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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025021471
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2024125249
出願日
2024-07-31
発明の名称
縮合環化合物、それを含む発光素子、及びその発光素子を含む電子装置
出願人
三星電子株式会社
,
Samsung Electronics Co.,Ltd.
代理人
弁理士法人共生国際特許事務所
主分類
C07F
5/02 20060101AFI20250205BHJP(有機化学)
要約
【課題】相対的に大きいオシレータ強度、相対的に小さい半値幅を有し、短波長シフトされた青色光を放出する縮合環化合物を提供する。
【解決手段】下記化学式1で表された、縮合環化合物、それを含む発光素子、及び該発光素子を含む電子装置が提供される。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025021471000137.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">78</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">128</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下記化学式1で表されることを特徴とする縮合環化合物。
TIFF
2025021471000129.tif
78
128
前記化学式1で、Ar
0
は、下記化学式2で表される基であり、
TIFF
2025021471000130.tif
70
128
前記化学式1及び前記化学式2で、
環Y
1
ないし環Y
3
は、互いに独立して、C
5
-C
60
炭素環基またはC
3
-C
60
ヘテロ環基であり、
W
1
は、単一結合、O、S、N(Ar
1
)、N(T
11
)、C(T
12
)(T
13
)、またはSi(T
12
)(T
13
)であり、
W
2
は、単一結合、O、S、N(Ar
2
)、N(T
21
)、C(T
22
)(T
23
)、またはSi(T
22
)(T
23
)であり、
n1及びn2は、互いに独立して、0または1であり、
n1が0である場合、*-(W
1
)
n1
-*’は、存在せず、
n2が0である場合、*-(W
2
)
n2
-*’は、存在せず、
n1とn2の和は、1以上であり、
Ar
1
及びAr
2
のそれぞれは、前記化学式2で表される基であり、
R
0
は、
水素、重水素、-F、またはシアノ基、あるいは
重水素、-F、シアノ基、またはそれらの任意の組み合わせで置換もしくは非置換のC
1
-C
60
アルキル基であり、
R
1
ないしR
4
は、互いに独立して、
水素、重水素、-F、またはシアノ基、
重水素、-F、シアノ基、またはそれらの任意の組み合わせで置換もしくは非置換のC
1
続きを表示(約 3,900 文字)
【請求項2】
環Y
1
ないし環Y
3
が、互いに独立して、ベンゼン基、ナフタレン基、フェナントレン基、ピリジン基、ピリミジン基、ピリダジン基、ピラジン基、キノリン基、イソキノリン基、ジベンゾフラン基、ジベンゾチオフェン基、カルバゾール基、フルオレン基、ジベンゾシロール基、アザジベンゾフラン基、アザジベンゾチオフェン基、アザカルバゾール基、アザフルオレン基、またはアザジベンゾシロール基であることを特徴とする請求項1に記載の縮合環化合物。
【請求項3】
n1は、1であり、
W
1
は、N(Ar
1
)またはN(T
11
)であることを特徴とする請求項1に記載の縮合環化合物。
【請求項4】
R
0
は、
水素、重水素、-F、またはシアノ基、あるいは
重水素、-F、シアノ基、またはそれらの任意の組み合わせで置換もしくは非置換のC
1
-C
20
アルキル基であり、
R
1
ないしR
4
は、互いに独立して、
水素、重水素、-F、またはシアノ基、
重水素、-F、シアノ基、またはそれらの任意の組み合わせで置換もしくは非置換のC
1
-C
20
アルキル基、あるいは
重水素、-F、シアノ基、C
1
-C
20
アルキル基、フェニル基、またはそれらの任意の組み合わせで置換もしくは非置換のフェニル基であることを特徴とする請求項1に記載の縮合環化合物。
【請求項5】
a2は、1であり、
R
2
は、重水素、-F、シアノ基、C
1
-C
20
アルキル基、フェニル基、またはそれらの任意の組み合わせで置換もしくは非置換のフェニル基であることを特徴とする請求項1に記載の縮合環化合物。
【請求項6】
Z
1
ないしZ
3
、T
11
ないしT
13
、及びT
21
ないしT
23
は、互いに独立して、
水素、重水素、-F、またはシアノ基、
重水素、-F、シアノ基、C
1
-C
20
アルキル基、フェニル基、ジベンゾフラニル基、ジベンゾチオフェニル基、カルバゾリル基、フルオレニル基、ジベンゾシロリル基、またはそれらの任意の組み合わせで置換もしくは非置換の、C
1
-C
20
アルキル基、フェニル基、ビフェニル基、ジベンゾフラニル基、ジベンゾチオフェニル基、カルバゾリル基、フルオレニル基、またはジベンゾシロリル基、あるいは
-N(Q
1
)(Q
2
)であり、
Q
1
及びQ
2
は、互いに独立して、重水素、-F、シアノ基、C
1
-C
20
アルキル基、フェニル基、ジベンゾフラニル基、ジベンゾチオフェニル基、カルバゾリル基、フルオレニル基、ジベンゾシロリル基、またはそれらの任意の組み合わせで置換もしくは非置換の、C
1
-C
20
アルキル基、フェニル基、ビフェニル基、ジベンゾフラニル基、ジベンゾチオフェニル基、カルバゾリル基、フルオレニル基、またはジベンゾシロリル基であることを特徴とする請求項1に記載の縮合環化合物。
【請求項7】
b1及びb2のそれぞれは、1以上であり、
Z
1
及びZ
2
のうちの少なくとも1つが、下記化学式3で表される基であることを特徴とする請求項1に記載の縮合環化合物。
TIFF
2025021471000131.tif
38
128
前記化学式3で、
Z
11
ないしZ
18
は、互いに独立して、
水素、重水素、-F、またはシアノ基、
重水素、-F、シアノ基、またはそれらの任意の組み合わせで置換もしくは非置換のC
1
-C
20
アルキル基、あるいは
重水素、-F、シアノ基、C
1
-C
20
アルキル基、フェニル基、またはそれらの任意の組み合わせで置換もしくは非置換のフェニル基であり、
*は、化学式1との結合サイトである。
【請求項8】
前記化学式2で表される基が、下記化学式2-1ないし2-3における1つで表される基であることを特徴とする請求項1に記載の縮合環化合物。
TIFF
2025021471000132.tif
60
128
TIFF
2025021471000133.tif
50
128
TIFF
2025021471000134.tif
65
128
前記の化学式2-1ないし2-3で、
R
0
に係わる説明は、請求項1に記載されたところと同一であり、
R
11
ないしR
13
のそれぞれに係わる説明は、請求項1におけるR
1
に係わる説明と同一であり、
R
21
ないしR
24
のそれぞれに係わる説明は、請求項1におけるR
2
に係わる説明と同一であり、
R
31
ないしR
35
のそれぞれに係わる説明は、請求項1におけるR
3
に係わる説明と同一であり、
*は、化学式1で、窒素との結合サイトである。
【請求項9】
前記化学式2で表される基が、下記化学式2-1(1)で表される基であることを特徴とする請求項1に記載の縮合環化合物。
TIFF
2025021471000135.tif
86
137
前記化学式2-1(1)で、
R
0
に係わる説明は、請求項1に記載されたところと同一であり、
R
11
ないしR
13
のそれぞれに係わる説明は、請求項1におけるR
1
に係わる説明と同一であり、
R
21
、R
23
、及びR
24
のそれぞれに係わる説明は、請求項1におけるR
2
に係わる説明と同一であり、
R
31
ないしR
35
のそれぞれに係わる説明は、請求項1におけるR
3
に係わる説明と同一であり、
R
25
ないしR
29
は、互いに独立して、
水素、重水素、-F、またはシアノ基、あるいは
重水素、-F、シアノ基、またはそれらの任意の組み合わせで置換もしくは非置換のC
1
-C
20
アルキル基であり、
*は、化学式1との結合サイトである。
【請求項10】
下記化学式1Aで表されることを特徴とする請求項1に記載の縮合環化合物。
TIFF
2025021471000136.tif
59
128
前記化学式1Aで、
W
1
は、O、S、N(Ar
1
)、N(T
11
)、C(T
12
)(T
13
)、またはSi(T
12
)(T
13
)であり、
Ar
0
、Ar
1
、及びT
11
ないしT
13
のそれぞれに係わる説明は、請求項1に記載されたところと同一であり、
Z
11
及びZ
12
のそれぞれに係わる説明は、請求項1におけるZ
1
に係わる説明と同一であり、
Z
21
及びZ
22
のそれぞれに係わる説明は、請求項1におけるZ
2
に係わる説明と同一であり、
Z
11
、Z
12
、Z
21
、及びZ
22
のうちの少なくとも1つは、重水素、-F、シアノ基、C
1
-C
20
アルキル基、フェニル基、またはそれらの任意の組み合わせで置換もしくは非置換のN-カルバゾリル基であり、
Z
3
は、重水素、-F、シアノ基、またはそれらの任意の組み合わせで置換もしくは非置換のC
1
-C
20
アルキル基である。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、縮合環化合物、それを含む発光素子、及びその発光素子を含む電子装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
発光素子のうち、有機発光素子(organic light emitting device)は、自発光型素子であり、従来素子に比べて、視野角が広く、コントラストにすぐれるだけでなく、応答時間が短く、輝度、駆動電圧及び応答速度の特性に優れ、多色化が可能である。
【0003】
一例によれば、有機発光素子は、アノード、カソード、及びアノードとカソードとの間に配置され、発光層を含む中間層を含む。アノードと発光層との間には、正孔輸送領域が具備され、発光層とカソードとの間には、電子輸送領域が具備される。アノードから注入された正孔は、正孔輸送領域を経由して発光層に移動し、カソードから注入された電子は、電子輸送領域を経由して発光層に移動する。正孔及び電子は、発光層領域で再結合し、励起子(exciton)を生成する。励起子が励起状態から基底状態に遷移して、光が生成される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、新規の縮合環化合物(condensed cyclic compound)、それを採用した発光素子、及び前記発光素子を含む電子装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一態様によれば、下記化学式1で表される縮合環化合物が提供される。
TIFF
2025021471000002.tif
78
128
前記化学式1で、Ar
0
は、下記化学式2で表される基であり、
TIFF
2025021471000003.tif
70
128
前記化学式1及び前記化学式2で、
環Y
1
ないし環Y
3
は、互いに独立して、C
5
-C
60
炭素環基またはC
3
-C
60
ヘテロ環基であり、
W
1
は、単一結合、O、S、N(Ar
1
)、N(T
11
)、C(T
12
)(T
13
)、またはSi(T
12
)(T
13
)であり、
W
2
は、単一結合、O、S、N(Ar
2
)、N(T
21
)、C(T
22
)(T
23
)、またはSi(T
22
)(T
23
)であり、
n1及びn2は、互いに独立して、0または1であり、
n1が0である場合、*-(W
1
)
n1
-*’は、存在せず、
n2が0である場合、*-(W
2
)
n2
-*’は、存在せず、
n1とn2の和は、1以上であり、
Ar
1
及びAr
2
のそれぞれは、前記化学式2で表される基であり、
R
0
は、
水素、重水素、-Fまたは、シアノ基、あるいは
重水素、-F、シアノ基、またはそれらの任意の組み合わせ(combination)で置換もしくは非置換のC
1
-C
60
アルキル基であり、
【0006】
R
1
ないしR
4
は、互いに独立して、
水素、重水素、-F、またはシアノ基、
重水素、-F、シアノ基、またはそれらの任意の組み合わせで置換もしくは非置換のC
1
-C
60
アルキル基、あるいは
重水素、-F、シアノ基、C
1
-C
60
アルキル基、C
6
-C
60
アリール基、またはそれらの任意の組み合わせで置換もしくは非置換のC
6
-C
60
アリール基であり、
a1は、0ないし3の整数であり、
a2及びa4は、互いに独立して、0ないし4の整数であり、
a3及びmは、互いに独立して、0ないし5の整数であり、
前記化学式2で*は、化学式1との結合サイトであり、
Z
1
ないしZ
3
、T
11
ないしT
13
、及びT
21
ないしT
23
は、互いに独立して、水素、重水素、-F、-Cl、-Br、-I、-SF
5
、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、アミジノ基、ヒドラジン基、ヒドラゾン基、カルボン酸基またはその塩、スルホン酸基またはその塩、リン酸基またはその塩、置換もしくは非置換のC
1
-C
60
アルキル基、置換もしくは非置換のC
2
-C
60
アルケニル基、置換もしくは非置換のC
2
-C
60
アルキニル基、置換もしくは非置換のC
1
-C
60
アルコキシ基、置換もしくは非置換のC
1
-C
60
アルキルチオ基、置換もしくは非置換のC
3
-C
10
シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC
1
-C
10
ヘテロシクロアルキル基、置換もしくは非置換のC
3
-C
10
シクロアルケニル基、置換もしくは非置換のC
1
-C
10
ヘテロシクロアルケニル基、置換もしくは非置換のC
6
-C
60
アリール基、置換もしくは非置換のC
6
-C
60
アリールオキシ基、置換もしくは非置換のC
6
-C
60
アリールチオ基、置換もしくは非置換のC
1
【0007】
他の態様によれば、第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配置され、発光層を含む中間層と、を含み、前記中間層は、前記縮合環化合物を1種以上含む発光素子が提供される。
【0008】
さらに他の態様によれば、前記発光素子を含む電子装置が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の縮合環化合物は、相対的に大きいオシレータ強度(oscillator strength)、相対的に小さい半値幅(FWHM)を有し、短波長シフトされた青色光を放出し、上記縮合環化合物を採用した電子素子、例えば、発光素子は、向上した駆動電圧、向上した外部量子効率、及び向上した寿命特性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一具現例による発光素子を概略的に示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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