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公開番号
2025083854
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197490
出願日
2023-11-21
発明の名称
弱アンカリング膜形成用液晶配向剤、液晶配向膜の製造方法及び液晶素子の製造方法
出願人
JSR株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02F
1/1337 20060101AFI20250526BHJP(光学)
要約
【課題】液晶配向性に優れた液晶素子を得ることができるとともに、液晶素子の低電圧駆動化を図ることができ、かつ密着性に優れた液晶配向膜を形成することができる液晶配向剤を提供すること。
【解決手段】弱アンカリング液晶配向膜の形成に用いられる弱アンカリング膜形成用液晶配向剤であり、環員数7以上の脂肪族環を側鎖に有する重合体と、架橋剤とを含有する弱アンカリング膜形成用液晶配向剤とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
弱アンカリング液晶配向膜の形成に用いられる弱アンカリング膜形成用液晶配向剤であって、
環員数7以上の脂肪族環を側鎖に有する重合体(P)と、
架橋剤と、
を含有する、弱アンカリング膜形成用液晶配向剤。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記架橋剤が芳香環を有しない、請求項1に記載の弱アンカリング膜形成用液晶配向剤。
【請求項3】
前記重合体(P)は、付加重合体、ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル、ポリイミド及びポリオルガノシロキサンよりなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の弱アンカリング膜形成用液晶配向剤。
【請求項4】
前記重合体(P)は、環員数8以上の脂肪族環を側鎖に有する、請求項1又は2に記載の弱アンカリング膜形成用液晶配向剤。
【請求項5】
環員数7以上の脂肪族環を側鎖に有しない重合体(Q)を更に含有する、請求項1又は2に記載の弱アンカリング膜形成用液晶配向剤。
【請求項6】
前記重合体(Q)は、ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル及びポリイミドよりなる群から選択される少なくとも1種である、請求項5に記載の弱アンカリング膜形成用液晶配向剤。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の液晶配向剤を用いて弱アンカリング液晶配向膜を形成する、液晶配向膜の製造方法。
【請求項8】
第1基板及び第2基板からなる一対の基板と、前記一対の基板間に配置された液晶層とを備える液晶素子の製造方法であって、
前記第1基板及び前記第2基板のうち少なくともいずれかの表面に、請求項1又は2に記載の弱アンカリング膜形成用液晶配向剤を塗布し、弱アンカリング液晶配向膜を形成する工程を含む、液晶素子の製造方法。
【請求項9】
前記第1基板及び前記第2基板の一方の基板の表面に前記弱アンカリング液晶配向膜を形成し、
前記第1基板及び前記第2基板のうち、前記弱アンカリング液晶配向膜を形成した基板とは異なる基板の表面に、前記弱アンカリング液晶配向膜よりも強いアンカリングエネルギーを有する強アンカリング液晶配向膜を形成する工程を更に含む、請求項8に記載の液晶素子の製造方法。
【請求項10】
前記強アンカリング液晶配向膜がラビング配向膜又は光配向膜である、請求項9に記載の液晶素子の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、弱アンカリング液晶配向剤、液晶配向膜の製造方法及び液晶素子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶素子において、液晶分子の初期配向は一般に、液晶配向膜による液晶分子のアンカリングによって規定される。近年では、IPS型やFFS型等といった水平配向モードの液晶素子において、一対の基板のうち一方の基板に、強いアンカリングエネルギーを有する液晶配向膜(以下、「強アンカリング液晶配向膜」ともいう)を形成し、他方の基板に、アンカリングエネルギーを有しないか又はアンカリングエネルギーが非常に小さい液晶配向膜(以下、「弱アンカリング液晶配向膜」ともいう)を形成した液晶素子が種々提案されている。弱アンカリング状態を利用した液晶素子では、両方の基板に強アンカリング液晶配向膜を形成する通常の液晶素子に対して、輝度及びコントラスト比の向上や、低電圧駆動、高速応答(高速立ち上がり)等を実現可能とされている。なお、「弱アンカリング」は、「ゼロ面アンカリング」とも称されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、液晶及びラジカル重合性化合物を含有する液晶組成物を、ラジカル発生膜に接触させた状態で、ラジカル重合性化合物を重合反応させるのに十分なエネルギーを与えるステップを含む方法によりゼロ面アンカリング膜を第1基板上に形成し、公知の液晶配向剤により液晶配向膜を第2基板上に形成して液晶セルを製造することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/004433号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術では、弱アンカリング液晶配向膜の作製に際し、液晶及びラジカル重合性化合物を含有する液晶組成物と、第1基板上に形成したラジカル発生膜とを接触させ、その状態で、ラジカル重合性化合物を重合反応させるのに十分なエネルギーを与える工程が必要になる。生産性の観点からすると、簡便な操作によって弱アンカリング液晶配向膜を作製可能でありながら、弱アンカリング状態に由来する低電圧駆動を実現でき、しかも良好な液晶配向性を示す液晶素子とすることが望まれる。
【0006】
例えば、スマートフォンやタブレットPC等に代表されるモバイル用途に加え、大型テレビやPC用モニターにおいて、デザイン性の観点や表示装置の小型化の観点から狭額縁化を図ることが行われている。狭額縁化を図る方法の1つとしては、基板面全体に液晶配向膜を形成した後、シール剤を液晶配向膜上に塗布して基板同士を貼り合わせる方法が知られている。その一方で、液晶配向膜上にシール剤を配置すると基板間の密着性が低下しやすく、外力の作用等により基板の剥がれが生じやすくなることが懸念される。
【0007】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、液晶配向性に優れた液晶素子を得ることができるとともに、液晶素子の低電圧駆動化を図ることができ、かつ密着性に優れた液晶配向膜を形成することができる液晶配向剤を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、以下の手段が提供される。
【0009】
〔1〕 弱アンカリング液晶配向膜の形成に用いられる弱アンカリング膜形成用液晶配向剤であって、環員数7以上の脂肪族環を側鎖に有する重合体(P)と、架橋剤と、を含有する、弱アンカリング膜形成用液晶配向剤。
〔2〕 上記〔1〕の液晶配向剤を用いて弱アンカリング液晶配向膜を形成する、液晶配向膜の製造方法。
〔3〕 第1基板及び第2基板からなる一対の基板と、前記一対の基板間に配置された液晶層とを備える液晶素子の製造方法であって、前記第1基板及び前記第2基板のうち少なくともいずれかの表面に、上記〔1〕の弱アンカリング膜形成用液晶配向剤を塗布し、弱アンカリング液晶配向膜を形成する工程を含む、液晶素子の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明の液晶配向剤によれば、液晶配向性に優れた液晶素子を得ながら、液晶素子の低電圧駆動化を図ることができる。また、本発明の液晶配向剤によれば、密着性に優れた液晶配向膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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