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公開番号2025026174
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023131592
出願日2023-08-10
発明の名称シート搬送装置、画像形成装置、及び画像形成システム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類B65H 9/00 20060101AFI20250214BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】第1補正制御と第2補正制御とを実行するものでありながら、大型化の防止或いは生産性の向上の妨げの防止を図ること。
【解決手段】シート搬送装置は、シートを搬送しつつ、シートの斜行を補正する斜行補正及び幅方向におけるシートの幅方向位置を補正する幅位置補正を含む補正制御を実行可能な補正部と、補正部を通過するシートの斜行量と当該シートの幅方向位置とを検知する検知部と、補正部を制御する制御部と、を備え、制御部は、検知部の検知に応じて、補正部により補正制御である第1補正制御(S3~S6)を実行し、かつ第1補正制御の後に、補正部により補正制御である第2補正制御(S7~s10)を実行する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
シートを搬送しつつ、シートの斜行を補正する斜行補正と、シートの搬送方向に直交する幅方向におけるシートの幅方向位置を補正する幅位置補正と、を含む補正制御を実行可能な補正部と、
前記補正部を通過するシートの斜行量と当該シートの幅方向位置とを検知する検知部と、
前記補正部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記検知部の検知に応じて、前記補正部により前記補正制御である第1補正制御を実行し、かつ前記第1補正制御の後に、前記補正部により前記補正制御である第2補正制御を実行する、
ことを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記検知部は、
前記補正部を通過するシートの斜行量を検知する第1斜行量検知部と、
前記第1斜行量検知部の前記搬送方向の下流に配置され、前記補正部を通過するシートの斜行量を検知する第2斜行量検知部と、
前記補正部を通過するシートの幅方向位置を検知する幅位置検知部と、を有し、
前記制御部は、
前記幅位置検知部により検知されるシートの幅方向位置と、前記第1斜行量検知部により検知されるシートの斜行量とに応じて、前記補正部により第1補正制御を実行し、
前記幅位置検知部により検知されるシートの幅方向位置と、前記第2斜行量検知部により検知されるシートの斜行量とに応じて、前記補正部により第2補正制御を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記幅位置検知部は、搬送可能な最小サイズのシートの先端が前記第2斜行量検知部に到達した際に、当該シートの幅方向位置を検知することが可能な位置に配置されている、
ことを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記補正部は、
前記搬送方向及び前記幅方向に交差する交差方向の軸を中心として旋回可能であり、シートを搬送可能な第1斜行補正ローラと、
前記第1斜行補正ローラを回転駆動する第1回転駆動モータと、
前記第1斜行補正ローラを旋回駆動する第1旋回駆動モータと、
前記交差方向の軸を中心として前記第1旋回駆動モータにより旋回可能であり、シートを搬送可能な第2斜行補正ローラと、
前記第2斜行補正ローラを回転駆動する第2回転駆動モータと、
前記第2斜行補正ローラを旋回駆動する第2旋回駆動モータと、を有し、
前記制御部は、
前記第1回転駆動モータにより回転駆動される前記第1斜行補正ローラと、前記第2回転駆動モータにより回転駆動される前記第2斜行補正ローラと、で速度差を生じさせることで前記斜行補正を行い、
前記第1旋回駆動モータにより前記第1斜行補正ローラを旋回させると共に、前記第2旋回駆動モータにより前記第2斜行補正ローラを旋回させることで前記幅位置補正を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1補正制御の後でシートの後端が前記第1斜行補正ローラ及び前記第2斜行補正ローラを通過する前に、前記第2補正制御を実行する、
ことを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記検知部により検知したシートの斜行量と当該シートの幅方向位置とに基づき、前記第1補正制御を実行する際の前記補正部の第1制御量を設定し、
前記第1補正制御を実行するに際して、前記検知部により検知したシートの斜行量と当該シートの幅方向位置との少なくとも一方が、前記補正部により補正可能な上限制御量で前記補正部を制御しても補正不能な値である場合、前記第1制御量を前記上限制御量に設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記第1制御量を前記上限制御量に設定したときに、エラーの報知を実行する、
ことを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記検知部により検知したシートの斜行量と当該シートの幅方向位置とに基づき、前記第2補正制御を実行する際の前記補正部の第2制御量を設定し、
前記第2補正制御を実行するに際して、前記検知部により検知したシートの斜行量と当該シートの幅方向位置との少なくとも一方が、前記補正部により補正可能な上限制御量で前記補正部を制御しても補正不能な値である場合、前記第2制御量を前記上限制御量に設定する、
ことを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記第2制御量を前記上限制御量に設定したときに、エラーの報知を実行する、
ことを特徴とする請求項8に記載のシート搬送装置。
【請求項10】
請求項1乃至9の何れか1項に記載のシート搬送装置と、
前記シート搬送装置により搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送されるシートの斜行及び幅方向位置を補正するシート搬送装置、画像形成装置、及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えばシートに画像を形成する画像形成装置においては、シートに対して傾きなく画像を形成するため、画像形成部に搬送されてくるシートの斜行補正を行うように構成されている。そして、特に高精度な印刷が求められる画像形成装置では、このような斜行補正を粗調整と微調整に2段階で行うものが提案されている(特許文献1、2参照)。
【0003】
上記特許文献1のものは、まず、第1斜行補正部(110)において左右の斜行補正ロールによってシートを回転させて斜行補正を行い、つまり斜行補正の粗調整を行う。続いて、第2斜行補正部(120)において案内部(140)にシートの先端を突き当てて一旦停止させ、ループを発生させることで斜行補正を行い、つまり斜行補正の微調整を行う。そして、受取ロール(150)及び位置補正ロール(170)によってシートの幅方向位置を補正するように構成されている。
【0004】
また、上記特許文献2のものは、まず、挟持ローラ対(31)にシートの先端を突き当てて一旦停止させ、湾曲を発生させることで斜行補正を行い、つまり斜行補正の粗調整を行う。続いて、CIS(36)によりシートの幅方向位置を検知して、挟持ローラ対(31)によりシートの幅方向位置を補正する。そして、2つのCIS(36,37)によりシートの斜行及び幅方向位置を検知し、その検知に基づき、挟持ローラ(31)によりシートを搬送しつつ斜行補正と幅方向の位置ずれ補正を行い、つまり斜行補正の微調整を行うように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-252918号公報
特開2018-19957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1のものは、シートの斜行補正の粗調整を行う第1斜行補正部と、シートの斜行補正の微調整を行う第2斜行補正部とが搬送方向に並んでおり、装置の大型化を招いてしまうという問題がある。また、上記特許文献2のものは、シートの先端を挟持ローラに突き当てて一旦停止させることで斜行補正の粗調整を行っているため、シートの間隔を拡げておく必要があり、生産性の向上の妨げになるという問題がある。
【0007】
そこで本発明は、第1補正制御と第2補正制御とを実行するものでありながら、大型化の防止或いは生産性の向上の妨げの防止を図ることが可能なシート搬送装置、画像形成装置、及び画像形成システムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、シートを搬送しつつ、シートの斜行を補正する斜行補正と、シートの搬送方向に直交する幅方向におけるシートの幅方向位置を補正する幅位置補正と、を含む補正制御を実行可能な補正部と、前記補正部を通過するシートの斜行量と当該シートの幅方向位置とを検知する検知部と、前記補正部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記検知部の検知に応じて、前記補正部により前記補正制御である第1補正制御を実行し、かつ前記第1補正制御の後に、前記補正部により前記補正制御である第2補正制御を実行する、ことを特徴とするシート搬送装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、第1補正制御と第2補正制御とを実行するものでありながら、大型化の防止或いは生産性の向上の妨げの防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係るインクジェット記録システムの概略構成を示す模式図である。
第1実施形態に係るプリントモジュールのレジストレーションユニットを示す上方視図である。
第1実施形態に係るプリントモジュールのレジストレーションユニットを示す斜視図である。
(a)レジ駆動ローラを旋回させる前のレジストレーションユニットを示す斜視図である。(b)レジ駆動ローラを旋回させた後のレジストレーションユニットを示す斜視図である。
(a)シートが搬送される前のレジストレーションユニットを示す上方視図である。(b)シートの斜行補正を行っている状態のレジストレーションユニットを示す上方視図である。(c)シートの横レジ補正を行っている状態のレジストレーションユニットを示す上方視図である。
第1実施形態に係るプリントモジュールのレジストレーションユニットを示す側方断面図である。
(a)斜行量の測定例を示す模式図である。(b)斜行補正プロファイルの例を示す図である。(c)斜行補正動作を示す模式図である。
(a)横レジずれ量の測定例を示す模式図である。(b)横レジずれ補正プロファイルの例を示す図である。(c)横レジずれ補正動作を示す模式図である。
第1実施形態に係るプリントモジュールの制御を示すフローチャートである。
第1実施形態に係る制御系の構成を示すブロック図である。
(a)第1実施形態に係るイメージセンサと第1先レジセンサと第2先レジセンサとの配置を示す上方視図である。(b)イメージセンサを一方だけにした場合のイメージセンサと第1先レジセンサと第2先レジセンサとの配置を示す上方視図である。(c)イメージセンサを一本にした場合のイメージセンサと第1先レジセンサと第2先レジセンサとの配置を示す上方視図である。(d)一本のイメージセンサでシートの斜行及び幅方向位置を検知する場合のイメージセンサの配置を示す上方視図である。
横レジずれ補正を行うときの補正プロファイルの例を示す図である。
斜行補正と横レジずれ補正とを同時に行う場合のレジ駆動ローラの速度成分と角度成分の変換を説明する図である。
斜行補正と横レジずれ補正とを同時に行う場合の補正プロファイルの例を示す図である。
第2実施形態に係るプリントモジュールの制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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