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公開番号
2025019387
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023122978
出願日
2023-07-28
発明の名称
ロータ、モータ、ロータの製造方法
出願人
ニデック株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
H02K
1/2791 20220101AFI20250131BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】簡易な構成でマグネットの位置決めができるロータを提供する。
【解決手段】軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能なロータ1は、軸方向に延びる筒状の磁性体であるヨーク13を備える。ヨークの突条部132は、軸方向に延びる筒状のヨーク筒部131の軸方向一方端部に接続され、間隔を空けて周方向に複数並ぶ。各々の突条部において、ヨーク筒部の軸方向一方端部から径方向内方に、突部1321が突出する。また、突部の径方向内端部からヨーク筒部の径方向内側面に沿って、延部1322が軸方向他方に延びる。周方向に隣り合う延部間には、マグネット14が配置される。突条部は、ヨーク筒部と単一部材として一体に構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能なロータであって、
軸方向に延びる筒状の磁性体であって、周方向に並ぶ複数のマグネットが径方向内側面に配置されるヨークを備え、
前記ヨークは、
軸方向に延びる筒状のヨーク筒部と、
前記ヨーク筒部の軸方向一方端部に接続され、間隔を空けて周方向に複数並ぶ突条部と、
を有し、
各々の前記突条部は、
前記ヨーク筒部の軸方向一方端部から径方向内方に突出する突部と、
前記突部の径方向内端部から前記ヨーク筒部の径方向内側面に沿って軸方向他方に延びる延部と、
を有し、
周方向に隣り合う前記延部間には、前記マグネットが配置され、
前記突条部は、前記ヨーク筒部と単一部材として一体に構成される、ロータ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記延部の軸方向他方端部は、前記ヨーク筒部の軸方向一方端部よりも軸方向他方に、且つ、前記ヨーク筒部の軸方向他方端部よりも軸方向一方に配置される、請求項1に記載のロータ。
【請求項3】
前記延部の軸方向長さは、前記ヨーク筒部の軸方向幅の三分の一以上且つ前記ヨーク筒部の軸方向幅以下である、請求項1に記載のロータ。
【請求項4】
前記突条部よりも軸方向他方に配置されて径方向に広がるロータ蓋部と、
前記ロータ蓋部の径方向外端部から軸方向一方に延びるロータ筒部と、
をさらに備え、
前記ロータ筒部は、前記ヨーク筒部を囲んで前記ヨーク筒部の径方向外側面と接し、
前記ロータ蓋部には、前記ヨーク筒部の軸方向他方端部が接する、請求項1に記載のロータ。
【請求項5】
前記延部の径方向厚さは、前記ヨーク筒部の径方向厚さと同じである、請求項1に記載のロータ。
【請求項6】
少なくともいずれかの前記突条部において、前記突部の周方向幅は、前記延部の周方向幅よりも小さい、請求項1に記載のロータ。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のロータを備える、モータ。
【請求項8】
軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能であり、軸方向に延びるヨーク筒部の径方向内側面に対して軸方向に延びる延部が周方向に間隔を空けて複数並んで配置されるとともに、周方向において隣り合う前記延部間にマグネットが配置されるロータの製造方法であって、
前記ヨーク筒部の軸方向一方端部から突出するとともに間隔を空けて周方向に複数並ぶ柱部を前記柱部の根元を支点として曲げることにより、前記延部を形成するステップを備える、ロータの製造方法。
【請求項9】
中央に開口を有する円板形状の円板部と、前記円板部の内縁から径方向内方へ突出する前記柱部とを一体に含む単一の板状部材を板状の磁性体から形成するステップと、
絞り加工によって、前記円板部を前記板状部材の法線方向に延びる筒状にすることにより、前記ヨーク筒部を形成するステップと、
をさらに備える、請求項8に記載のロータの製造方法。
【請求項10】
板状の矩形部と、前記矩形部の外縁部の一辺から突出する前記柱部とを一体に含む単一の板状部材を板状の磁性体から形成するステップと、
前記柱部が延びる方向と平行な軸を中心として前記矩形部を曲げて筒状にすることにより、前記ヨーク筒部を形成するステップと、
をさらに備える、請求項8に記載のロータの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータ、モータ、ロータの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、複数のマグネットを周方向に並べたロータを備えるモータが知られている。たとえば、ロータは、軸方向に離間する2つの円環部が複数の支柱で繋がれたマグネットホルダを有する。複数のマグネットはそれぞれ、2つの円環部と周方向で隣接する2つの支柱により形成される空間に保持される(特開2014-217161号公報参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-217161号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、マグネットの位置決め専用のホルダをロータに配置すると、ロータの構造が複雑化し、また、部品数が多くなる。そのため、組立の作業性が低下する虞がある。
【0005】
本発明は、簡易な構成でマグネットの位置決めができるロータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的なロータは、軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能である。前記ロータは、ヨークを備える。前記ヨークは、軸方向に延びる筒状の磁性体である。前記ヨークの径方向内側面には、周方向に並ぶ複数のマグネットが配置される。前記ヨークは、筒状のヨーク筒部と、突条部と、を有する。前記ヨーク筒部は、軸方向に延びる。前記突条部は、前記ヨーク筒部の軸方向一方端部に配置され、間隔を空けて周方向に複数並ぶ。各々の前記突条部は、突部と、延部と、を有する。前記突部は、前記ヨーク筒部の軸方向一方端部から径方向内方に突出する。前記延部は、前記突部の径方向内端部から前記ヨーク筒部の径方向内側面に沿って軸方向他方に延びる。周方向に隣り合う前記延部間には、前記マグネットが配置される。前記突条部は、前記ヨーク筒部と単一部材として一体に構成される。
【0007】
本発明の例示的なモータは、上述のロータを備える。
【0008】
本発明の例示的なロータの製造方法では、軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能なロータが製造される。前記ロータでは、延部が、周方向に間隔を空けて複数並んで配置される。前記延部は、軸方向に延びるヨーク筒部の径方向内側面に対して、軸方向に延びる。これとともに、周方向において隣り合う前記延部間に、マグネットが配置される。前記ロータの製造方法は、前記ヨーク筒部の軸方向一方端部から突出するとともに間隔を空けて周方向に複数並ぶ柱部を前記柱部の根元を支点として曲げることにより、前記延部を形成するステップを備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の例示的なロータ、モータ、ロータの製造方法によれば、簡易な構成でマグネットの位置決めができるロータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、モータの概略的な構成例を示す断面図である。
図2は、ロータの斜視図である。
図3は、ロータの分解斜視図である。
図4は、ロータの製造方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図5Aは、板状の磁性体から板状部材を形成する工程の一例を示す概略図である。
図5Bは、板状部材の絞り加工(drawing)によりヨーク筒部を形成する工程の一例を示す概略図である。
図5Cは、柱部の折り重ね加工によりヨーク筒部の径方向内側面に延部を配置する工程の一例を示す概略図である。
図6は、ロータの製造方法の他の一例を説明するためのフローチャートである。
図7Aは、板状の磁性体から他の板状部材を形成する工程の一例を示す概略図である。
図7Bは、板状部材の曲げ加工によりヨーク筒部を形成する工程の一例を示す概略図である。
図7Cは、柱部の折り重ね加工によりヨーク筒部の径方向内側面に延部を配置する工程の一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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