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公開番号2025021708
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023125616
出願日2023-08-01
発明の名称温調システムおよび温調方法
出願人関西電力株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A01G 9/24 20060101AFI20250206BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】吹出ダクトの先端側に近づくに連れて、気体による温調効果が低下するのを抑制する。
【解決手段】温調システム1は、長手方向に沿って複数の吹出孔4を有する吹出ダクト3と、吹出ダクト3の基端側から吹出ダクト3の内部に気体Gを供給する気体供給機2とを備える。Kを下式で表される値[1/s]、L0を吹出ダクト3のダクト長[m]とした場合に、吹出ダクト3の基端3aにおける気体Gの流入速度は、K×L0[m/s]の1倍超である。

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【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
長手方向に沿って複数の吹出孔を有する吹出ダクトと、前記吹出ダクトの基端側から前記吹出ダクトの内部に気体を供給する気体供給機とを備え、
前記気体を前記吹出ダクトの内部に流通させ、前記吹出孔から前記吹出ダクトの外部に供給する温調システムであって、
Kを下式で表される値[1/s]とし、L

を前記吹出ダクトの長さ[m]とした場合に、
前記吹出ダクトの前記基端における前記気体の流入速度が、K×L

[m/s]のm倍(ただし、m>1)に調整されることを特徴とする温調システム。
JPEG
2025021708000026.jpg
58
170
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記吹出ダクトの前記基端における前記気体の流入速度が、K×L

[m/s]の1.5倍以上かつ24倍以下に調整される請求項1に記載の温調システム。
【請求項3】
前記吹出孔の単位長さ当たりの面積の分布が、下式を満たす請求項1又は2に記載の温調システム。
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2025021708000027.jpg
40
170
【請求項4】
λを前記吹出ダクトの管摩擦係数とした場合、
前記吹出ダクトのダクト長L

が、3D/λ[m]以下である請求項1又は2に記載の温調システム。
【請求項5】
λを前記吹出ダクトの管摩擦係数とした場合、
前記吹出ダクトのダクト長L

が、3D/λ[m]以下である請求項3に記載の温調システム。
【請求項6】
気体を吹出ダクトの基端側から前記吹出ダクトの内部に供給するとともに、前記吹出ダクトの内部を流通する前記気体を、前記吹出ダクトの長手方向に沿って設けられた複数の吹出孔から前記吹出ダクトの外部に供給する温調方法であって、
Kを下式で表される値[1/s]とし、L

を前記吹出ダクトのダクト長[m]とした場合に、
前記吹出ダクトの前記基端における前記気体の流入速度が、K×L

[m/s]の1倍超であることを特徴とする温調方法。
JPEG
2025021708000028.jpg
58
170
【請求項7】
前記吹出ダクトの前記基端における前記気体の流入速度が、K×L

[m/s]の1.5倍以上かつ24倍以下である請求項6に記載の温調方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、温調システムおよび温調方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
温調システムとして、特許文献1には、イチゴなどの栽培作物が植栽された長尺な栽培ベッドと、栽培ベッドの基端側に配置された空調機と、空調機から栽培ベッドに沿って延びるように配設された吹出ダクトとを備え、空調機からの冷温風を吹出ダクトに圧送して吹出ダクトから栽培作物に供給する空調システムが開示されている。
【0003】
この空調システムでは、吹出ダクトは、長手方向に沿って複数の吹出孔を有し、吹出ダクトの吹出風量が、吹出ダクトの基端から先端の間の複数の位置で、増加傾向から減少傾向に転じるピークを有するように、吹出孔のダクト単位長さ当たりの開口面積が吹出ダクト内の静圧および圧力損失に基づいて設定されている。これにより、吹出ダクトの長手方向において、吹出風量に大きなばらつきが生じるのを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6800728号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の温調システムでは、吹出ダクトの内部を流通する気体の温度(吹出ダクトの内部温度)と、吹出ダクトの外部温度との温度差が考慮されていない。
【0006】
つまり、吹出ダクトの外部温度が低く、温調システムで暖房を行う場合には、吹出ダクトの内部から外部への放熱が生じ、吹出ダクトの先端側に近づくに連れて吹出ダクトの内部を流通する気体は冷やされる傾向にある。一方、吹出ダクトの外部温度が高く、温調システムで冷房を行う場合には、吹出ダクトの外部から内部への放熱が生じ、吹出ダクトの先端側に近づくに連れて吹出ダクトの内部を流通する気体は温められる傾向にある。その結果、吹出ダクトの内外の温度差は、吹出ダクトの先端側に近づくに連れて小さくなる。
【0007】
したがって、吹出ダクトの長手方向で吹出風量のばらつきを抑制しても、吹出ダクトの先端側において、気体による温調効果(冷房効果又は暖房効果)が大きく低下する場合がある。
【0008】
本発明は、吹出ダクトの先端側に近づくに連れて、気体による温調効果が低下するのを抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1) 上記の課題を解決するために創案された本発明は、長手方向に沿って複数の吹出孔を有する吹出ダクトと、吹出ダクトの基端側から吹出ダクトの内部に気体を供給する気体供給機とを備え、気体を吹出ダクトの内部に流通させ、吹出孔から吹出ダクトの外部に供給する温調システムであって、Kを下式で表される値[1/s]とし、L

を吹出ダクトのダクト長[m]とした場合に、吹出ダクトの基端における気体の流入速度が、K×L

[m/s]のm倍(ただし、m>1)に調整されることを特徴とする。
JPEG
2025021708000002.jpg
58
170
【0010】
このように吹出ダクトの基端における気体の流入速度をK×L

[m/s]の1倍超にすれば、吹出ダクトの先端側に近づくに連れて、吹出ダクトの内外の温度差が低下するのを抑制できる。その結果、吹出ダクトの先端側に近づくに連れて、気体による温調効果が低下するのを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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