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公開番号2025022674
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023203801
出願日2023-12-01
発明の名称顕微鏡対物レンズ
出願人エーエーシー オプティクス (チャンジョウ)カンパニーリミテッド
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類G02B 21/02 20060101AFI20250206BHJP(光学)
要約【課題】本発明は、光学レンズ分野に関し、特に顕微鏡などの装置で使用するのに適した顕微鏡対物レンズに関する。
【解決手段】前記顕微鏡対物レンズは、出射側から物体側へ順次に、正の屈折力を有する第1レンズ、負の屈折力を有する第2レンズ、正の屈折力を有する第3レンズ、正の屈折力を有する第4レンズ、負の屈折力を有する第5レンズ、および正の屈折力を有する第6レンズを備え、次の関係式を満たす:-5.00≦R11/R12≦-1.50;0.40≦WD/TTL≦0.60;1.00≦R1/((n1-1)*f)≦4.00;2.00≦d5/d4≦6.00。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
顕微鏡対物レンズであって、
前記顕微鏡対物レンズは、出射側から物体側へ順次に、
正の屈折力を有する第1レンズ、負の屈折力を有する第2レンズ、正の屈折力を有する第3レンズ、正の屈折力を有する第4レンズ、負の屈折力を有する第5レンズ、および正の屈折力を有する第6レンズを備え、
前記第6レンズの出射面の中心曲率半径をR11とし、前記第6レンズの物体側面の中心曲率半径をR12とし、前記顕微鏡対物レンズの物体面から前記第6レンズの物体側面までの軸上距離をWDとし、前記顕微鏡対物レンズの物体面から前記第1レンズの出射面までの軸上距離をTTLとし、前記第1レンズの出射面の中心曲率半径をR1とし、前記第1レンズの屈折率をn1とし、前記顕微鏡対物レンズの焦点距離をfとし、前記第3レンズの軸上厚さをd5とし、前記第2レンズから前記第3レンズまでの軸上距離をd4とし、次の関係式を満たす、ことを特徴とする顕微鏡対物レンズ。
-5.00≦R11/R12≦-1.50
0.40≦WD/TTL≦0.60
1.00≦R1/((n1-1)*f)≦4.00
2.00≦d5/d4≦6.00
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第5レンズの焦点距離をf5とし、次の関係式を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡対物レンズ。
-0.30≦f5/f≦-0.20
【請求項3】
前記第4レンズの出射面の中心曲率半径をR7とし、次の関係式を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡対物レンズ。
0.70≦R7/f≦2.10
【請求項4】
前記第1レンズの出射面は近軸位置で凸面であり、前記第1レンズの物体側面は近軸位置で凸面であり、
前記第1レンズの出射面の中心曲率半径をR1とし、前記第1レンズの物体側面の中心曲率半径をR2とし、前記第1レンズの軸上厚さをd1とし、前記第1レンズの焦点距離をf1とし、次の関係式を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡対物レンズ。
0.35≦f1/f≦1.08
-0.71≦(R1+R2)/(R1-R2)≦0.97
0.02≦d1/TTL≦0.11
【請求項5】
前記第2レンズの出射面は近軸位置で凹面であり、前記第2レンズの物体側面は近軸位置で凹面であり、
前記第2レンズの出射面の中心曲率半径をR3とし、前記第2レンズの物体側面の中心曲率半径をR4とし、前記第2レンズの焦点距離をf2とし、前記第2レンズの軸上厚さをd3とし、次の関係式を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡対物レンズ。
-0.75≦f2/f≦-0.22
-0.56≦(R3+R4)/(R3-R4)≦0
0.01≦d3/TTL≦0.07
【請求項6】
前記第3レンズの物体側面は近軸位置で凸面であり、
前記第3レンズの出射面の中心曲率半径をR5とし、前記第3レンズの物体側面の中心曲率半径をR6とし、前記第3レンズの焦点距離をf3とし、次の関係式を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡対物レンズ。
0.26≦f3/f≦0.94
0.43≦(R5+R6)/(R5-R6)≦1.52
0.04≦d5/TTL≦0.17
【請求項7】
前記第4レンズの出射面は近軸位置で凸面であり、前記第4レンズの物体側面は近軸位置で凸面であり、
前記第4レンズの焦点距離をf4とし、前記第4レンズの出射面の中心曲率半径をR7とし、前記第4レンズの物体側面の中心曲率半径をR8とし、前記第4レンズの軸上厚さをd7とし、次の関係式を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡対物レンズ。
0.36≦f4/f≦1.30
0≦(R7+R8)/(R7-R8)≦0.86
0.02≦d7/TTL≦0.12
【請求項8】
前記第5レンズの出射面は近軸位置で凹面であり、前記第5レンズの物体側面は近軸位置で凹面であり、
前記第5レンズの出射面の中心曲率半径をR9とし、前記第5レンズの物体側面の中心曲率半径をR10とし、前記第5レンズの軸上厚さをd9とし、次の関係式を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡対物レンズ。
-1.34≦(R9+R10)/(R9-R10)≦0.03
0.01≦d9/TTL≦0.15
【請求項9】
前記第6レンズの出射面は近軸位置で凸面であり、前記第6レンズの物体側面は近軸位置で凸面であり、
前記第6レンズの焦点距離をf6とし、前記第6レンズの軸上厚さをd11とし、次の関係式を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡対物レンズ。
0.23≦f6/f≦0.81
0.03≦d11/TTL≦0.18
【請求項10】
前記第1レンズ、前記第2レンズ、前記第3レンズ、前記第4レンズ、前記第5レンズ、前記第6レンズは、いずれもガラス製である、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡対物レンズ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学レンズ分野に関し、特に顕微鏡などの装置で使用するのに適した顕微鏡対物レンズに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、顕微鏡レンズの需要は高まっているが、一般的な顕微鏡レンズでは光学構造上の制約により、微視的な範囲に収差が発生する。一方、顕微鏡レンズは複数枚のレンズで構成されるため、その長さは必然的に影響を受ける。また、顕微鏡レンズの構造が長いため作動距離を短くし、拡大の倍率も作動距離の影響を受け、操作者の使用に不利である。
【0003】
技術の発展とユーザニーズの多様化に伴い、顕微鏡レンズの観察品質に対する科学研究の要求はますます高まり、優れた光学特性、低歪み、高倍率、長い作動距離の特性を有する顕微鏡レンズが切実に求められている。
【発明の概要】
【0004】
本発明が解決しようとする技術的課題は、高い結像性能を得ながら、低歪み、長作動距離の要求を満たすことができる顕微鏡対物レンズを提供することである。
【0005】
上記技術的課題を解決するために、本発明は、顕微鏡対物レンズを提供する。前記顕微鏡対物レンズは、出射側から物体側へ順次に、正の屈折力を有する第1レンズ、負の屈折力を有する第2レンズ、正の屈折力を有する第3レンズ、正の屈折力を有する第4レンズ、負の屈折力を有する第5レンズ、および正の屈折力を有する第6レンズを備え、前記第6レンズの出射面の中心曲率半径をR11とし、前記第6レンズの物体側面の中心曲率半径をR12とし、前記顕微鏡対物レンズの物体面から前記第6レンズの物体側面までの軸上距離をWDとし、前記顕微鏡対物レンズの物体面から前記第1レンズの出射面までの軸上距離をTTLとし、前記第1レンズの出射面の中心曲率半径をR1とし、前記第1レンズの屈折率をn1とし、前記顕微鏡対物レンズの焦点距離をfとし、前記第3レンズの軸上厚さをd5とし、前記第2レンズから前記第3レンズまでの軸上距離をd4とし、次の関係式を満たす:-5.00≦R11/R12≦-1.50;0.40≦WD/TTL≦0.60;1.00≦R1/((n1-1)*f)≦4.00;2.00≦d5/d4≦6.00。
【0006】
好ましくは、前記第5レンズの焦点距離をf5とし、次の関係式を満たす:-0.30≦f5/f≦-0.20。
【0007】
好ましくは、前記第4レンズ出射面の中心曲率半径はR7であり、次の関係を満たす:0.70≦R7/f≦2.10。
【0008】
好ましくは、前記第1レンズの出射面は近軸位置で凸面であり、前記第1レンズの物体側面は近軸位置で凸面であり、前記第1レンズの出射面の中心曲率半径をR1とし、前記第1レンズの物体側面の中心曲率半径をR2とし、前記第1レンズの軸上厚さをd1とし、前記第1レンズの焦点距離をf1とし、次の関係式を満たす:0.35≦f1/f≦1.08;-0.71≦(R1+R2)/(R1-R2)≦0.97;0.02≦d1/TTL≦0.11。
【0009】
好ましくは、前記第2レンズの出射面は近軸位置で凹面であり、前記第2レンズの物体側面は近軸位置で凹面であり、前記第2レンズの出射面の中心曲率半径をR3とし、前記第2レンズの物体側面の中心曲率半径をR4とし、前記第2レンズの焦点距離をf2とし、前記第2レンズの軸上厚さをd3とし、次の関係式を満たす:-0.75≦f2/f≦-0.22;-0.56≦(R3+R4)/(R3-R4)≦0;0.01≦d3/TTL≦0.07。
【0010】
好ましくは、前記第3レンズの物体側面は近軸位置で凸面であり、前記第3レンズの出射面の中心曲率半径をR5とし、前記第3レンズの物体側面の中心曲率半径をR6とし、前記第3レンズの焦点距離をf3とし、次の関係式を満たす:0.26≦f3/f≦0.94;0.43≦(R5+R6)/(R5-R6)≦1.52;0.04≦d5/TTL≦0.17。
(【0011】以降は省略されています)

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