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公開番号2025022529
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023127205
出願日2023-08-03
発明の名称回転電機
出願人株式会社TMEIC
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02K 19/36 20060101AFI20250206BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】回転整流器の制御基板装置の破損を抑制することができる回転電機を得る。
【解決手段】回転電機の回転整流器101は、制御ユニット102を有する。制御ユニット102は、筐体150と、制御基板装置103と、充填材160と、凹部162と、凸部161と、を有する。筐体150は、筒状部151を有する。制御基板装置103は、筒状部151内に収容されている。充填材160は、筒状部151内において筒状部151と制御基板装置103との間に充填されている。凹部162は、筒状部151の内周面151bと内周面151bに重なる充填材160の外周面160aとのうちの一方に設けられている。凸部161は、筒状部151の内周面151bと充填材160の外周面160aとのうちの他方に設けられ、凹部162に嵌まっている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
固定子と、
一部が前記固定子の内側に位置し回転中心軸まわりに回転可能なシャフト、を有した回転子と、
制御ユニットを有し前記シャフトと一体に回転する回転整流器、を有した励磁装置と、
を備え、
前記制御ユニットは、
前記回転中心軸まわりの筒状の筒状部を有し、前記シャフトに固定された筐体と、
前記筒状部内に収容され前記筐体に固定された制御基板装置と、
前記筒状部内において前記筒状部と前記制御基板装置との間に充填された充填材と、
前記筒状部の内周面と前記内周面に重なる前記充填材の外周面とのうちの一方に設けられた凹部と、
前記筒状部の前記内周面と前記充填材の前記外周面とのうちの他方に設けられ、前記凹部に嵌まった凸部と、
を有した、
回転電機。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記凹部は、前記凸部を前記回転中心軸の周方向で挟んだ、
請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記凹部は、前記充填材の前記外周面に設けられ、
前記凸部は、前記筒状部の前記内周面に設けられた、
請求項1に記載の回転電機。
【請求項4】
前記凸部は、前記回転中心軸の軸方向に沿って延びた、
請求項3に記載の回転電機。
【請求項5】
前記凹部と前記凸部とは、それぞれ、前記回転中心軸まわりに間隔をあけて複数設けられ、
前記複数の前記凸部の重心は、前記回転中心軸と一致する、
請求項1に記載の回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、回転電機として、例えば、シャフトと一体に回転する回転整流器を備えた自己始動型の回転電機が知られている。この種の回転整流器には、シャフトに固定された筐体と、筐体の筒状部内に設けられた制御基板装置と、合成樹脂材料によって構成され筒状部と制御基板装置との間に充填された充填材と、を有した制御ユニットが設けられたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-153475号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
制御ユニットでは、充填された充填材に、寸法収縮いわゆるヒケが発生して、充填材が筐体の筒状部から剥離する場合がある。充填材が筐体の筒状部から剥離すると、遠心力等の影響によって、充填材が筐体の筒状部に対して相対的に回転し、制御基板装置が破損する虞がある。
【0005】
本発明の課題の一つは、回転整流器の制御基板装置の破損を抑制することができる回転電機を得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態の回転電機は、固定子と、一部が前記固定子の内側に位置し回転中心軸まわりに回転可能なシャフト、を有した回転子と、制御ユニットを有し、前記シャフトと一体に回転する回転整流器、を有した励磁装置と、を備え、前記制御ユニットは、前記回転中心軸まわりの筒状の筒状部を有し、前記シャフトに固定された筐体と、前記筒状部内に収容され前記筐体に固定された制御基板装置と、前記筒状部内において前記筒状部と前記制御基板装置との間に充填された充填材と、前記筒状部の内周面と前記内周面に重なる前記充填材の外周面とのうちの一方に設けられた凹部と、前記筒状部の前記内周面と前記充填材の前記外周面とのうちの他方に設けられ、前記凹部に嵌まった凸部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の実施形態の回転電機によれば、回転整流器の制御基板装置の破損を抑制することができる回転電機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の回転電機の構成を概略的に示す図である。
図2は、実施形態の回転電機の励磁装置を含む部分の断面図である。
図3は、実施形態の回転電機の回路構成を示す図である。
図4は、実施形態の励磁装置における制御ユニットの断面図である。
図5は、実施形態の励磁装置における制御ユニットの正面図である。
図6は、実施形態の励磁装置における制御ユニットの断面図である。
図7は、実施形態の制御ユニットにおける一部を示す断面図である。
図8は、実施形態の制御ユニットにおける一部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
【0010】
図1は、実施形態の回転電機1の構成を概略的に示す図である。図1に示されるように、回転電機1は、回転子10、固定子20、軸受32、熱交換器41、励磁装置50、内扇15、および収容体100を備える。回転電機1は、一例として、自己始動型のブラシレス回転電機(発電機)である。なお、回転電機1は、上記限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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