TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025042351
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-27
出願番号
2023149308
出願日
2023-09-14
発明の名称
太陽電池サブモジュールおよび太陽電池モジュール
出願人
株式会社カネカ
代理人
個人
,
個人
主分類
H10K
39/12 20230101AFI20250319BHJP()
要約
【課題】太陽電池モジュールの組立誤差による効率の低下を抑制できる太陽電池サブモジュールおよび太陽電池モジュールを提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係る太陽電池サブモジュール10は、基材11と、前記基材11上に、それぞれ第1方向に延びる帯状に形成され、第2方向に並んで配置され、電気的に直列に接続される複数のサブセル121,122と、前記電気的に直列に接続される複数のサブセル121,122の外側に形成される電極部13と、を備え、前記複数のサブセル121,122のうち前記電極部13に隣接する端部サブセル121の前記第2方向の幅Weは、前記複数のサブセル121,122のうち前記端部サブセル121以外の標準サブセル122の前記第2方向の幅Wsよりも大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、
前記基材上に、それぞれ第1方向に延びる帯状に形成され、第2方向に並んで形成され、電気的に直列に接続される複数のサブセルと、前記電気的に直列に接続される複数のサブセルの外側に形成される電極部と、を備え、
前記複数のサブセルのうち前記電極部に隣接する端部サブセルの前記第2方向の幅は、前記複数のサブセルのうち前記端部サブセル以外の標準サブセルの前記第2方向の幅よりも大きい、太陽電池サブモジュール。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記端部サブセルの前記第2方向の幅は、前記標準サブセルの前記第2方向の幅の1.8倍以上5.0倍以下である、請求項1に記載の太陽電池サブモジュール。
【請求項3】
請求項1に記載の太陽電池サブモジュールと、
前記太陽電池サブモジュールの表側を覆う表面保護材と、
前記太陽電池サブモジュールの裏側を覆う裏面保護材と、
表面保護材と前記裏面保護材の間に充填される封止材と、
を備え、
前記表面保護材は、前記電極部の全体および前記端部サブセルの一部を覆うよう形成される遮光部を有し、
前記端部サブセルの前記遮光部から露出する領域の前記第2方向の幅の平均値は、前記標準サブセルの前記第2方向の幅よりも大きい、太陽電池モジュール。
【請求項4】
前記端部サブセルの前記遮光部から露出する領域の前記第2方向の幅の平均値は、前記標準サブセルの前記第2方向の幅の1.4倍以上2.5倍以下である、請求項3に記載の太陽電池モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池サブモジュールおよび太陽電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
表面保護材と裏面保護材の間に太陽電池(セルまたはサブモジュール)を配置して、太陽電池の周囲の空間に封止材を充填した太陽電池モジュールが広く利用されている。太陽電池モジュールにおいて、表面保護材に例えば黒色セラミック塗料等で遮光部を形成し、配線や接着剤を覆い隠す場合もある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
太陽電池モジュールに用いられる太陽電池サブモジュールとしては、1枚の基材上に複数の太陽電池サブセルを電気的に直列に接続した状態で形成したものが知られている(例えば、特許文献2参照)。太陽電池をサブモジュール化することにより、サブセル間は無効領域となるため有効面積は低下するが、透明電極における抵抗損を軽減できる。このため、太陽電池を適切にサブモジュール化すれば、有効面積の低下よりも抵抗損の軽減による光電変換効率向上効果が上回る。例えば光電変換層にペロブスカイト化合物を含有する材料を用いたペロブスカイト太陽電池サブモジュールでは、それぞれ数mmから数cm程度の幅を有する帯状の複数のサブモジュールが幅方向に並んで、電気的に直列に接続された状態で形成されることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-188574号公報
特開2013-219066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
多数の帯状のサブセルを有する太陽電池サブモジュールを備える太陽電池モジュールにおいて、表面保護材に黒色塗料などで配線材等を覆い隠すような遮光部を形成すると、組立誤差等の原因によって、端部のサブモジュールの一部に遮光部が重なるおそれがある。サブセルの幅が小さい場合、サブセルにおける遮光部によって光の入射が制限される領域の面積の比率が大きくなるため、端部のサブセルの起電力が他のサブセルと比べて大きく低下し得る。起電力が小さいサブセルは、他のサブセルの出力電流に対して電気抵抗となり、大きな抵抗損や発熱を生じ得る。このため、本発明は、太陽電池モジュールの組立誤差による効率の低下を抑制できる太陽電池サブモジュールおよび太陽電池モジュールを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る太陽電池サブモジュールは、基材と、前記基材上に、それぞれ第1方向に延びる帯状に形成され、第2方向に並んで形成され、電気的に直列に接続される複数のサブセルと、前記電気的に直列に接続される複数のサブセルの外側に形成される電極部と、を備え、前記複数のサブセルのうち前記電極部に隣接する端部サブセルの前記第2方向の幅は、前記複数のサブセルのうち前記端部サブセル以外の標準サブセルの前記第2方向の幅よりも大きい。
【0007】
上述の太陽電池サブモジュールにおいて、前記端部サブセルの前記第2方向の幅は、前記標準サブセルの前記第2方向の幅の1.8倍以上5.0倍以下であってもよい。
【0008】
本発明の一態様に係る太陽電池モジュールは、上述の太陽電池サブモジュールと、前記太陽電池サブモジュールの表側を覆う表面保護材と、前記太陽電池サブモジュールの裏側を覆う裏面保護材と、表面保護材と前記裏面保護材の間に充填される封止材と、を備え、前記表面保護材は、前記電極部の全体および前記端部サブセルの一部を覆うよう形成される遮光部を有し、前記端部サブセルの前記遮光部から露出する領域の前記第2方向の幅の平均値は、前記標準サブセルの前記第2方向の幅よりも大きい。
【0009】
上述の太陽電池モジュールにおいて、前記端部サブセルの前記遮光部から露出する領域の前記第2方向の幅の平均値は、前記標準サブセルの前記第2方向の幅の1.4倍以上2.5倍以下であってもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、太陽電池モジュールの組立誤差による効率の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る