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公開番号2025022176
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023126514
出願日2023-08-02
発明の名称ラッセルネット
出願人パナテックス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A01G 9/12 20060101AFI20250206BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】適度な伸縮性を有しつつ、軽量で且つ安価に製造することが可能なラッセルネットを提供すること。。
【解決手段】本発明は、複数の縦ストランド1と、複数の横ストランド2とが直交するように配列されたラッセルネット100において、縦ストランド1が、ループが小さい小ループ11aを有する小ループ部11と、小ループ11aよりもループが大きい大ループ12aを有する大ループ部12とからなる鎖編組織であり、横ストランド2が、紐状の紐状体であり、横ストランド2が、小ループ部11に対し交絡により固定されているラッセルネット100である。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
複数の縦ストランドと、複数の横ストランドとが直交するように配列されたラッセルネットにおいて、
前記縦ストランドが、ループが小さい小ループを有する小ループ部と、前記小ループよりもループが大きい大ループを有する大ループ部とからなる鎖編組織であり、
前記横ストランドが、紐状の紐状体であり、
前記横ストランドが、前記小ループ部に対し交絡により固定されているラッセルネット。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
格子状であり、
前記縦ストランドにおいて、前記大ループ部と前記小ループ部とが交互に配置されており、
格子の上下に前記紐状体が位置し、左右に前記大ループが位置し、交差部に前記小ループ及び前記紐状体が位置している請求項1記載のラッセルネット。
【請求項3】
前記小ループ部が、複数の前記小ループが連続的に連なった小ループ群を形成しており、
前記横ストランドが、前記小ループ群のうちの何れか1つの小ループに対し交絡により固定されている請求項1記載の編ネット。
【請求項4】
前記大ループ部が、1つの大ループからなり、
前記縦ストランドにおける前記大ループの縦方向の長さが、2.5cm以上であり、且つ
前記縦ストランドにおける前記大ループの縦方向の長さが、前記小ループの縦方向の長さの8倍以上である請求項1記載のラッセルネット。
【請求項5】
前記縦ストランド及び前記横ストランドの素材が、綿、麻、絹、羊毛又はジュートからなる天然繊維、若しくは、前記天然繊維のうちの異なる種類の繊維同士を混紡した混紡繊維である請求項1記載のラッセルネット。
【請求項6】
農作物の栽培において該農作物の成長を促進させるための農産用ネットとして用いられる請求項5記載のラッセルネット。
【請求項7】
牧草用のロールベールを包み込むためのラップネットとして用いられる請求項5記載のラッセルネット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、様々な用途に使用可能であり、軽量で且つ強度にも優れるラッセルネットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ネットはあらゆる分野で利用されている。
例えば、農産の分野においては、農作物の栽培において該農作物の成長(茎の垂直成長)を促進させるために農産用ネットが用いられている。
具体例としては、草花の栽培に際して茎を所望の方向に誘引するために用いる園芸用補助ネットであって、縦及び横の目合いが10mm~30mmであり、遮光率が10%以下である園芸用補助ネット(農産用ネット)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる農産用ネットは、ポリプロピレンを素材とし、押出二軸延伸法により形成されるプラスチックネットである。
【0003】
また、畜産の分野においては、牧草用のロールベールを包み込むための牧草用ラップネットが用いられている。
具体例としては、合成樹脂からなるモノフィラメント糸条、マルチフィラメント糸条及び短繊維紡績糸条の群から選ばれる少なくとも1種の糸条を用いて、経編機にて編密度が0.5~20コース/2.54cm、且つ、編地の長さ方向に連なる編目と隣接する編目との間隔が10cm以下となるように編成し、編成後の編地の長さ方向の引張伸度が40~150%であるラップネットや(例えば、特許文献2参照)、編地の長さ方向に並列したセルロース系繊維からなる経糸群が、それぞれ、編地の長さ方向に連続したループにより複数の独立鎖編を形成し、独立鎖編の各ループが他の独立鎖編の他のループとセルロース系繊維からなる緯糸によって連結されてなる編地からなるラップネットが知られている(例えば、特許文献3~5参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-274736号公報
特開2014-133965号公報
国際公開第2014/175300号パンフレット
特開2018-28158号公報
特開2020-128600号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、何れの分野においても、ネットの更なる軽量化及びコストダウンが求められている。特に、近年では化石燃料の高騰により、原料費が暴騰している。
【0006】
また、農産の分野において、上記特許文献1記載の農産用ネットを含む従来の農産用ネットは、伸縮性が適切ではないという欠点が有る。
同様に、畜産の分野において、上記特許文献3~6に記載のラップネットを含む従来の牧草用ラップネットは、経糸群が、連続したループ(小ループ)からなっているため、適度な伸縮性を有するものの、菱目のネットであるので、横方向の伸縮性が適切ではないという欠点が有る。
すなわち、上述の分野においては、取り扱い性の観点から、縦方向には適度な伸縮性が求められ、横方向には適度な寸法安定性が求められている。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、適度な伸縮性を有しつつ、軽量で且つ安価に製造することが可能なラッセルネットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、縦ストランドに鎖編組織を採用し、且つ、その縦ストランドの構成として横ストランドを固定する小ループ部以外の部分に、大ループ部を採用することにより、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
本発明は、複数の縦ストランドと、複数の横ストランドとが直交するように配列されたラッセルネットにおいて、縦ストランドが、ループが小さい小ループを有する小ループ部と、小ループよりもループが大きい大ループを有する大ループ部とからなる鎖編組織であり、横ストランドが、紐状(繊維の束)の紐状体であり、横ストランドが、小ループ部に対し交絡により固定されているラッセルネットである。
【0010】
本発明のラッセルネットにおいては、格子状であり、縦ストランドにおいて、大ループ部と小ループ部とが交互に配置されており、格子の上下に紐状体が位置し、左右に大ループが位置し、交差部に小ループ及び紐状体が位置していることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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