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公開番号
2025023337
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2024214442,2020019982
出願日
2024-12-09,2020-02-07
発明の名称
光透過方向制御体、ルーバーフィルムの製造方法、光透過方向制御体の製造方法
出願人
信越ポリマー株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
5/00 20060101AFI20250206BHJP(光学)
要約
【課題】曲面から出射する光を平行にする(光の向きを揃える)ことができる光透過方向制御体、光透過方向制御体に備えられるルーバーフィルムの製造方法、および光透過方向制御体の製造方法を提供する。
【解決手段】曲面10aを有する透明な被着体10と、曲面10aに貼付されるルーバーフィルム20と、を備え、ルーバーフィルム20は、複数の光透過帯21と複数の遮光帯22とを有し、光透過帯21と遮光帯22は、ルーバーフィルム20を曲面10a側から平面視して交互に平行に配置され、平面視にて光透過帯21の長手方向に直交する仮想面で切断した、ルーバーフィルム20の断面において、複数の遮光帯22のルーバーフィルム20の厚さ方向に延びる中心線が互いに略平行であり、光透過帯21および遮光帯22はエラストマーを含む、光透過方向制御体1。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
曲面を有する光透過性の被着体と、前記曲面に貼付されたルーバーフィルムと、前記ルーバーフィルムの片面または両面に接着剤層を介して積層された透明保護層と、を備えた光透過方向制御体であって、
前記被着体の曲面が少なくとも1つの変曲点を有し、
前記ルーバーフィルムは、前記曲面に沿って交互に互いに平行に配置された複数の光透過帯と複数の遮光帯とを有し、
前記ルーバーフィルムの厚さ方向に沿う断面において、前記複数の遮光帯の各々は前記ルーバーフィルムの表面と裏面に露出しており、
前記光透過帯および前記遮光帯はエラストマーを含み、前記エラストマーはシリコーンゴムであり、
前記エラストマーのゴム硬度は60°以上80°以下であり、
硬化後の前記接着剤層のゴム硬度は20°以上80°以下である、光透過方向制御体。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記曲面は、複数の異なる曲率半径を有する、請求項1に記載の光透過方向制御体。
【請求項3】
前記被着体は表示装置における画像を表示する表示部であり、前記曲面は前記表示部の表示面であり、
前記複数の光透過帯および前記複数の遮光帯により、前記表示部が表示する前記画像の光を通す光路が形成される、請求項1または2に記載の光透過方向制御体。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の光透過方向制御体に備えられるルーバーフィルムの製造方法であって、
光透過帯用シートと遮光帯用シートとを交互に複数積層してブロック体を形成するブロック体形成工程と、前記ブロック体を切断してルーバーフィルムを形成する切断工程と、前記ルーバーフィルムの片面または両面に接着剤層を介して透明保護層を積層する工程と、を有し、
前記切断工程において、前記ルーバーフィルムを切り出した後の前記ブロック体の切削面が、前記被着体の曲面と略同一の曲面となるように前記ブロック体を切断し、
前記エラストマーのゴム硬度は60°以上80°以下であり、
硬化後の前記接着剤層のゴム硬度は20°以上80°以下である、ルーバーフィルムの製造方法。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか1項に記載の光透過方向制御体の製造方法であって、
請求項4に記載のルーバーフィルムの製造方法で得たルーバーフィルムを前記被着体の曲面に貼付する工程を有する、光透過方向制御体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光透過方向制御体、ルーバーフィルムの製造方法、および光透過方向制御体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、夜間に、発光ダイオード(LED)等の光源から、建物の外側(外面)の一部や、外壁に設けられた窓等の設備に光を当てて、その建物の存在をアピールすることが行われている。このように建物に光を当てることにより、都市の夜景景観を形成し、昼間には見られない、建物の立体感や美的効果を演出することができる。
【0003】
例えば、建物の立体感を際立たせるには、建物の所定の部分にのみ光を当てることが望ましい。所定の部分のみに光を当てるためには、光源から発光される光の指向性を高める必要がある。
【0004】
従来、ルーバー層全体にわたってルーバー角度が揃っている視野角制御体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-102278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の視野角制御体を曲面に貼付した場合、視野角制御体を通過した光を平行にすることができなかった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、曲面から出射する光を平行にする(光の向きを揃える)ことができる光透過方向制御体、光透過方向制御体に備えられるルーバーフィルムの製造方法、および光透過方向制御体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
[1]曲面を有する光透過性の被着体と、前記曲面に貼付されるルーバーフィルムと、を備えた光透過方向制御体であって、前記ルーバーフィルムは、複数の光透過帯と複数の遮光帯とを有し、前記光透過帯と前記遮光帯は、前記ルーバーフィルムを前記曲面側から平面視して交互に平行に配置され、前記平面視にて前記光透過帯の長手方向に直交する仮想面で切断した、前記ルーバーフィルムの断面において、前記複数の遮光帯の前記ルーバーフィルムの厚さ方向に延びる中心線が互いに略平行であり、前記光透過帯および前記遮光帯はエラストマーを含む、光透過方向制御体。
[2]前記エラストマーのゴム硬度は60°以上80°以下である、[1]に記載の光透過方向制御体。
[3]前記ルーバーフィルムの片面または両面に透明保護層を備える、[1]または[2]に記載の光透過方向制御体。
[4]前記曲面は、複数の異なる曲率半径を有する、[1]~[3]のいずれかに記載の光透過方向制御体。
[5]前記曲面は、少なくとも1つの変曲点を有する、[1]~[4]のいずれかに記載の光透過方向制御体。
[6]前記被着体は表示装置における画像を表示する表示部であり、前記曲面は前記表示部の表示面であり、前記光透過方向制御体が車両に搭載された状態で、前記複数の光透過帯および前記複数の遮光帯は、それぞれの厚さ方向が前記表示面に対して鉛直方向となるように延在し、かつそれぞれの長手方向が前記表示面の一方向に沿って延在し、前記複数の光透過帯および前記複数の遮光帯により、前記表示部が表示する前記画像の光を通す光路が形成され、前記ルーバーフィルムが前記表示面に装着された状態で、前記光路の鉛直方向の断面において前記光路の光軸の方向が同じになる、[1]~[5]のいずれかに記載の光透過方向制御体。
【0009】
[7][1]~[6]のいずれかに記載の光透過方向制御体に備えられるルーバーフィルムの製造方法であって、光透過帯用シートと遮光帯用シートとを交互に複数積層してブロック体を形成するブロック体形成工程と、前記ブロック体を切断してルーバーフィルムを形成する切断工程と、を有し、前記切断工程において、前記ルーバーフィルムを切り出した後の前記ブロック体の切削面が、前記被着体の曲面と略同一の曲面となるように前記ブロック体を切断する、ルーバーフィルムの製造方法。
【0010】
[8][1]~[6]のいずれかに記載の光透過方向制御体の製造方法であって、[7]に記載のルーバーフィルムの製造方法で得たルーバーフィルムを前記被着体の曲面に貼付する工程を有する、光透過方向制御体の製造方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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