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公開番号2025021183
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124950
出願日2023-07-31
発明の名称火災検出消火装置
出願人株式会社NTTファシリティーズ
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類A62C 35/11 20060101AFI20250205BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】 火災による電子機器の損傷をより防ぎやすい火災検出消火装置を提供する。
【解決手段】 煙の濃度に関する光情報を検出する検出部101と、所定量の消火剤を所望の方向に向かって放出する放出部102と、検出部101および放出部102が配置され移動する本体部103と、検出部101が検出した光情報に基づいて、本体部103を煙の濃度が高い領域へ移動させ、放出部102から消火剤を煙の濃度が高い方向に向けて放出させる制御部104と、が設けられたことを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
煙の濃度に関する光情報を検出する検出部と、
所定量の消火剤を所望の方向に向かって放出する放出部と、
前記検出部および前記放出部が配置され移動する本体部と、
前記検出部が検出した前記光情報に基づいて、
前記本体部を前記煙の濃度が高い領域へ移動させ、前記放出部から前記消火剤を前記煙の濃度が高い方向に向けて放出させる制御部と、
が設けられたことを特徴とする火災検出消火装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記本体部を予め定められた移動ルートを移動させ、
異なる複数箇所で前記検出部が検出した前記光情報に基づいて前記煙の濃度が高い領域を求めることを特徴とする請求項1に記載された火災検出消火装置。
【請求項3】
前記本体部は、床面上を移動する自走部を有することを特徴とする請求項1に記載された火災検出消火装置。
【請求項4】
前記本体部には、少なくとも前記放出部における前記消火剤の放出を制御する放出信号、および、前記本体部の移動を制御する移動信号の少なくとも一方を送信する遠隔操作部と情報通信可能な通信部が更に設けられ、
前記通信部は、前記遠隔操作部から受信した前記放出信号および前記移動信号の少なくとも一方を前記制御部に出力し、
前記制御部は、前記通信部から前記放出信号および前記移動信号の少なくとも一方が入力された場合には、前記放出信号および前記移動信号に基づいて制御を行うことを特徴とする請求項1に記載された火災検出消火装置。
【請求項5】
前記本体部には、室内を撮影して画像情報を出力する撮影部が更に設けられ、
前記通信部は、前記撮影部から出力された画像情報を前記遠隔操作部に送信することを特徴とする請求項1および請求項4に記載された火災検出消火装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、火災検出消火装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
昨今、情報処理装置や通信装置などの電子機器が配置されたサーバルーム(電算機室とも表記する。)が設けられたデータセンタやオフィスビル等の建物が増えている。電子機器は重要なため損傷を防止する要望が高い。
【0003】
電子機器の主な損傷原因の一つとして、火災による損傷があげられる。火災による損傷を防ぐ方法として、火災を検出する機能と火災を消火する機能とを有する火災検出消火装置(例えば、特許文献1参照。)を設けられる方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-126286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の火災検出消火装置は、火から発せられる赤外線の量、または、紫外線の量が予め定められた閾値を超えて検出された場合に、火災を検出し消火している。言い換えると、火から発せられる赤外線の量、または、紫外線の量が予め定められた閾値未満の場合には、火災検出消火装置は火災を検出できない。そのため、火災による電子機器の損傷を防げない場合もあるという問題があった。
【0006】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、火災による電子機器の損傷をより防ぎやすい火災検出消火装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の一態様に係る火災検出消火装置は、煙の濃度に関する光情報を検出する検出部と、所定量の消火剤を所望の方向に向かって放出する放出部と、前記検出部および前記放出部が配置され移動する本体部と、前記検出部が検出した前記光情報に基づいて、前記本体部を前記煙の濃度が高い領域へ移動させ、前記放出部から前記消火剤を前記煙の濃度が高い方向に向けて放出させる制御部と、が設けられたことを特徴とする。
【0008】
このようにすることにより、火災検出消火装置は煙の濃度が高い領域に移動し、煙の濃度が高い領域に向けて消火剤を放出することができる。言い換えると、火災検出消火装置は煙の発生元に向かって移動することができ、煙の発生元に向けて消火剤を放出することができる。火災検出消火装置は煙の濃度に関する光情報に基づいた制御を行うため、火の有無は問わず、煙が発生していれば移動し消火剤を放出することができる。つまり、火を検出して消火する場合と比較して、早いタイミングで消火することができる。
【0009】
煙の濃度が高い領域とは、周囲の領域における煙の濃度との比較で求められるものである。目視できない煙の濃度の領域であっても、周囲の領域よりも煙の濃度が高ければ煙の濃度が高い領域となる。
【0010】
上記発明の一態様において、前記制御部は、前記本体部を予め定められた移動ルートを移動させ、異なる複数箇所で前記検出部が検出した前記光情報に基づいて前記煙の濃度が高い領域を求めることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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