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公開番号
2025023284
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2024212051,2021031618
出願日
2024-12-05,2021-03-01
発明の名称
眼科データ処理方法、及び眼科データ処理装置
出願人
国立大学法人 筑波大学
,
株式会社トプコン
代理人
個人
主分類
A61B
3/10 20060101AFI20250206BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】眼の動きを計測するための新規な手法を走査型イメージング技術を利用して提供する。
【解決手段】実施形態に係る眼科データ処理方法は、データセットと時系列データとを受け付ける。データセットは、互いに交差する一連のサイクルを含む2次元パターンに従う光走査を被検眼に適用して取得される。時系列データは、被検者の頭部の位置の時系列変化を表すデータを含んでいる。また、実施形態に係る方法は、受け付けられたデータセットに基づいて、被検眼の位置の時系列変化を表す位置履歴データを生成する。更に、実施形態に係る方法は、生成された位置履歴データと受け付けられた時系列データとに基づいて評価データを生成する。
【選択図】図4B
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに交差する一連のサイクルを含む2次元パターンに従う光走査を被検眼に適用して取得されたデータセットと、被検者の頭部の位置の時系列変化を表すデータを含む時系列データとを受け付け、
前記データセットに基づいて前記被検眼の位置の時系列変化を表す位置履歴データを生成し、
前記位置履歴データ及び前記時系列データに基づいて評価データを生成する、
眼科データ処理方法。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
互いに交差する一連のサイクルを含む2次元パターンに従う光走査を被検眼に適用して取得されたデータセットと、眼球運動以外に由来する前記被検眼の動きを示す時系列データとを受け付け、
前記データセットに基づいて前記被検眼の位置の時系列変化を表す位置履歴データを生成し、
前記時系列データに基づいて前記位置履歴データを補正する、
眼科データ処理方法。
【請求項3】
更に、補正された前記位置履歴データに基づいて評価データを生成する、
請求項2の方法。
【請求項4】
前記評価データは、所定の処理の信頼性評価データを含む、
請求項1又は3の方法。
【請求項5】
更に、前記データセットに基づいて複数の画像データを構築し、
前記複数の画像データの相対位置補正を実行し、
前記信頼性評価データは、前記相対位置補正の信頼性評価データを含む、
請求項4の方法。
【請求項6】
前記位置履歴データは、前記被検眼の前記位置の前記時系列変化の可視化データを含む、
請求項1~5のいずれかの方法。
【請求項7】
互いに交差する一連のサイクルを含む2次元パターンに従う光走査を被検眼に適用して取得されたデータセットと、被検者の頭部の位置の時系列変化を表すデータを含む時系列データとを記憶する記憶部と、
前記データセットに基づいて前記被検眼の位置の時系列変化を表す位置履歴データを生成する位置履歴データ生成部と、
前記位置履歴データ及び前記時系列データに基づいて評価データを生成する評価データ生成部と
を含む、眼科データ処理装置。
【請求項8】
互いに交差する一連のサイクルを含む2次元パターンに従う光走査を被検眼に適用して取得されたデータセットと、眼球運動以外に由来する前記被検眼の動きを示す時系列データとを記憶する記憶部と、
前記データセットに基づいて前記被検眼の位置の時系列変化を表す位置履歴データを生成する位置履歴データ生成部と、
前記時系列データに基づいて前記位置履歴データを補正する位置履歴データ補正部と
を含む、眼科データ処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、眼科データ処理方法、及び眼科データ処理装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
眼科分野では様々なイメージング技術が応用されており、その1つに走査型イメージングがある。走査型イメージングとは、サンプルの複数の箇所に順次にビームを投射してデータを収集し、収集されたデータからサンプルの像を構築する技術である。
【0003】
光を利用した走査型イメージングの例として光コヒーレンストモグラフィ(OCT;光干渉断層撮影法)がある。OCTは、光散乱媒質をマイクロメートルレベル又はより高い分解能で計測及び画像化することが可能な技術であり、医用イメージングや非破壊検査などに応用されている。OCTは、低コヒーレンス干渉法に基づく技術であり、典型的には、光散乱媒質のサンプルへの深達性を確保するために近赤外領域のプローブ光(測定光)を利用する。眼科分野においては、近赤外光の利用には、測定光の移動を眼で追うことの防止、縮瞳の防止といったメリットもある。
【0004】
眼科画像診断ではOCT装置の普及が進んでおり、2次元的なイメージングだけでなく、3次元的なイメージング・レンダリング・構造解析・機能解析なども実用化され、診断の強力なツールとして広く利用されるに至っている。また、眼科分野では、走査型レーザー検眼鏡(SLO)など、OCT以外の走査型イメージングも利用されている。加えて、近赤外領域以外の波長帯の光(電磁波)や超音波を利用した走査型イメージングも知られている。
【0005】
OCTやSLOで利用される走査モードには様々なものがあるが、モーションアーティファクト補正などを目的とした所謂「リサジュー(Lissajous)スキャン」が近年注目を集めている(例えば、特許文献1~4、非特許文献1及び2を参照)。
【0006】
典型的なリサジュースキャンでは、或る程度の大きさを持つ複数のループ(サイクル)を順次に描くように測定光を高速走査するため、1つのサイクル上の多数の位置からのデータ取得時間の差を実質的に無視することができ、また、異なるサイクルの交差領域を参照してサイクル間の位置合わせを行えるため、サンプルの動きに起因するアーティファクトを補正することが可能である。このようなリサジュースキャンの特徴に着目し、眼科分野では眼球運動に起因するモーションアーティファクトへの対処を図っている。
【0007】
非特許文献1に記載された技術においては、リサジュースキャンで収集されたデータセットを比較的大きな動きが介在しない複数のサブボリュームに分割し、各サブボリュームの正面プロジェクション画像(en face projection)を構築する。このような正面プロジェクション画像はストリップと呼ばれる。これらストリップの間のレジストレーションを行うことでモーションアーティファクトが補正された画像が得られる。
【0008】
リサジュースキャンの特性として、2つのストリップが4箇所で重複(交差)していることがある。非特許文献1に記載された画像処理では、最大寸法のストリップが初期基準ストリップとして採用され、大きさ順に順序付けられたストリップが初期基準ストリップに対して逐次に(再帰的に)レジストレーションされ、合成される。レジストレーションでは、基準ストリップと他のストリップとの間の相対位置を求めるために相互相関関数が利用される。ここで、ストリップの形状は様々であるため、各ストリップを特定形状(例えば正方形状)の画像として扱うためのマスクを用いてストリップ間のオーバーラップ領域の相関演算を行っている(非特許文献1のAppendix Aを参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2016-17915号公報
特開2018-68578号公報
特開2018-140004号公報
特開2018-140049号公報
【非特許文献】
【0010】
Yiwei Chen, Young-Joo Hong, Shuichi Makita, and Yoshiaki Yasuno, ”Three-dimensional eye motion correction by Lissajous scan optical coherence tomography”, Biomedical Optics EXPRESS, Vol. 8, No. 3, 1 Mar 2017, PP. 1783-1802
Yiwei Chen, Young-Joo Hong, Shuichi Makita, and Yoshiaki Yasuno, ”Eye-motion-corrected optical coherence tomography angiography using Lissajous scanning”, Biomedical Optics EXPRESS, Vol. 9, No. 3, 1 Mar 2018, PP. 1111-1129
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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