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公開番号2025026050
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023131393
出願日2023-08-10
発明の名称アクセスポイント装置、ステーション装置、制御方法、及び、プログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04W 48/16 20090101AFI20250214BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 アクセスポイントが省電力動作を行うための仕組みを提供することを目的の1つとする。
【解決手段】 IEEE802.11規格に基づく無線通信を行うアクセスポイント装置はEMLSR(enhanced multi-link single radio)モードで動作している場合に、当該アクセスポイント装置に接続しているステーション装置から所定のタイプのフレームを受信したかどうかを判断する。アクセスポイント装置は、前記所定のタイプのフレームを受信したと判断した場合、前記EMLSRモードを解除し、前記ステーション装置とデータ通信を行う。そして、アクセスポイント装置は、当該データ通信がなされた後に、自身の動作モードをEMLSRモードに遷移する。
【選択図】 図11
特許請求の範囲【請求項1】
IEEE802.11規格に基づく無線通信を行うアクセスポイント装置であって、
当該アクセスポイント装置がEMLSR(enhanced multi-link single radio)モードで動作している場合に、前記アクセスポイント装置に接続しているステーション装置から所定のタイプのフレームを受信したかどうかを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記所定のタイプのフレームを受信したと判断した場合、前記EMLSRモードを解除し、前記ステーション装置とデータ通信を行う通信制御手段と、
前記通信制御手段によってデータ通信がなされた後に、前記EMLSRモードに遷移する遷移手段と、
を有することを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記所定のタイプのフレームはRTS(Request To Send)フレームであることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記所定のタイプのフレームはNDP(Null data PPDU)フレームであることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記所定のタイプのフレームはEML(enhanced multi-link)Operating Mode Notificationフレームであることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
IEEE802.11規格に基づく無線通信を行うステーション装置であって、
前記ステーション装置が接続しているアクセスポイント装置であって、EMLSR(enhanced multi-link single radio)モードで動作しているアクセスポイント装置に対して、所定のタイプのフレームを送信する通信制御手段と、を有し、
前記通信制御手段は、前記所定のタイプのフレームを送信した後、前記所定のタイプのフレームの受信をトリガとしてEMLSRモードを解除した前記アクセスポイント装置との間でデータ通信を行う通信制御手段と、
を有することを特徴とするステーション装置。
【請求項6】
前記所定のタイプのフレームはRTS(Request To Send)フレームであることを特徴とする請求項5に記載のステーション装置。
【請求項7】
前記所定のタイプのフレームはNDP(Null data PPDU)フレームであることを特徴とする請求項5に記載のステーション装置。
【請求項8】
前記所定のタイプのフレームはEML(enhanced multi-link)Operating Mode Notificationフレームであることを特徴とする請求項5に記載のステーション装置。
【請求項9】
IEEE802.11規格に基づく無線通信を行うアクセスポイント装置であって、
前記アクセスポイント装置が第1の電力状態、かつ、EMLSR(enhanced multi-link single radio)モードで動作している場合に、前記アクセスポイント装置に接続しているステーション装置から所定のタイプのフレームを受信したかどうかを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記所定のタイプのフレームを受信したと判断した後に、第2の電力状態に遷移し、前記ステーション装置とデータ通信を行う通信制御手段と、
前記通信制御手段によってデータ通信がなされた後に、前記第2の電力状態から、前記第1の電力状態に通信装置の電力状態を遷移するよう制御する制御手段と、
前記第1の電力状態は、前記第2の電力状態より消費電力が小さい電力状態であり、
前記制御手段は、前記第1の電力状態に通信装置の電力状態を遷移させる場合に、通信チップと協働して通信制御を行う汎用ハードウェアプロセッサが省電力状態で動作するよう当該汎用ハードウェアプロセッサの動作モードを変更することを特徴とするアクセスポイント装置。
【請求項10】
前記汎用ハードウェアプロセッサの命令セットアーキテクチャはx64アーキテクチャ又は、ARMアーキテクチャ、RISC-Vアーキテクチャのいずれかであることを特徴とする請求項9に記載のアクセスポイント装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、データを通信するアクセスポイント装置、ステーション装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、通信されるデータ量の増加に伴い、無線LAN(Local Area Network)等の通信技術の開発が進められている。無線LANの主要な通信規格として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格シリーズが知られている。IEEE802.11規格シリーズには、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax等の規格が含まれる。
【0003】
またIEEE802.11axの後継規格であるIEEE802.11be規格の規格策定が進んでいる。IEEE802.11be規格における新機能として、APとSTAとが周波数チャネルが異なる複数のリンクを確立し、並行して通信を行うMulti-Link通信といった機能が検討されている。また、特許文献1には、Multi-Link動作のために、複数のリンクを確立するための仕組みが記載されている。
【0004】
更に、IEEE802.11be規格の後継規格であるIEEE802.11bn(UHR(Ultra High Reliability)規格の仕様の検討も行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-103805号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
Multi-Link動作では、通信装置は複数のリンクで同時にフレームを送受信できるSTR(simultaneous transmit and receive)モードが規定されている。このモードでは、複数のリンクを通信のためにスタンバイさせるため消費電力が大きい。そこで、IEEE802.11be規格では、通信装置を省電力化する方法の1つとして、EMLSR(enhanced multi-link single radio)モードが規定されている。このモードはIEEE802.11be規格においては、non-AP MLD(non-access point multi-link device)に対してのみ規定されている。言い換えると、AP MLD(access point multi-link device)に対してはEMLSRモードを適用することは現時点では規定されていない。
【0007】
non-AP MLDは、このEMLSRモードで動作している間、AP MLDとの間で確立した複数のリンク(EMLSRリンク)で同時に、AP MLDが送信したinitial controlフレームを受信するのを待機する。
【0008】
ここで、EMLSRリンクの各々は一般的には互いに異なるチャネルが選択される。そして、AP MLDは1つのリンクを選択し、そのリンクでinitial controlフレームを送信する。このとき、AP MLDは最適なリンク(例えば、混雑していないチャネルを使用するリンク)を選択し、initial controlフレームを送信する。non-AP MLDはinitial controlフレームを受信すると、それを受信したリンクでAP MLDとデータ交換を実行する。non-AP MLDは、EMLSRモードで動作している間、複数のリンクで同時に送信したり受信したりすることはない。したがって、non-AP MLDは消費電力を節約しながらも、initial controlフレームの受信をトリガとして、AP MLDとデータ交換を実行できる。
【0009】
しかしながら、前述したように、AP MLDに対しては、EMLSRモードを含め、それを省電力化する方法が規定されておらず、IEEE802.11bn規格の仕様の検討においてはAP MLDの省電力化が議題の1つとして挙げられている。
【0010】
AP MLDの省電力化に当たっては、省電力化を実現しつつも、AP MLDに接続されたnon-AP MLDが必要とするスループットまたは伝送遅延量の変化に機敏に対応できることが望ましい。しかし、それを実現する方法が現時点では考えられていない。
(【0011】以降は省略されています)

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