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公開番号2025066198
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2022040840
出願日2022-03-15
発明の名称造血幹細胞移植における移植前処理を受けた患者を処置する方法および当該方法に用いるための組成物
出願人国立大学法人 筑波大学
代理人個人,個人
主分類A61K 35/28 20150101AFI20250416BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】造血幹細胞移植における移植前処理を受けた患者を処置する方法および当該方法に用いるための組成物を提供する。
【解決手段】本開示の組成物は、骨髄系共通前駆細胞(CMP)を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
細胞集団を含む組成物であって、前記細胞集団は骨髄球性共通前駆細胞(CMP)を含み、
骨髄球性共通前駆細胞(CMP)は、生体中の骨髄の造血幹細胞分画に含まれるCMPと比較して、CXCR4、ITGA4、DPP4、MPO、CEBPA、およびGATA1からなる群から選択される1以上または全てのマーカー遺伝子の発現が下方制御されている、組成物。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
細胞集団を含む組成物であって、前記細胞集団は骨髄球性共通前駆細胞(CMP)を含み、
骨髄球性共通前駆細胞(CMP)は、血清アルブミンフリーの培地中で増殖したものである、組成物。
【請求項3】
骨髄球性共通前駆細胞(CMP)が、DPP4陰性である、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
前記培地は、ポリビニルアルコールまたは修飾ポリアルキレングリコールを含む、請求項2または3に記載の組成物。
【請求項5】
骨髄球性共通前駆細胞(CMP)において、CXCR4がノックダウンまたはノックアウトされている、請求項1~4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
骨髄球性共通前駆細胞(CMP)が、主要組織適合性遺伝子複合体を細胞膜表面に有しない、請求項1~5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
細胞集団を含む組成物であって、前記細胞集団は骨髄球性共通前駆細胞(CMP)を含み、造血幹細胞移植の移植前処置に供されたレシピエントに投与される、組成物。
【請求項8】
請求項1~6のいずれか一項において定義される細胞集団を含む、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
造血幹細胞移植の前に、前記移植と同時に、または前記移植の後に投与される、請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
レシピエントにおいて造血幹細胞移植における移植後の造血の早期化を補助することに用いるための、請求項8または9に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、造血幹細胞移植における移植前処理を受けた患者を処置する方法および当該方法に用いるための組成物に関する。
続きを表示(約 7,700 文字)【背景技術】
【0002】
造血幹細胞の培養において、化学的に定義された培地を用いた増殖について研究が進められており、マウスの造血幹細胞については、化学的に定義された培地を用いた培養が可能であることが明らかにされている(非特許文献1、特許文献1および2)。
【0003】
造血幹細胞移植において、移植細胞数の限界(すなわち少なさ)を補完するためにアロでもよい造血幹細胞を移植する手法が提案されている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
WO2021/049617A
WO2021/149799A
JP2016-104711A
【非特許文献】
【0005】
Wilkinson et al., Nature, 571:117-121, 2019
【発明の概要】
【0006】
本開示は、造血幹細胞移植における移植前処理を受けた患者を処置する方法および当該方法に用いるための組成物を提供する。本開示はさらに、そのような組成物の製造方法も提供する。
【0007】
本開示によれば、以下の発明が提供される。
(1)細胞集団を含む組成物であって、前記細胞集団は骨髄球性共通前駆細胞(CMP)を含み、
骨髄球性共通前駆細胞(CMP)は、生体中の骨髄の造血幹細胞分画に含まれるCMPと比較して、CXCR4、ITGA4、DPP4、MPO、CEBPA、およびGATA1からなる群から選択される1以上または全てのマーカー遺伝子の発現が下方制御されている、組成物。
(2)細胞集団を含む組成物であって、前記細胞集団は骨髄球性共通前駆細胞(CMP)を含み、
骨髄球性共通前駆細胞(CMP)は、インビトロで増殖したもの、好ましくは血清アルブミンフリーの培地中で増殖したものである、組成物。
(3)骨髄球性共通前駆細胞(CMP)が、DPP4陰性である、上記(1)または(2)に記載の組成物。
(4)前記培地は、ポリビニルアルコールまたは修飾ポリアルキレングリコールを含む、上記(2)または(3)に記載の組成物。
(5)骨髄球性共通前駆細胞(CMP)において、CXCR4がノックダウンまたはノックアウトされている、上記(1)~(4)のいずれかに記載の組成物。
(6)骨髄球性共通前駆細胞(CMP)が、主要組織適合性遺伝子複合体を細胞膜表面に有しない、上記(1)~(5)のいずれかに記載の組成物。
(7)細胞集団を含む組成物であって、前記細胞集団は骨髄球性共通前駆細胞(CMP)を含み、造血幹細胞移植の移植前処置に供されたレシピエントに投与される、組成物。
(8)上記(1)~(6)のいずれかにおいて定義される細胞集団を含む、上記(7)に記載の組成物。
(9)造血幹細胞移植の前に、前記移植と同時に、または前記移植の後に投与される、上記(1)~(8)のいずれかに記載の組成物。
(10)レシピエントにおいて造血幹細胞移植における移植後の造血の早期化を補助することに用いるための、上記(8)または(9)に記載の組成物。
(11)レシピエントの生存を補助することに用いるための、上記(9)に記載の組成物。
(12)レシピエントに複数回投与される、上記(10)または(11)に記載の組成物。
(13)脾臓における造血を誘導することに用いるための、上記(8)~(12)のいずれかに記載の組成物。
(14)骨髄球性共通前駆細胞(CMP)を含む細胞集団を培養する方法であって、
骨髄球性共通前駆細胞(CMP)を含む細胞集団を血清アルブミンフリーの培地中で培養することを含み、これにより、骨髄球性共通前駆細胞(CMP)を増殖させることを含む、方法。
(15)培地が、ポリビニルアルコールまたは修飾ポリアルキレングリコールを含む、上記(14)に記載の方法。
(16)上記(14)または(15)に記載の方法であって、培養後の細胞集団から骨髄球性共通前駆細胞(CMP)を回収することをさらに含む、方法。
(17)上記(16)に記載の方法により得られる骨髄球性共通前駆細胞(CMP)を含む細胞集団を含む組成物。
(18)骨髄球性共通前駆細胞(CMP)は、生体中の造血幹細胞分画に含まれるCMPと比較して、CXCR4、ITGA4、DPP4、MPO、CEBPA、およびGATA1からなる群から選択される1以上または全てのマーカー遺伝子の発現が下方制御されている、上記(17)に記載の組成物。
【0008】
(31)CMPが、致死量放射線照射マウスに移植されると、骨髄から取得された培養前のCMP(freshCMP)と比較して、より早期に造血系を立ち上げることができる、上記いずれかに記載の組成物。
(32)CMPが、骨髄から取得された培養前のCMP(freshCMP)と比較して、顆粒球コロニー刺激因子(GCSF)に対してより応答性である、上記いずれかに記載の組成物。
(33)GCSFへの応答性は、例えば、顆粒球の分化および増殖を促進する作用、特に好中球に対する増加作用への応答性である、上記(32)に記載の組成物。
(34)CMPの増殖は、造血幹細胞の存在下で行われる、上記いずれかに記載の組成物。
(35)CMPの増殖は、PI3Kアクチベータの存在下で行われる、上記いずれかに記載の組成物。
(36)CMPの増殖は、TPO受容体アゴニストの存在下で行われる、上記いずれかに記載の組成物。
(37)CMPの増殖は、PI3KアクチベータとTPO受容体アゴニストの存在下で行われる、上記いずれかに記載の組成物。
(38)CMPの増殖は、サイトカインフリーの条件下で行われる、上記いずれかに記載の組成物。
(39)増殖は、2倍以上、3倍以上、4倍以上、5倍以上、6倍以上、7倍以上、8倍以上、9倍以上、10倍以上、20倍以上、30倍以上、40倍以上、50倍以上、60倍以上、70倍以上、80倍以上、90倍以上、100倍以上、200倍以上、300倍以上、400倍以上、500倍以上、600倍以上、700倍以上、800倍以上、900倍以上、1000倍以上、2000倍以上、3000倍以上、4000倍以上、5000倍以上、6000倍以上、7000倍以上、8000倍以上、9000倍以上、または10000倍以上の増殖である、上記いずれかに記載の組成物。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1Aは、アルブミン非含有ポリビニルアルコール含有培地で培養したAkaluc発現造血幹細胞を移植した照射マウスにおける前記造血幹細胞の寄与を試験する一連のスキームを示す。
図1Bは、培養後のmNG陽性のAkaluc発現造血幹細胞を移植した照射マウスにおける前記造血幹細胞の寄与を示すIVIS像である。
図1Cは、培養後のmNG陽性のAkaluc発現造血幹細胞を移植した照射マウスにおける前記造血幹細胞の寄与を示すIVIS像である。
図2Aは、培養後のCD150+CD201+のAkaluc発現造血幹細胞を移植した照射マウスにおける前記造血幹細胞の寄与を示すIVIS像である。
図2Bは、培養後の培養物からのCD150+CD201+のAkaluc発現造血幹細胞の単離を示すフローサイトメトリの結果である。
図2Cは、培養16週間後の培養物に含まれるCD150+CD201+のAkaluc発現造血幹細胞が、骨髄、B細胞、およびT細胞に分化する能力を有することを示す。
図2Dは、培養後のCD150+CD201+のAkaluc発現造血幹細胞を移植した照射マウスにおける脾臓でのAkalucの平均輝度の経時変化およびIVIS像の経時変化を示す。
図3Aは、投与したmNG+細胞(ドナー細胞)のみAkalucの由来の発光を生じることを示す。
図3Bは、投与したmNG+細胞(ドナー細胞)に由来する各種細胞の脾臓および骨髄での細胞数変化を示す。実線が脾臓(SP)における細胞数を示し、一点鎖線は骨髄(BM)における細胞数を示す。
図3Cは、脾臓(SP)および骨髄(BM)のそれぞれにおける細胞種の割合の経時変化を示す。
図4Aは、造血幹細胞移植後の照射マウスの骨髄および脾臓のmNG+Lin-細胞集団のマーカー発現に基づくクラスタリングの結果を示す。
図4Bは、造血幹細胞移植後の照射マウスの脾臓(SP)および骨髄(BM)に存在する細胞のマーカー発現に基づくクラスタリングの結果の経時変化を示す。
図4Cは、造血幹細胞移植後の照射マウスの脾臓(SP)および骨髄(BM)に存在する細胞に占めるCMP、MEP、およびGMPの割合の経時変化を示す。
図4Dは、造血幹細胞移植後の照射マウスの脾臓(SP)における各細胞分画の存在量の経時変化を示す。
図5Aは、培養後のCD150+CD201+のAkaluc発現造血幹細胞を移植した照射脾臓非摘出マウス(WT)と照射脾臓摘出マウス(SPex)の移植後のIVIS像の経時変化を示す。
図5Bは、培養後のCD150+CD201+のAkaluc発現造血幹細胞を移植した照射脾臓非摘出マウス(WT)と照射脾臓摘出マウス(SPex)における骨髄中のmNG+細胞数を示す。
図5Cは、培養後のCD150+CD201+のAkaluc発現造血幹細胞を移植した照射脾臓非摘出マウス(WT)と照射脾臓摘出マウス(SPex)における骨髄中のCMPの割合を示す。
図6は、培養後のCD150+CD201+のAkaluc発現造血幹細胞を移植した照射脾臓非摘出マウス(WT)と照射脾臓摘出マウス(SPex)におけるHb値およびGr1/Mac1陽性細胞数の推移を示す。
図7Aは、図7Bの実験のスキームを示す。
図7Bは、CD150+CD201+のAkaluc発現造血幹細胞を移植した照射脾臓非摘出マウス(WT)と照射脾臓摘出マウス(SPex)にそれぞれ由来する末梢血細胞の割合の経時変化を示す。
図8Aは、培養後のCD150+CD201+のAkaluc発現造血幹細胞を移植した照射マウスの移植12週後の造血幹細胞分画から得られたCMP、MEPまたはGMPを照射B6マウスにさらに移植するスキームを示す。
図8Bは、培養後のCD150+CD201+のAkaluc発現造血幹細胞を移植した照射マウスの移植12週後の骨髄細胞の分析結果を示す。
図8Cは、CMP、MEP、またはGMPを移植された照射B6マウスの移植後のIVIS像を示す。
図8Dは、図8Cは、CMP、MEP、またはGMPを移植された照射B6マウスの移植後のIVIS像におけるシグナル強度の経時変化を示す。
図8Eは、CMP、MEP、またはGMPを移植された照射B6マウスの移植後の脾臓の細胞のマーカー発現の分析結果を示す。
図8Fは、CMP、MEP、またはGMPを移植された照射B6マウスの移植4週間後の末梢血における移植細胞の割合を示す。
図9Aは、全血を照射マウスに投与してその後解析するスキームを示す。
図9Bは、脾臓(SP)および骨髄(BM)におけるCMPの割合を示す。
図9Cは、末梢血(PB)、脾臓(SP)および骨髄(BM)におけるCMP、MEP、およびGMPの割合を示す。
図10Aは、培養したAkaluc陽性造血幹細胞の分析結果を示す。
図10Bは、得られたexCMPとexGMPを照射マウスに移植した後のIVIS像を示す。
図10Cは、exCMPまたはexGMPを移植されたマウスのIVIS像におけるシグナル強度の経時変化を示す。
図10Dは、exCMPまたはexGMPを移植されたマウスの移植後の脾臓の細胞のマーカー発現を分析した結果を示す。
図10Eは、各細胞分画を移植した照射マウスの脾臓におけるGr1/Mac1陽性細胞数またはTer119+細胞数を示す。
図10Fは、exCMPを移植した照射マウスの末梢血におけるexCMP由来の細胞の割合を示す。
図11Aは、Akaluc陽性exCMPを移植した照射マウスのIVIS像を示す。
図11Bは、Akaluc陽性exCMPを移植した照射マウスの移植24時間後の脾臓、骨髄、および末梢のシグナル強度を示す。
図11Cは、Akaluc陽性exCMPを移植した照射マウスの移植24時間後の脾臓および骨髄における移植細胞の割合を示す。
図11Dは、Akaluc陽性exCMPを移植した照射マウスの移植24時間後の脾臓(SP)、骨髄(BM)、および末梢血(PB)における移植細胞の割合を示す。
図12Aは、cKit陽性細胞をcKit bulk cultureシステムにより培養して得られる培養物中のCMPの分析結果を示す。
図12Bは、cKit陽性細胞をcKit bulk cultureシステムにより培養して得られる培養物中のCMPの数の経時変化を示す。
図13Aは、freshCMP(fCMP)とexCMPにおける遺伝子発現の相違を示す。
図13Bは、freshCMP(fCMP)とexCMP中のDPP4発現を分析したフローサイトメトリの結果を示す。
図13Cは、freshCMP(fCMP)とexCMPのDPP4活性の測定結果を示す。
図14Aは、CD150+CD201+のAkaluc発現造血幹細胞とecCMPと骨髄細胞との混合物を移植された照射マウスのIVIS像を示す。
図14Bは、CD150+CD201+のAkaluc発現造血幹細胞とecCMPと骨髄細胞との混合物を移植された照射マウスのIVIS像からのシグナル強度の経時変化を示す。
図14Cは、CD150+CD201+のAkaluc発現造血幹細胞とecCMPと骨髄細胞との混合物を移植された照射マウスの移植3日後のIVIS像を示す。
図14Dは、CD150+CD201+のAkaluc発現造血幹細胞とecCMPの混合物を移植された照射マウスの移植後の照射マウスの末梢血におけるHb、Gr1/Mac1陽性細胞数、および血小板(PLT)の量の経時変化を示す。
図14Eは、CD150+CD201+のAkaluc発現造血幹細胞とecCMPの混合物を移植された照射脾臓非摘出マウス(WT)と照射脾臓摘出マウス(SPex)におけるHb、Gr1/Mac1陽性細胞数、および血小板(PLT)の経時変化を示す。
図15Aは、致死的放射線照射マウスに対してexCMPを1週間毎に定期投与する実験のスキームを示す。
図15Bは、exCMPを1週間毎に定期投与された照射脾臓非摘出マウス(WT)と照射脾臓摘出マウス(SPex)、並びに投与無しの照射脾臓非摘出マウスの生存曲線を示す。
図15Cは、exCMPを1週間毎に定期投与された照射脾臓非摘出マウス(WT)と照射脾臓摘出マウス(SPex)の生存曲線を示す。
図15Dは、exCMPを1週間毎に定期投与された照射脾臓非摘出マウス(WT)と照射脾臓摘出マウス(SPex)の10日目のGr1/Mac1陽性細胞数、Hb、および血小板(PLT)数を示す。
図16Aは、CRISPR/Cas9によるMHCクラスIの細胞表面発現のノックアウト実験の結果を示す。
図16Bは、MHCクラスIの細胞表面発現をノックアウトしたexCMP(UN exCMP)を移植された同種異系照射マウスの移植5日目のIVIS像を示す。
図16Cは、野生型(WT)またはMHCクラスIの細胞表面発現をノックアウトしたexCMP(UN exCMP)を移植された同種異系照射マウスの7日目の脾臓のシグナル強度、および7日目の脾臓中のmNG+細胞数を示す。
図16Dは、照射マウスに対して野生型(WT)またはMHCクラスIの細胞表面発現をノックアウトしたexCMP(UN exCMP)、および骨髄細胞を投与する投与スキームとこのスキームで処置されたマウスの生存曲線と、移植4週後の末梢血におけるキメリズム解析の結果を示す。
図17Aは、CMPまたはexCMPを投与された照射マウスの移植後のIVIS像を示す。
図17Bは、図17Aは、CMPまたはexCMPを投与された照射マウスの移植後のIVIS像におけるシグナル強度の経時変化を示す。
図17Cは、CMPまたはexCMPを投与された照射マウスの移植7日後の脾臓におけるmNG+細胞数を示す。
図17Dは、CMPおよびexCMPを同数投与され、GCSFをさらに等された照射マウスの7日後の脾臓におけるCMPおよびexCMPの割合を示す。
図18は、mNG+のCMP、MEP、GMP、cCMP(exCMP)、またはcGMP(exGMP)を投与された照射マウスの移植7日後の脾臓におけるTer119+細胞数およびGr1/Mac1+細胞の数を示す。
図19は、ヒトCMPまたはexCMPを移植された照射マウスの移植7日目の脾臓におけるヒトCMP数および造血幹細胞(HSC)数を示す。
【発明の具体的な説明】
【0010】
本明細書では、「対象」とは、哺乳類、例えば、ヒトなどの霊長類;マウス、ラット、およびハムスターなどの齧歯類;イヌおよびネコなどの食肉類;ウマ、ロバおよびラバなどの奇蹄類;ウシ、ブタ、ラマ、アルパカ、ヤギおよびヒツジなどの偶蹄類であり得る。本明細書では、細胞は、哺乳類、例えば、ヒトなどの霊長類;マウス、ラット、およびハムスターなどの齧歯類;イヌおよびネコなどの食肉類;ウマ、ロバおよびラバなどの奇蹄類;ウシ、ブタ、ラマ、アルパカ、ヤギおよびヒツジなどの偶蹄類の細胞であり得、好ましくは、ヒト細胞またはマウス細胞であり得る。
(【0011】以降は省略されています)

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