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公開番号2025025780
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130893
出願日2023-08-10
発明の名称接着剤組成物及びそれを用いた熱融着性部材
出願人東亞合成株式会社
代理人
主分類C08L 23/26 20250101AFI20250214BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明の一実施形態の目的は、可使時間の長い接着剤組成物及びその原料となる酸変性ポリオレフィン溶液を提供することにある。
【解決手段】本発明の接着剤組成物は、第1剤と第2剤とを含む2液硬化型接着剤組成物であって、前記第1剤が酸変性ポリオレフィンと有機溶剤を含み、溶液中の水分重量が1100ppm以下である酸変性ポリオレフィン溶液を含むことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
酸変性ポリオレフィンと有機溶剤を含み、溶液中の水分重量が1100ppm以下である、酸変性ポリオレフィン溶液。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記溶液中の水分重量が20ppm以上である、請求項1に記載の酸変性ポリオレフィン溶液。
【請求項3】
接着剤原料である、請求項1又は2に記載の酸変性ポリオレフィン溶液。
【請求項4】
前記酸変性ポリオレフィンが酸無水物構造を含む、請求項1に記載の酸変性ポリオレフィン溶液。
【請求項5】
前記酸変性ポリオレフィンが環状酸無水物構造を含む、請求項5に記載の酸変性ポリオレフィン溶液。
【請求項6】
第1剤と第2剤とを含む2液硬化型接着剤組成物であって、
前記第1剤が請求項1又は2に記載の酸変性ポリオレフィン溶液であり、前記第2剤が多官能イソシアネート化合物を含む、接着剤組成物。
【請求項7】
請求項6に記載の接着剤組成物の硬化物。
【請求項8】
請求項6に記載の接着剤組成物が硬化してなる接着剤層と、当該接着剤層の一面側に接合された金属層と、当該接着剤層の他面側に接合された熱融着性樹脂層とを備えることを特徴とする、熱融着性部材。
【請求項9】
請求項8に記載の熱融着性部材を含む蓄電デバイス用包装材料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、接着剤組成物及びそれを用いた熱融着性部材並びに蓄電デバイス用包装材料に関し、電気分野、自動車分野及び産業分野等の様々な工業用製品分野において使用することができ、これら技術分野に属する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
極性が低いポリオレフィンに不飽和二重結合を有する有機酸をグラフトして得られる酸変性ポリオレフィンは、極性が高い酸変性部位と極性が低いポリマー主鎖を有する。このため、酸変性ポリオレフィンは、従来難接着性樹脂とされていたポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂に塗装を行う際の下地処理剤や、ポリオレフィン同士又はポリオレフィンと金属等の極性材料とを接着するための接着剤原料として使われている。
【0003】
ラミネート型電池に使用される一般的な電池包装材料は、アルミニウム箔を中心にした3層構造であり、各層間には接着剤が使用される。3層とは、ラミネート型電池形成後に電池の外側になる基材層、アルミニウム箔やステンレス箔から形成され水分や空気等の浸透を妨げるバリア層、バリア層が電極や電解液に接触しないように絶縁することと、外周部を熱融着して貼り合わせることとを目的としたシーラント層のことで、それぞれの層が2層以上で形成される場合もある。このうち、電解液と接するシーラント層にはポリプロピレンフィルム等のオレフィン系フィルムが用いられ、アルミニウム箔との接着には、酸変性ポリオレフィン、酸変性スチレン系エラストマー等の酸変性ポリマーをイソシアネート系架橋剤で架橋したポリウレタン系接着剤が用いられている。
【0004】
中でも、酸変性ポリオレフィンとイソシアネート系架橋剤から構成される接着剤は、高い接着強度が得られるため、近年多用されるようになっている。例えば、特許文献1及び2には、熱可塑性樹脂未延伸フィルム層とアルミニウム箔層とが、カルボキシル基を有するポリオレフィン樹脂と、多官能イソシアネート化合物とを含有してなる接着剤層を介して接着された電池ケース用包装材料が記載されている。特許文献1及び2にも記載されているように、このような酸変性ポリオレフィンとイソシアネート系架橋剤とから構成される接着剤は、主にこれらを溶剤に溶解して接着剤溶液として使用されている。アルミニウム箔又はシーラント層用フィルムに接着剤溶液を塗布、乾燥後、アルミニウム箔とシーラント層用フィルムを貼り合わせるドライラミネート工法で、電池包装材料は製造されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-92703号公報
特開2014-89985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び2に記載の接着剤では、酸変性ポリオレフィンと多官能イソシアネート化合物は混合後に早期に反応を開始し、増粘するという問題があった。このため接着剤溶液を塗工する直前に混合する必要があり、工業スケールでの電池包装材料の製造が困難となっていた。
本発明の一実施形態の目的は、可使時間の長い接着剤組成物及びその原料となる酸変性ポリオレフィン溶液を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは前記課題を解決するため鋭意検討した結果、以下の発明を完成するに至った。本明細書は、これらの知見に基づき以下の手段を提供する。
【0008】
<1> 酸変性ポリオレフィンと有機溶剤を含み、溶液中の水分重量が1100ppm以下である、酸変性ポリオレフィン溶液。
<2> 前記溶液中の水分重量が20ppm以上である、<1>に記載の酸変性ポリオレフィン溶液。
<3> 接着剤原料である、<1>又は<2>に記載の酸変性ポリオレフィン溶液。
<4> 前記酸変性ポリオレフィンが酸無水物構造を含む、<1>~<3>のいずれかに記載の酸変性ポリオレフィン溶液。
<5> 前記酸変性ポリオレフィンが環状酸無水物構造を含む、<1>~<4>のいずれかに記載の酸変性ポリオレフィン溶液。
<6> 第1剤と第2剤とを含む2液硬化型接着剤組成物であって、
前記第1剤が<1>~<4>のいずれかに記載の酸変性ポリオレフィン溶液であり、前記第2剤が多官能イソシアネート化合物を含む、接着剤組成物。
<7> <6>に記載の接着剤組成物の硬化物。
<8> <6>に記載の接着剤組成物が硬化してなる接着剤層と、当該接着剤層の一面側に接合された金属層と、当該接着剤層の他面側に接合された熱融着性樹脂層とを備えることを特徴とする、熱融着性部材。
<9> <8>に記載の熱融着性部材を含む蓄電デバイス用包装材料。
【0009】
本発明によれば、可使時間の長い接着剤組成物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の熱融着性部材の一例を示す概略斜視図である。
本発明の熱融着性部材の他の例を示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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