TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025023400
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-17
出願番号2023127487
出願日2023-08-04
発明の名称甲殻類の養殖装置および甲殻類の生産方法
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人個人,個人
主分類A01K 61/59 20170101AFI20250207BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】甲殻類の陸上養殖において、歩留まりを向上させることのできる技術を提供する。
【解決手段】陸上養殖における甲殻類の養殖装置は、水槽と、水槽の内部を複数の領域に分ける複数の網と、複数の網を積層して固定する保持部と、を備え、複数の領域は、甲殻類が行き来可能に構成されていることを特徴とし、陸上養殖における甲殻類の生産方法は、積層配置された複数の網によって複数の領域に分けられた水槽であって複数の領域において甲殻類が行き来可能に構成された水槽を用いて甲殻類を養殖する工程を含むことを特徴とする。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
陸上養殖における甲殻類の養殖装置であって、
水槽と、
前記水槽の内部を複数の領域に分ける複数の網と、
複数の前記網を積層して固定する保持部と、
を備え、
前記複数の領域は、前記甲殻類が行き来可能に構成されている、
ことを特徴とする、甲殻類の養殖装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
請求項1に記載の甲殻類の養殖装置において、
積層された複数の前記網どうしの間隔が、10mm以上300mm以下である、
ことを特徴とする、甲殻類の養殖装置。
【請求項3】
請求項1に記載の甲殻類の養殖装置において、
前記網の目合が、2mm以上25mm以下である、
ことを特徴とする、甲殻類の養殖装置。
【請求項4】
請求項1に記載の甲殻類の養殖装置において、
複数の前記網と、前記保持部とが、一体化されている、
ことを特徴とする、甲殻類の養殖装置。
【請求項5】
請求項1に記載の甲殻類の養殖装置において、
前記甲殻類が、海水遊泳型食用エビである、
ことを特徴とする、甲殻類の養殖装置。
【請求項6】
請求項5に記載の甲殻類の養殖装置において、
前記海水遊泳型食用エビが、バナメイエビである、
ことを特徴とする、甲殻類の養殖装置。
【請求項7】
陸上養殖における甲殻類の生産方法であって、
積層された複数の網によって複数の領域に分けられた水槽であって、前記複数の領域において前記甲殻類が行き来可能に構成された水槽を用いて前記甲殻類を養殖する工程を含む、
ことを特徴とする、甲殻類の生産方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、甲殻類の養殖装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、エビやカニ等の甲殻類を対象とした陸上養殖における養殖装置が提案されている。例えば、特許文献1には、区画された連続する多数の個室内に個々のエビが入ることにより、共食いを抑制する養殖装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-112182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の養殖装置は、養殖する甲殻類の歩留まりの観点において、改善の余地があった。したがって、甲殻類の陸上養殖において、養殖歩留まりを向上させることのできる技術が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することができる。
【0006】
(1)本開示の一形態によれば、甲殻類の養殖装置が提供される。この甲殻類の養殖装置は、陸上養殖における甲殻類の養殖装置であって、水槽と、前記水槽の内部を複数の領域に分ける複数の網と、複数の前記網を積層して固定する保持部と、を備え、前記複数の領域は、前記甲殻類が行き来可能に構成されている、ことを特徴とする。この形態の甲殻類の養殖装置によれば、積層された複数の網によって水槽の内部が複数の領域に分けられ、複数の領域を甲殻類が行き来可能に構成されているので、甲殻類の陸上養殖において、養殖歩留まりを向上させることができる。
【0007】
(2)上記(1)に記載の甲殻類の養殖装置において、積層された複数の前記網どうしの間隔が、10mm以上300mm以下であってもよい。この形態の甲殻類の養殖装置によれば、積層された複数の前記網どうしの間隔が10mm以上300mm以下であるので、バナメイエビ等の海水遊泳型食用エビの養殖に好適に用いることができる。
【0008】
(3)上記(1)または上記(2)に記載の甲殻類の養殖装置において、前記網の目合が、2mm以上25mm以下であってもよい。この形態の甲殻類の養殖装置によれば、網の目合が、2mm以上25mm以下であるので、バナメイエビ等の海水遊泳型食用エビの養殖に好適に用いることができる。
【0009】
(4)上記(1)から上記(3)までのいずれか一項に記載の甲殻類の養殖装置において、複数の前記網と、前記保持部とが、一体化されていてもよい。この形態の甲殻類の養殖装置によれば、複数の網と保持部とが一体化されているので、網の設置や移動を容易に行うことができる結果、水槽の内部を複数の領域に容易に分けることができる。
【0010】
(5)上記(1)から上記(4)までのいずれか一項に記載の甲殻類の養殖装置において、前記甲殻類が、海水遊泳型食用エビであってもよい。この形態の甲殻類の養殖装置によれば、海水遊泳型食用エビの陸上養殖における歩留まりを向上できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
ペット用玩具
1か月前
個人
植裁物への水やり装置
18日前
井関農機株式会社
作業車両
12日前
タキイ種苗株式会社
レタス植物
26日前
みのる産業株式会社
移植機
8日前
松山株式会社
収穫機
11日前
株式会社ロッソ
植物栽培器
22日前
みのる産業株式会社
移植機
8日前
株式会社ロッソ
植物栽培器
22日前
株式会社大貴
動物用トイレ
11日前
みのる産業株式会社
移植装置
1か月前
個人
ルアー
26日前
キユーピー株式会社
含水流動状組成物
4日前
株式会社竹中工務店
プランター
5日前
株式会社東海化成
ポット保持具
1か月前
三菱マヒンドラ農機株式会社
作業車両
11日前
三菱マヒンドラ農機株式会社
作業車両
12日前
井関農機株式会社
コンバイン
18日前
株式会社クボタ
作業車
4日前
株式会社大阪製薬
薬剤揮散具
4日前
株式会社クボタ
収穫機
5日前
株式会社クボタ
収穫機
5日前
AGRIST株式会社
収穫装置
29日前
株式会社クボタ
作業機
19日前
株式会社クボタケミックス
弁装置
1か月前
井関農機株式会社
植物工場の生産流通システム
11日前
みのる産業株式会社
苗箱および移植装置
8日前
株式会社BARKS
ペット収容袋付衣類
19日前
日本製紙クレシア株式会社
ペット用吸収性物品
19日前
グローブライド株式会社
釣竿ケース
25日前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
1か月前
大日本除蟲菊株式会社
薬剤揮散装置
26日前
株式会社吉野工業所
除虫用餌剤容器
12日前
宇都宮測量株式会社
携帯型鳥獣類除け装置
5日前
株式会社大貴
排泄物処理材及びその製造方法
26日前
株式会社デンソー
潅水システム
1か月前
続きを見る