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公開番号
2025051096
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023160012
出願日
2023-09-25
発明の名称
カテーテル
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類
A61M
25/00 20060101AFI20250328BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】処置部に搬送する際に体腔の壁の損傷を防ぎやすくすることができ、体腔内における通過性も向上させやすくすることができるカテーテルを提供する。
【解決手段】第1筒状部10と、第1筒状部10よりも遠位側に位置しており環状に形成されている袋状体部20と、第1筒状部10の径方向yの外方に向かって膨らむ膨出部30と、袋状体部20と膨出部30まで流体を注入可能な流路40と、を備えている第1シャフト1を有するカテーテル100であって、流路40への流体の注入によって袋状体部20が加圧されている状態になったときの袋状体部20の最小内径は、流路40への流体の注入による加圧が行われていない状態の袋状体部20の最小内径よりも大きく、膨出部30は流路40への流体の注入によって加圧されている状態になったときに膨らんで第1筒状部10の径方向yの外方に向かって膨出するカテーテル100。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
長手方向を有し、前記長手方向に延在している内腔を有する第1筒状部と、
前記第1筒状部よりも遠位側に位置しており、環状に形成されている袋状体部と、
前記第1筒状部の径方向外方に向かって膨らむ膨出部と、
前記袋状体部と前記膨出部まで流体を注入可能な流路と、
を備えている第1シャフトを有するカテーテルであって、
前記流路への流体の注入によって前記袋状体部が加圧されている状態になったときの前記袋状体部の最小内径は、前記流路への流体の注入による加圧が行われていない状態の前記袋状体部の最小内径よりも大きく、
前記膨出部は、前記流路への流体の注入によって加圧されている状態になったときに膨らんで前記第1筒状部の径方向外方に向かって膨出するカテーテル。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記膨出部は、前記流路への流体の注入によって第1所定圧力以上で加圧されている状態になったときに膨らんで前記第1筒状部の径方向外方に向かって膨出し、
前記流路への流体の注入によって前記袋状体部が第2所定圧力以上で加圧されている状態になったときの前記袋状体部の最小内径は、前記流路への流体の注入による加圧が行われていない状態の前記袋状体部の最小内径よりも大きい請求項1に記載のカテーテル。
【請求項3】
前記第2所定圧力は前記第1所定圧力以上である請求項2に記載のカテーテル。
【請求項4】
前記袋状体部まで注入される流体は、前記膨出部まで流体を注入可能な流路を通過する請求項1~3のいずれか一項に記載のカテーテル。
【請求項5】
前記袋状体部の最小外径は前記第1筒状部の外径よりも小さくなっている請求項1~3のいずれか一項に記載のカテーテル。
【請求項6】
前記袋状体部は、前記袋状体部の内腔に面している内面部と、袋状体部の外部に面している外面部と、を有しており、
前記長手方向と平行な断面において、前記流路への流体の注入による加圧が行われていない状態の前記内面部と前記外面部のなす角は鋭角である請求項1~3のいずれか一項に記載のカテーテル。
【請求項7】
前記袋状体部は、遠位側に向かって外径が小さくなっているテーパー部を有している請求項1~3のいずれか一項に記載のカテーテル。
【請求項8】
前記第1筒状部の径方向における前記膨出部の膨出高さは、前記第1筒状部の周方向において変化している請求項1~3のいずれか一項に記載のカテーテル。
【請求項9】
前記膨出部の外表面の摩擦力は、前記第1筒状部の外表面の摩擦力よりも高い請求項1~3のいずれか一項に記載のカテーテル。
【請求項10】
前記膨出部は前記袋状体部の近位端よりも近位側に位置している請求項1~3のいずれか一項に記載のカテーテル。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カテーテルに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
バルーンやステントなどの医療用具を処置対象である処置部に搬送するに当たっては、例えば、樹脂チューブが用いられる。具体的には、医療用具が樹脂チューブの内腔に配された状態で血管などの体腔に挿入され、処置部まで運ばれる。このとき用いられる樹脂チューブが特許文献1に記載されているような単純な筒の形状である場合、その先端部分が体腔の壁に当たることで、体腔の壁を損傷させたり、通過性が悪くなったりするという問題があった。
【0003】
特許文献2には、体腔の壁を傷つけにくくすることができるカテーテルについて記載されている。該カテーテルは、少なくとも1個の内腔を有する長い弾性チューブ状部品を有するものである。カテーテルの遠位末端には軟かく変形可能な先端部品が付けられており、該先端部品は比較的静止した表面に押し付けられることによって外径が広がり、接触面積が増加するものである。これにより、組織に加えられる単位面積当たりの圧力または力を小さくすることができる旨が記載されている。
【0004】
特許文献3には、操作性のよい医療技術用器具について記載されている。該器具は、縦長の管状をした可変性の内部体と、これを少なくとも断片的に円周側で取り巻く縦長の外側の包被体と、本器具を可変状態から硬直状態、及びその逆、に移行する為の装置とを有するものである。内部体は、内壁を構成する内管と外壁を構成して内管を同心円状に取り囲んでいる外管とを有する二重管の形態に形成されているものである。本器具を可変状態から硬直状態、及びその逆、に移行する為の装置は、環状間隙内の圧力を高めて外管を放射方向に膨張させることによって包被体に圧力を加えて該器具を硬直状態にさせるものであって、操作がしやすいものである旨が記載されている。また、内部体が有する二重管の外径は大きくなるが、内部体が有する内部空間は大きさが固定されたままである旨も記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第9327101号明細書
特開昭60-040069号公報
特表2009-505700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献2に記載されているカテーテルは先端部品の外径を拡径させることによって体腔の壁の損傷を防いでいるものであり、特許文献2に記載されているカテーテルが有している構成では、拡径される先端部分が体腔の壁に引っかかりやすく、体腔内における通過性が悪いという問題を解決することができなかった。
【0007】
また、特許文献3に記載されている医療技術用器具についても、圧力を加えて外径を拡径させることによって硬直状態をつくりだして操作性を向上させるものであるため、その拡径した部分は体腔の壁に対して引っかかりやすくなってしまい、体腔内における通過性の向上という点においては未だ改善の余地があった。
【0008】
そして、特許文献2のカテーテルおよび特許文献3の医療技術用器具のいずれにおいても、バルーンやステントなどの医療用具を処置対象である処置部まで搬送し、載置する必要がある。このため、医療用具が挿入される内腔は遠位端から近位端まで医療用具が通過できるだけの大きさの内径を有している必要があった。
【0009】
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、処置部に搬送する際に体腔の壁の損傷を防ぎやすくすることができ、体腔内における通過性も向上させやすくすることができるカテーテルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決できた本発明のカテーテルの一実施態様は以下の通りである。
[1] 長手方向を有し、前記長手方向に延在している内腔を有する第1筒状部と、
前記第1筒状部よりも遠位側に位置しており、環状に形成されている袋状体部と、
前記第1筒状部の径方向外方に向かって膨らむ膨出部と、
前記袋状体部と前記膨出部まで流体を注入可能な流路と、
を備えている第1シャフトを有するカテーテルであって、
前記流路への流体の注入によって前記袋状体部が加圧されている状態になったときの前記袋状体部の最小内径は、前記流路への流体の注入による加圧が行われていない状態の前記袋状体部の最小内径よりも大きく、
前記膨出部は、前記流路への流体の注入によって加圧されている状態になったときに膨らんで前記第1筒状部の径方向外方に向かって膨出するカテーテル。
(【0011】以降は省略されています)
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