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公開番号
2025020612
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124098
出願日
2023-07-31
発明の名称
ステータの製造装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H02K
15/04 20250101AFI20250205BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】引出線セグメントコイルの位置に関する設計自由度を高くすることが可能なステータの製造装置を提供する。
【解決手段】ステータの製造装置は、ステータコアのスロットに挿入された複数のセグメントコイルのうち引出線セグメントコイルに曲げ起点を形成するように構成された当接部材であって、前記引出線セグメントコイルのうち前記スロットから突出した突出部の側面に前記ステータコアの径方向の外側から当接して前記曲げ起点を形成するように構成されている、当接部材と、前記引出線セグメントコイルの前記突出部を保持する引出線保持部であって、前記当接部材に対して前記ステータコアの前記径方向及び軸方向に沿って移動可能に構成されている、引出線保持部と、を備えている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
ステータの製造装置であって、
ステータコアのスロットに挿入された複数のセグメントコイルのうち引出線セグメントコイルに曲げ起点を形成するように構成された当接部材であって、前記引出線セグメントコイルのうち前記スロットから突出した突出部の側面に前記ステータコアの径方向の外側から当接して前記曲げ起点を形成するように構成されている、当接部材と、
前記引出線セグメントコイルの前記突出部を保持する引出線保持部であって、前記当接部材に対して前記ステータコアの前記径方向及び軸方向に沿って移動可能に構成されている、引出線保持部と、を備えている、ステータの製造装置。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記引出線保持部は、前記ステータコアの前記軸方向から見たときに、前記ステータコアの存在範囲内において、前記当接部材に対して前記ステータコアの前記径方向及び前記軸方向に沿って移動可能に構成されている、請求項1に記載のステータの製造装置。
【請求項3】
前記引出線保持部は、前記引出線セグメントコイルの前記突出部の先端部を被覆する凹部を含む引出線キャップを有しており、
前記引出線キャップは、前記凹部の開口縁部のうち前記ステータコアの前記径方向の内側に位置する部分に、前記凹部の開口幅を広げるように構成されたテーパ面を有している、請求項1に記載のステータの製造装置。
【請求項4】
前記当接部材は、前記複数のセグメントコイルのうち一般線セグメントコイルにも曲げ起点を形成するように構成されており、前記一般線セグメントコイルのうち前記スロットから突出した突出部の側面に前記ステータコアの周方向から当接して前記曲げ起点を形成するように構成されている、請求項1に記載のステータの製造装置。
【請求項5】
前記一般線セグメントコイルの前記突出部を保持する一般線保持部であって、前記当接部材に対して前記ステータコアの前記周方向に沿って移動可能に構成されている、一般線保持部、をさらに備えており、
前記引出線保持部は、前記引出線セグメントコイルの前記突出部の先端部を被覆する凹部を含む引出線キャップを有しており、
前記一般線保持部は、前記一般線セグメントコイルの前記突出部の先端部を被覆する凹部を含む一般線キャップを有しており、
前記引出線キャップと前記一般線キャップが共通形状である、請求項4に記載のステータの製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、回転電機の構成部品であるステータを製造するための製造装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ステータは、ステータコアのスロットに挿入された複数のセグメントコイルのうちスロットから突出した突出部を曲げ加工することによって形成される。複数のセグメントコイルは、一般線となる一般線セグメントコイルと、引出線となる引出線セグメントコイルと、を含む。一般線セグメントコイルの突出部は、ステータの周方向に曲げ加工された後に、他の一般線セグメントコイルの突出部に接合される。これにより、一般線セグメントコイルは、ステータコアの内周面にコイルを構成する。引出線セグメントコイルの突出部は、ステータコアの径方向及び軸方向に曲げ加工された後に、接続端子から延びる動力線に接続される。
【0003】
特許文献1は、引出線セグメントコイルの突出部を曲げ加工する技術の一例を開示する。この技術では、パンチを利用して引出線セグメントコイルの突出部をステータコアの径方向に曲げ加工した後に、ローラを利用して突出部のうちステータコアよりも外側に延びた部分をステータコアの軸方向に曲げ加工する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-131425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ステータコアには、外周面から径方向に突出するリブが設けられている。このようなリブには、ステータコアを筐体に固定するためのボルトを受け入れるためのボルト孔が形成されている。パンチ及びローラを利用する曲げ加工は、ステータコアのリブとローラが干渉するために、リブが存在する位置周辺に適用することができない。このように、パンチ及びローラを利用する曲げ加工では、引出線セグメントコイルの位置に関する設計自由度が低くなってしまう。本明細書は、引出線セグメントコイルの位置に関する設計自由度を高くすることが可能なステータの製造装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示するステータの製造装置は、ステータコアのスロットに挿入された複数のセグメントコイルのうち引出線セグメントコイルに曲げ起点を形成するように構成された当接部材であって、前記引出線セグメントコイルのうち前記スロットから突出した突出部の側面に前記ステータコアの径方向の外側から当接して前記曲げ起点を形成するように構成されている、当接部材と、前記引出線セグメントコイルの前記突出部を保持する引出線保持部であって、前記当接部材に対して前記ステータコアの前記径方向及び軸方向に沿って移動可能に構成されている、引出線保持部と、を備えていてもよい。このステータの製造装置によると、前記引出線保持部を前記当接部材に対して相対移動させることにより、前記引出線セグメントコイルの前記突出部を曲げ加工することができる。このため、このステータの製造装置を用いて形成される前記引出線セグメントコイルは、位置に関して高い設計自由度を有することができる。
【0007】
前記引出線保持部は、前記ステータコアの前記軸方向から見たときに、前記ステータコアの存在範囲内において、前記当接部材に対して前記ステータコアの前記径方向及び前記軸方向に沿って移動可能に構成されていてもよい。このステータの製造装置を用いて形成される前記引出線セグメントコイルの前記突出部は、前記ステータコアの前記径方向において前記ステータコアの外周面よりも内側に配置される。したがって、このステータの製造装置を用いて形成される前記ステータは、小さな体格を有することができる。
【0008】
前記引出線保持部は、前記引出線セグメントコイルの前記突出部の先端部を被覆する凹部を含む引出線キャップを有していてもよい。前記引出線キャップは、前記凹部の開口縁部のうち前記ステータコアの前記径方向の内側に位置する部分に、前記凹部の開口幅を広げるように構成されたテーパ面を有していてもよい。このような引出線キャップは、前記引出線セグメントコイルの前記突出部を被覆するときに、前記複数のセグメントコイルの中から前記引出線セグメントコイルを分離しながら前記引出線セグメントコイルの前記突出部を保持することができる。
【0009】
前記当接部材は、前記複数のセグメントコイルのうち一般線セグメントコイルにも曲げ起点を形成するように構成されており、前記一般線セグメントコイルのうち前記スロットから突出した突出部の側面に前記ステータコアの周方向から当接して前記曲げ起点を形成するように構成されていてもよい。このステータの製造装置では、前記当接部材が前記引出線セグメントコイルと前記一般線セグメントコイルの双方の前記曲げ起点を形成する機能を有することができる。
【0010】
本明細書が開示するステータの製造装置はさらに、前記一般線セグメントコイルの前記突出部を保持する一般線保持部であって、前記当接部材に対して前記ステータコアの前記周方向に沿って移動可能に構成されている、一般線保持部を備えていてもよい。この場合、前記引出線保持部は、前記引出線セグメントコイルの前記突出部を被覆する凹部を含む引出線キャップを有していてもよい。前記一般線保持部は、前記一般線セグメントコイルの前記突出部を被覆する凹部を含む一般線キャップを有していてもよい。前記引出線キャップと前記一般線キャップが共通形状であってもよい。このステータの製造装置によると、前記引出線キャップと前記一般線キャップを兼用することができるので、前記ステータの製造コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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