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公開番号
2025025275
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129899
出願日
2023-08-09
発明の名称
カチオン系アスファルト乳剤用添加剤
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
C08L
95/00 20060101AFI20250214BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】カチオン系アスファルト乳剤に対して添加することで、施工後のアスファルト付着が抑制され、分解剤による施工期間短縮が有効であり、かつ乳剤中に凝集物が生じにくい、カチオン系アスファルト乳剤組成物が得られる添加剤を提供すること。
【解決手段】カチオン系アスファルト乳剤用添加剤であって、前記添加剤は、重合体粒子を含み、前記重合体粒子は、乳化剤及びアクリル系ゴムを含み、前記乳化剤は、カチオン系乳化剤のみで構成される、添加剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
カチオン系アスファルト乳剤用添加剤であって、
前記添加剤は、重合体粒子を含み、
前記重合体粒子は、乳化剤及びアクリル系ゴムを含み、
前記乳化剤は、カチオン系乳化剤のみで構成される、添加剤。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記カチオン系アスファルト乳剤は、アニオン系分解剤と組み合わせて使用されるものである、請求項1に記載の添加剤。
【請求項3】
前記重合体粒子は、コア層と、該コア層の外側に位置するシェル層を含み、
前記コア層が、前記アクリル系ゴムであり、
前記シェル層は、非架橋の重合体から形成される、請求項1又は2に記載の添加剤。
【請求項4】
前記非架橋の重合体は、ガラス転移温度が50℃以上である、請求項3に記載の添加剤。
【請求項5】
前記カチオン系乳化剤は、アルキルトリメチルアンモニウムクロライドを含む乳化剤である、請求項1又は2に記載の添加剤。
【請求項6】
前記重合体粒子中の前記アクリル系ゴムの含有量は30~80重量%である、請求項1又は2に記載の添加剤。
【請求項7】
前記重合体粒子中の前記コア層の含有量は30~80重量%である、請求項3に記載の添加剤。
【請求項8】
前記重合体粒子は、体積平均粒子径が80~500nmである、請求項1又は2に記載の添加剤。
【請求項9】
前記添加剤は、前記重合体粒子のラテックスである、請求項1又は2に記載の添加剤。
【請求項10】
カチオン系アスファルト乳剤及び請求項1に記載の添加剤を含み、
前記カチオン系アスファルト乳剤は、アスファルト、水、及びカチオン系乳化剤を含むものである、カチオン系アスファルト乳剤組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カチオン系アスファルト乳剤用添加剤、カチオン系アスファルト乳剤組成物及びその製造方法、コート層及びその施工方法、並びにアスファルト舗装体の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
アスファルトは一般的には加熱して液状にして使用されるが、加熱することなく、常温で使用できるように、アスファルトを水に乳化させた形態で利用することが知られている。このような乳化物はアスファルト乳剤と呼ばれている。
【0003】
アスファルト乳剤では、通常、乳化剤を含む水中に、アスファルトが微粒子状に分散している。アスファルト乳剤を散布又は塗布して使用すると、アスファルトが水から分離(分解)して、粘結性が生じ、強度を発現することとなる。
【0004】
アスファルト乳剤は、使用する乳化剤によって、カチオン系、アニオン系、又はノニオン系のアスファルト乳剤に分類される。
【0005】
カチオン系アスファルト乳剤の用途には、浸透用と混合用があり、浸透用のアスファルト乳剤としては、タックコートや、プライムコートとしての使用などが知られている。タックコートは、新たに敷設するアスファルト混合物層と、その下のアスファルト混合物層等との層間接着を行うか、あるいは、継ぎ目部や構造物との付着を改善するために使用される。また、プライムコートは、上層路盤の上に適用され、路盤を安定化させると共に、路盤とその上のアスファルト混合物層とのなじみを改善するために使用される。
【0006】
タックコート用のカチオン系アスファルト乳剤としては、日本工業規格JIS K 2208(2000)で規定された「PK-4」、プライムコート用のものとしては、同規格で規定された「PK-3」等がある。しかし、これらのアスファルト乳剤を用いて形成されたアスファルト被膜は、べたつきを有するため、特に、路面温度が高くなる夏場では、施工機械のタイヤなどにアスファルトが付着して、施工面の被膜が剥がれたり、タイヤに付着したアスファルトが施工現場以外の路面を汚すなどの問題があった。
【0007】
このようなアスファルト付着の問題を抑制したアスファルト乳剤として、日本アスファルト乳剤協会規格JEAAS2011に規定された、タイヤ付着抑制型アスファルト乳剤「PKM-T」がある。
【0008】
特許文献1では、カチオン系アスファルト乳剤に関するものではないが、アスファルトのべたつきを抑制するために、共役ジエン系重合体粒子と、アニオン系又はノニオン系の乳化剤と、アスファルトと、特定のシランカップリング剤と、エポキシ樹脂を含有するアスファルト乳剤が記載されている。
【0009】
また、特許文献2では、過剰の結合材を使用せず、骨材を強固で安定に路面上へ結合でき常温施工が可能で養生時間の短い散布式表面処理工法、該処理工法により構築される耐久・安定性に優れた舗装体を提供するために、特定のカチオン系アスファルト乳剤からなる結合材とその分解を促進する分解補助剤を同時期に又は相前後して散布する工程と、骨材を散布する工程を含む散布式表面処理工法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2010-174229号公報
特開2000-336602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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