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公開番号
2025024693
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2024129616
出願日
2024-08-06
発明の名称
感光性組成物、硬化物、ブラックマトリクス、ブラックバンク、カラーフィルター、画像表示パネル、画像表示装置、硬化物の製造方法、および化合物
出願人
JSR株式会社
代理人
弁理士法人エスエス国際特許事務所
主分類
G03F
7/004 20060101AFI20250213BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】感度および現像性に優れる感光性組成物でありながら、遮光性に優れる硬化物を形成することができる感光性組成物を提供する。
【解決手段】アルカリ可溶性重合体(A)、重合性化合物(B)、光重合開始剤(C)、および下記式(1)で表される化合物(D)を含む、感光性組成物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025024693000019.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">74</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">169</com:WidthMeasure> </com:Image>
〔R
1
およびR
2
は、水素原子または脱離性基、R
1
およびR
2
の一方は脱離性基、R
3
およびR
4
は、それぞれ独立に、臭素原子、塩素原子、フッ素原子、有機基、ニトロ基、カルボキシ基、またはスルホ基。〕
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アルカリ可溶性重合体(A)、重合性化合物(B)、光重合開始剤(C)、および下記式(1)で表される化合物(D)を含む、感光性組成物。
TIFF
2025024693000017.tif
74
170
〔式(1)中、R
1
およびR
2
は、それぞれ独立に、水素原子または脱離性基を表し、R
1
およびR
2
の少なくとも一方は脱離性基であり、
R
3
およびR
4
は、それぞれ独立に、臭素原子、塩素原子、フッ素原子、有機基、ニトロ基、カルボキシ基、またはスルホ基であり、
n
1
およびn
2
は、それぞれ独立に、0~4の整数である。〕
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記脱離性基が、メトキシメチル基、またはtert-ブトキシカルボニル基である、請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項3】
さらに黒色顔料またはカーボンブラックを含む、請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の感光性組成物を硬化させた硬化物。
【請求項5】
請求項4に記載の硬化物からなるブラックマトリクスまたはブラックバンク。
【請求項6】
請求項5に記載のブラックマトリクスを備えるカラーフィルター。
【請求項7】
請求項6に記載のカラーフィルターを備える画像表示パネル。
【請求項8】
請求項7に記載の画像表示パネルを備える画像表示装置。
【請求項9】
請求項5に記載のブラックバンクを備える画像表示装置。
【請求項10】
請求項1~3のいずれか1項に記載の感光性組成物を基材上に塗布して塗膜を形成する工程と、
前記塗膜を位置選択的に露光する工程と、
前記露光された塗膜を現像する工程と、
現像後のパターンを加熱する工程と、を含むパターン化された硬化物の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、感光性組成物、硬化物、ブラックマトリクス、ブラックバンク、カラーフィルター、画像表示パネル、画像表示装置、硬化物の製造方法、および化合物に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
表示装置では、通常、ブラックマトリクスやブラックバンク等のパターン化された遮光性部材が形成される。このような遮光性部材を形成するために用いられる材料として、遮光性の黒色顔料と光重合開始剤とを含む感光性組成物が種々提案されている。
【0003】
例えば、高感度であり所望の形状のパターンを形成できる、ベンゾフラノン系黒色顔料、ペリレン系黒色顔料、アゾ系黒色顔料などの黒色剤を含むネガ型感光性組成物(例えば、特許文献1)や、パターン形成性と現像後の残渣の発生の抑制とを両立できる、ラクタム系顔料を含む感光性樹脂組成物(例えば、特許文献2)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/181311号
特開2021-64467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1および2などに記載の、従来の感光性組成物に用いられてきた黒色顔料は、通常、感光性組成物に含まれる溶剤への溶解性や分散性が低く、分散剤との併用が一般的であり、また、現像性が十分でなく、現像後に現像により除去した箇所に残渣(異物)が生じる場合があるなどの問題があった。
【0006】
一方、近年の表示装置の使用用途の拡大に伴う表示素子のさらなる高品質化の要求から、表示素子が備えるブラックマトリクスやブラックバンク等の遮光性部材の高品質化(例:高精細化、高遮光性)を図るため、感度および現像性に優れる感光性組成物でありながら、遮光性に優れる硬化物を形成することができる感光性組成物が求められていた。しかし、遮光性を上げると露光時の放射線(特に、g線、h線およびi線)透過性に劣るため、露光時の放射線に対する感度が低下する二律背反に陥っていた。
【0007】
本発明は以上のことに鑑みなされたものであり、感度および現像性に優れる感光性組成物でありながら、遮光性に優れる硬化物を形成することができる感光性組成物を提供することを一つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、下記構成例によれば、前記課題を解決できることを見出した。すなわち、本発明によれば、以下の感光性組成物、硬化物、ブラックマトリクス、ブラックバンク、カラーフィルター、画像表示パネル、画像表示装置、硬化物の製造方法、および化合物が提供される。
本開示の構成例を以下に示す。
[1] アルカリ可溶性重合体(A)、重合性化合物(B)、光重合開始剤(C)、および下記式(1)で表される化合物(D)を含む、感光性組成物。
TIFF
2025024693000002.tif
77
169
〔式(1)中、R
1
およびR
2
は、それぞれ独立に、水素原子または脱離性基を表し、R
1
およびR
2
の少なくとも一方は脱離性基であり、
R
3
およびR
4
は、それぞれ独立に、臭素原子、塩素原子、フッ素原子、有機基、ニトロ基、カルボキシ基、またはスルホ基であり、
n
1
およびn
2
は、それぞれ独立に、0~4の整数である。〕
[2] 前記脱離性基が、メトキシメチル基、またはtert-ブトキシカルボニル基である、前記[1]に記載の感光性組成物。
[3] さらに黒色顔料またはカーボンブラックを含む、前記[1]または[2]に記載の感光性組成物。
[4] 前記[1]~[3]のいずれかに記載の感光性組成物を硬化させた硬化物。
[5] 前記[4]に記載の硬化物からなるブラックマトリクスまたはブラックバンク。
[6] 前記[5]に記載のブラックマトリクスを備えるカラーフィルター。
[7] 前記[6]に記載のカラーフィルターを備える画像表示パネル。
[8] 前記[7]に記載の画像表示パネルを備える画像表示装置。
[9] 前記[5]に記載のブラックバンクを備える画像表示装置。
[10] 前記[1]~[3]のいずれかに記載の感光性組成物を基材上に塗布して塗膜を形成する工程と、
前記塗膜を位置選択的に露光する工程と、
前記露光された塗膜を現像する工程と、
現像後のパターンを加熱する工程と、を含むパターン化された硬化物の製造方法。
[11] 前記パターン化された硬化物がブラックマトリクスまたはブラックバンクである、前記[10]に記載の製造方法。
[12] 下記式(3)で表される化合物。
TIFF
2025024693000003.tif
76
170
〔式(3)中、R
5
およびR
6
は、それぞれ独立に、水素原子または250℃以下の加熱温度で脱離する熱脱離性基であり、R
5
およびR
6
の少なくとも一方は前記熱脱離性基であり、
R
3
およびR
4
は、それぞれ独立に、臭素原子、塩素原子、フッ素原子、有機基、ニトロ基、カルボキシ基、またはスルホ基であり、
n
1
およびn
2
は、それぞれ独立に、0~4の整数である。〕
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、感度および現像性(特にアルカリ可溶性)に優れる感光性組成物でありながら、遮光性に優れる硬化物を形成することができる感光性組成物を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る感光性組成物を用いることで、現像により除去したい箇所に残渣(異物)が少ない信頼性の高い、かつ、基材との密着性に優れ、所望形状(例:高精細化も可)の遮光性に優れる硬化物を形成することができる。
また、本発明の一実施形態に係る感光性組成物は、分散剤を用いない場合でも前記効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施例1で得られた感光性組成物から得られたパターンおよび該パターンを230℃で加熱した後の紫外可視吸光度スペクトルである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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