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公開番号
2025026036
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023131367
出願日
2023-08-10
発明の名称
農業用ハウスの温度制御システム
出願人
インビスタ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01G
9/24 20060101AFI20250214BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】外気温を冷暖房用として効率的に利用すると共に、培地温度を最適制御して農作物の生育速度を高める。
【解決手段】換気装置とヒートポンプ装置を備え、庫内の培地で農作物を栽培する農業用ハウスの培地温度を制御する温度制御システムであって、当該温度制御システムは、庫外温度を検知する庫外温度センサTH2と、培地温度を検知する培地温度センサTH3a、TH3bと、庫外温度センサと培地温度センサの検知結果に基づいて、換気装置とヒートポンプ装置を制御する制御部(コントローラ70)とを有し、当該制御部は、培地温度が高温適合範囲と低温適合範囲を所定時間ずつ持続した後に高温適合範囲と低温適合範囲に交互に切り替わるように、換気装置とヒートポンプ装置を駆動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
換気装置とヒートポンプ装置を備え、庫内の培地で農作物を栽培する農業用ハウスの培地温度を制御する温度制御システムであって、当該温度制御システムは、
庫外温度を検知する庫外温度センサと、培地温度を検知する培地温度センサと、前記庫外温度センサと前記培地温度センサの検知結果に基づいて、前記換気装置と前記ヒートポンプ装置を制御する制御部とを有し、当該制御部は、前記培地温度が高温適合範囲と低温適合範囲を所定時間ずつ持続した後に高温適合範囲と低温適合範囲に交互に切り替わるように、
前記培地温度を昇温する際は、前記庫外温度センサの検知温度が、前記高温適合範囲の温度に所定温度を加算した値よりも高い場合は、前記換気装置を、前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至るまで所定時間駆動すると共に、当該所定時間経過しても前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至らない場合は、前記ヒートポンプ装置を、前記換気装置と共に、前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至るまで駆動し、前記庫外温度センサの検知温度が、前記高温適合範囲の温度に所定温度を加算した値よりも高くない場合は、前記ヒートポンプ装置を、前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至るまで駆動し、
前記培地温度を降温する際は、前記庫外温度センサの検知温度が、前記高温適合範囲の温度から所定温度を減算した値よりも低い場合は、前記換気装置を、前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至るまで所定時間駆動すると共に、当該所定時間経過しても前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至らない場合は、前記ヒートポンプ装置を、前記換気装置と共に、前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至るまで駆動し、前記庫外温度センサの検知温度が、前記高温適合範囲の温度から所定温度を減算した値よりも低くない場合は、前記ヒートポンプ装置を、前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至るまで駆動する、
ことを特徴とする温度制御システム。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記農業用ハウスが暖房用のボイラ装置を備え、
前記培地温度を昇温する際、前記庫外温度センサの検知温度が、前記高温適合範囲の温度に所定温度を加算した値よりも高くない場合は、前記ヒートポンプ装置を、前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至るまで所定時間駆動すると共に、当該所定時間経過しても前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至らない場合は、前記ボイラ装置を、前記ヒートポンプ装置と共に、前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至るまで駆動する、ことを特徴とする請求項1の温度制御システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は農業用ハウスの温度制御システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、農業用ハウスの温度制御システムとして、例えば特許文献1に記載されている温度制御システムが知られている。この温度制御システムはヒートポンプ装置や暖房機を使用し、庫内の温度センサや湿度センサの検知結果に基づいて農作物の最適生育環境を提供しようとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6686492号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術は外気温を冷暖房用として効率的に利用していないので冷暖房費が嵩む傾向にある。また、特許文献1の技術は庫内温度を適正に制御することで農作物に最適な生育環境を実現しようとしているが、農作物の種類(例えば茸類)によっては庫内温度よりも培地温度に影響されやすい。このため、農作物の種類(例えば茸類)によってはその生育速度を十分に高めることができなかった。
【0005】
そこで本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、外気温を冷暖房用として効率的に利用して冷暖房費を低減すると共に、培地温度を最適制御して農作物(例えば茸類)の生育速度を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、本発明に係る農業用ハウスの温度制御システムは、換気装置とヒートポンプ装置を備え、庫内の培地で農作物を栽培する農業用ハウスの培地温度を制御する温度制御システムであって、当該温度制御システムは、庫外温度を検知する庫外温度センサと、培地温度を検知する培地温度センサと、前記庫外温度センサと前記培地温度センサの検知結果に基づいて、前記換気装置と前記ヒートポンプ装置を制御する制御部とを有し、当該制御部は、前記培地温度が高温適合範囲と低温適合範囲を所定時間ずつ持続した後に高温適合範囲と低温適合範囲に交互に切り替わるように、前記培地温度を昇温する際は、前記庫外温度センサの検知温度が、前記高温適合範囲の温度に所定温度を加算した値よりも高い場合は、前記換気装置を、前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至るまで所定時間駆動すると共に、当該所定時間経過しても前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至らない場合は、前記ヒートポンプ装置を、前記換気装置と共に、前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至るまで駆動し、前記庫外温度センサの検知温度が、前記高温適合範囲の温度に所定温度を加算した値よりも高くない場合は、前記ヒートポンプ装置を、前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至るまで駆動し、前記培地温度を降温する際は、前記庫外温度センサの検知温度が、前記高温適合範囲の温度から所定温度を減算した値よりも低い場合は、前記換気装置を、前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至るまで所定時間駆動すると共に、当該所定時間経過しても前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至らない場合は、前記ヒートポンプ装置を、前記換気装置と共に、前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至るまで駆動し、前記庫外温度センサの検知温度が、前記高温適合範囲の温度から所定温度を減算した値よりも低くない場合は、前記ヒートポンプ装置を、前記培地温度が前記高温適合範囲又は前記低温適合範囲に至るまで駆動する、ことを特徴とする温度制御システム。
【発明の効果】
【0007】
外気温を冷暖房用として効率的に利用することで冷暖房費を低減することができ、また培地温度を最適制御して農作物(例えば茸類)の生育速度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る農業用ハウスの温度制御システムの概略図である。
培地温度の制御例を示す図である。
換気扇フル稼働時の庫内気流を示す模式図である。
換気扇ハーフ稼働時の庫内気流を示す模式図である。
培地温度を高温適合範囲に制御するフローチャートである。
培地温度を低温適合範囲に制御するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、農業用ハウスとしての椎茸栽培ハウス100の温度制御システムの概略を示すものである。この温度制御システムにより、ハウス100内の培地20に温度刺激(高温刺激と低温刺激)を与えて菌糸の成長を促進する。
【0010】
ハウス100の庫内に置き棚10が複数列で配置されている。この置き棚10に複数の椎茸用培地20が搭載されている。
(【0011】以降は省略されています)
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