を覆う第1誘電体とを有するケーブルと、
前記複数の導体それぞれの先端面を外に露出させるように前記複数の導体の各先端部をそれぞれ保持している複数の第2誘電体を有するコネクタと、を備え、
前記複数の第2誘電体は、前記複数の導体間の距離を保ちつつ前記複数の第2誘電体及び前記複数の導体の延在方向が変化するように、形成されている、
電気コネクタ付ケーブル。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記第2誘電体を構成する誘電材料の比誘電率は、前記第1誘電体を構成する誘電材料の比誘電率に対して0.9以上1.1以下の値である、
請求項1に記載の電気コネクタ付ケーブル。
【請求項3】
前記複数の第2誘電体のそれぞれは、前記複数の導体のうちの一つの導体を内側に配置する筒状を呈し、前記複数の第2誘電体それぞれの間には空間が形成されている、
請求項1または請求項2に記載の電気コネクタ付ケーブル。
【請求項4】
前記コネクタは、導電材料から形成される導電体を有し、
前記複数の第2誘電体は、前記導電体内に設けられており、前記導電体内において前記複数の第2誘電体及び前記複数の導体の前記延在方向が変化する、
請求項1または請求項2に記載の電気コネクタ付ケーブル。
【請求項5】
前記複数の導体の先端面は、前記第2誘電体の端面に対して、同一平面上に位置している、
請求項1または請求項2に記載の電気コネクタ付ケーブル。
【請求項6】
前記ケーブルは、前記第1誘電体上に設けられる第1シールド部材を有し、
前記コネクタは、前記第2誘電体に隣接して設けられる第2シールド部材を有する、
請求項1または請求項2に記載の電気コネクタ付ケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気コネクタ付ケーブルに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、信号線及びグランド線と、それぞれの先端部が露出するように信号線及びグランド線を覆う絶縁層とを備えたコネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/208091号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されているコネクタでは、信号線が信号線用コンタクト部材を介して相手側のコネクタ等に接続されることで、コネクタと相手側のコネクタ等との間で信号の伝送が行われる。このようなコネクタでは、コンタクト部材を介して接続するため、スタブ(信号の枝分かれ)が発生し、伝送特性を低下させてしまうことがある。そこで、伝送特性を向上させることが望まれている。
【0005】
本開示は、伝送特性の向上を図ることが可能な電気コネクタ付ケーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、一側面として、電気コネクタ付ケーブルに関する。この電気コネクタ付ケーブルは、ケーブル及びコネクタを備える。ケーブルは、複数の導体と、複数の導体それぞれの先端部を露出させるように複数の導体を覆う第1誘電体と、を有する。コネクタは、複数の導体それぞれの先端面を外に露出させるように複数の導体の各先端部をそれぞれ保持している複数の第2誘電体を有する。この電気コネクタ付ケーブルでは、複数の第2誘電体は、複数の導体間の距離を保ちつつ複数の第2誘電体及び複数の導体の延在方向が変化するように、形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、伝送特性の向上を図ることが可能な電気コネクタ付ケーブルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る電気コネクタ付フラットケーブルを示す斜視図である。
図2は、図1に示す電気コネクタ付フラットケーブルに用いられるフラットケーブルを示す上面図である。
図3は、図1に示す電気コネクタの接続面を基板から見た状態を示す平面図である。
図4は、電気コネクタ付フラットケーブルの変形例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
[1]本開示の一実施形態に係る電気コネクタ付ケーブルは、ケーブル及びコネクタを備える。ケーブルは、複数の導体と、複数の導体それぞれの先端部を露出させるように複数の導体を覆う第1誘電体と、を有する。コネクタは、複数の導体それぞれの先端面を外に露出させるように複数の導体の各先端部をそれぞれ保持している複数の第2誘電体を有する。この電気コネクタ付ケーブルでは、複数の第2誘電体は、複数の導体間の距離を保ちつつ複数の第2誘電体及び複数の導体の延在方向が変化するように、形成されている。
【0010】
この電気コネクタ付ケーブルでは、複数の導体それぞれの先端面が外に露出するように複数の導体それぞれをコネクタ(第2誘電体)が保持している。このため、電気コネクタを相手側部材(例えば接続端子が形成された基板)に接続した際、複数の導体の各先端面を相手側部材の端子にそのまま接続させることができる。これにより、複数の導体の先端面以外の部分と相手側部材の端子とが電気的に接触した場合に生じるスタブ(信号の枝分かれ)の発生を抑制することができる。よって、この電気コネクタによれば、伝送特性を向上させることができる。また、この電気コネクタ付ケーブルでは、各導体を保持する第2誘電体の延在方向が導体の延在方向と共に変化するように形成されている。この場合、インピーダンスの整合を行いつつ、複数の導体の各先端面を含む接続面に対するケーブルの取り付け角度を所望の角度とすることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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