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公開番号
2025114652
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2025075215,2022526874
出願日
2025-04-30,2021-05-13
発明の名称
オニウム塩化合物
出願人
JSR株式会社
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
C07D
317/72 20060101AFI20250729BHJP(有機化学)
要約
【課題】感度やLWR性能、CDU性能を十分なレベルで発揮可能なオニウム塩化合物。
【解決手段】下記式(1-2)で表される構造を含むオニウム塩化合物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025114652000051.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">55</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">150</com:WidthMeasure> </com:Image>
(式中、R
f1
及びR
f2
は、F又はC数1~20の1価のF化炭化水素基;R
1
はH、C数1~20の1価の炭化水素基、F又はC数1~20の1価のF化炭化水素基;R
2
~R
7
は、H又はC数1~20の1価の炭化水素基;n
1
は0~4の整数;n
2
は0~4の整数;但し、n
1
+n
2
は2~8の整数;n
3
は0~5の整数;X
1
及びX
2
は、O又はS;Z
+
は、1価の感放射線性オニウムカチオン。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1-2)で表される構造を含むオニウム塩化合物。
TIFF
2025114652000050.tif
55
150
(上記式(1-2)中、
R
f1
及びR
f2
は、それぞれ独立して、フッ素原子又は炭素数1~20の1価のフッ素化炭化水素基である。
R
1
は水素原子、炭素数1~20の1価の炭化水素基、フッ素原子又は炭素数1~20の1価のフッ素化炭化水素基である。
R
2
、R
5
、R
6
及びR
7
は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1~20の1価の炭化水素基である。
n
1
は1又は2の整数である。R
f1
及びR
f2
がそれぞれ複数ある場合、複数のR
f1
及びR
f2
は互いに同一又は異なる。
n
2
は0~4の整数である。R
1
及びR
2
がそれぞれ複数ある場合、複数のR
1
及びR
2
は互いに同一又は異なる。
但し、n
1
+n
2
は2~6の整数である。
n
3
は0である。
X
1
及びX
2
は、それぞれ独立して、酸素原子又は硫黄原子である。
*はそれぞれ他の構造との結合手である。
Z
+
は、1価の感放射線性オニウムカチオンである。
R
8b
及びR
9b
は、それぞれ独立して、水素原子若しくは炭素数1~40の1価の有機基であるか、又はR
8b
及びR
9b
は互いに合わせられこれらが結合する炭素原子と共に構成される環員数3~20の環構造を表す。
n
4
は1である。)
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
上記R
8b
及びR
9b
で表される有機基は、それぞれ独立して、炭素数1~20の1価の鎖状炭化水素基、炭素数3~20の1価の脂環式炭化水素基、炭素数6~20の1価の芳香族炭化水素基又はこれらの組み合わせである請求項1に記載のオニウム塩化合物。
【請求項3】
上記脂環式炭化水素基は、炭素数3~10の1価の単環脂環式基又は炭素数6~14の1価の多環脂環式基である請求項2に記載のオニウム塩化合物。
【請求項4】
上記R
8b
及びR
9b
は互いに合わせられこれらが結合する炭素原子と共に構成される環員数3~20の環構造は、炭素数3~10の脂環式単環構造又は炭素数6~14の脂環式多環構造又は炭素数8~20の芳香環構造である請求項1~3のいずれか1項に記載のオニウム塩化合物。
【請求項5】
上記式(1-2)における感放射線性オニウムカチオンが、スルホニウムカチオン又はヨードニウムカチオンである請求項1~4のいずれか1項に記載のオニウム塩化合物。
【請求項6】
上記式におけるn
2
が1~4の整数である請求項1~5のいずれか1項に記載のオニウム塩化合物。
【請求項7】
上記式におけるn
1
+n
2
が2である請求項1~6のいずれか1項に記載のオニウム塩化合物。
【請求項8】
上記R
f1
及びR
f2
は、それぞれ独立して、フッ素原子又は炭素数1~5のパーフルオロアルキル基であり、
R
1
及びR
2
は、水素原子であり、
n
1
及びn
2
は1であり、
X
1
及びX
2
は酸素原子である請求項1~4のいずれか1項に記載のオニウム塩化合物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、オニウム塩化合物に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体素子における微細な回路形成にレジスト組成物を用いるフォトリソグラフィー技術が利用されている。代表的な手順として、例えば、レジスト組成物の被膜に対するマスクパターンを介した放射線照射による露光で酸を発生させ、その酸を触媒とする反応により露光部と未露光部とにおいて樹脂のアルカリ系や有機系の現像液に対する溶解度の差を生じさせることで、基板上にレジストパターンを形成する。
【0003】
上記フォトリソグラフィー技術ではArFエキシマレーザー等の短波長の放射線を利用したり、さらに露光装置のレンズとレジスト膜との間の空間を液状媒体で満たした状態で露光を行う液浸露光法(リキッドイマージョンリソグラフィー)を用いたりしてパターン微細化を推進している。次世代技術として、電子線、X線及びEUV(極端紫外線)等のより短波長の放射線を用いたリソグラフィーも検討されつつある。
【0004】
さらなる技術進展に向けた取り組みが進む中、レジスト組成物の主要成分である光酸発生剤についても感度や解像度等の向上についての試みが進められている。例えば、スルホン酸基の近位炭素をフッ素で置換することで強酸を付与可能な酸発生剤が検討されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-12684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
こうした次世代技術への取り組みの中でも、感度やレジストパターンの線幅のバラつきを示すLWR(Line Width Roughness)性能、CDU(Critical Dimension Uniformity)性能等の点で従来と同等以上のレジスト諸性能が要求される。しかしながら、既存の感放射線性樹脂組成物ではそれらの特性は十分なレベルで得られていない。
【0007】
本発明は、感度やLWR性能、CDU性能を十分なレベルで発揮可能な感放射線性樹脂組成物及びパターン形成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、本課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、下記構成を採用することにより、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、一実施形態において、
下記式(1)で表される構造を含むオニウム塩化合物と、
溶剤と
を含む感放射線性樹脂組成物に関する。
TIFF
2025114652000001.tif
46
150
(上記式(1)中、
R
f1
及びR
f2
は、それぞれ独立して、フッ素原子又は炭素数1~20の1価のフッ素化炭化水素基である。
R
1
は水素原子、炭素数1~20の1価の炭化水素基、フッ素原子又は炭素数1~20の1価のフッ素化炭化水素基である。
R
2
、R
3
、R
4
、R
5
、R
6
及びR
7
は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1~20の1価の炭化水素基である。
n
1
は0~4の整数である。R
f1
及びR
f2
がそれぞれ複数ある場合、複数のR
f1
及びR
f2
は互いに同一又は異なる。
n
2
は0~4の整数である。R
1
及びR
2
がそれぞれ複数ある場合、複数のR
1
及びR
2
は互いに同一又は異なる。
但し、n
1
+n
2
は2~8の整数である。
n
3
は0~5の整数である。R
3
及びR
4
がそれぞれ複数ある場合、複数のR
3
及びR
4
は互いに同一又は異なる。
X
1
及びX
2
は、それぞれ独立して、酸素原子又は硫黄原子である。
*はそれぞれ他の構造との結合手である。
Z
+
は、1価の感放射線性オニウムカチオンである。)
【0010】
当該感放射線性樹脂組成物は、感放射線性酸発生剤として上記式(1)で表される構造を含むオニウム塩化合物(以下、「化合物(1)」ともいう。)を含むので、レジストパターン形成の際に優れた感度やLWR性能、CDU性能を発揮することができる。この理由としては、いかなる理論にも束縛されないものの、以下のように推察される。スルホ基が結合する炭素原子に電子求引性の基が結合することで発生酸を強酸化することができるとともに、骨格部分にエステル結合及び近接する2つの(チオ)エーテル構造を導入することで酸の拡散長や樹脂との親和性を適度なレベルとすることができ、これらの相乗効果で所与のレジスト諸性能を発揮することができる。なお、有機基とは、少なくとも1個の炭素原子を含む基をいう。
(【0011】以降は省略されています)
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