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公開番号2025017556
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120666
出願日2023-07-25
発明の名称二次電池、電池パック及び車両
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類H01M 10/056 20100101AFI20250130BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】高温での充放電サイクル寿命に優れた二次電池と、前記二次電池を含む電池パック及び車両とを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、正極と、負極と、非水電解質とを具備する二次電池が提供される。正極は、正極活物質及び固体電解質を含む。正極は、硬X線光電子分光法によるS1sスペクトルにおいて、下記(1)式を満たす。
B/A≦1/3 (1)
但し、AはS1sスペクトルにおける結合エネルギーが2468eV以上2474eV以下の範囲に表れる最大ピークの強度であり、BはS1sスペクトルにおける結合エネルギーが2475eV以上2483eV以下の範囲に表れる最大ピークの強度である。
【選択図】図10

特許請求の範囲【請求項1】
正極活物質及び固体電解質を含む正極と、
負極と、
非水電解質とを具備し、
前記正極は、硬X線光電子分光法によるS1sスペクトルにおいて、下記(1)式を満たす、二次電池。
B/A≦1/3 (1)
但し、Aは前記S1sスペクトルにおける結合エネルギーが2468eV以上、2474eV以下の範囲に表れる最大ピークの強度であり、Bは前記S1sスペクトルにおける結合エネルギーが2475以上、2483eV以下の範囲に表れる最大ピークの強度である。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記非水電解質は、スルトン化合物を含む、請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
前記スルトン化合物は、1,3-プロパンスルトンを含む、請求項2に記載の二次電池。
【請求項4】
前記正極は、前記正極活物質及び前記固体電解質を含む正極活物質含有層と、前記正極活物質含有層の表面の少なくとも一部に存在するS含有物とを含む、請求項1に記載の二次電池。
【請求項5】
前記正極活物質は、一般式Li
x
MO
2
で表される複合酸化物を含み、前記一般式において、0<x≦1であり、Mは、Ni、Co及びMnからなる群より選択される少なくとも1種の元素を含む、請求項4に記載の二次電池。
【請求項6】
前記固体電解質は、Li
1+x
Al
x
Ti
2-x
(PO
4
)
3
で表され0.1≦x≦0.5である化合物か、Li
1+2x
Zr
1-x
Ca
x
(PO
4
)
3
で表され0≦x<1である化合物の少なくとも一方を含む、請求項4に記載の二次電池。
【請求項7】
前記負極は、Si、炭素材料、リチウムチタン酸化物、チタン含有酸化物及びニオブチタン含有酸化物、ニオブ含有酸化物よりなる群から選択される少なくとも一種を含む負極活物質を含む、請求項1に記載の二次電池。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の二次電池を含む電池パック。
【請求項9】
通電用の外部端子と、
保護回路と
を更に具備する請求項8に記載の電池パック。
【請求項10】
複数の前記二次電池を具備し、
前記二次電池が、直列、並列、又は直列及び並列を組み合わせて電気的に接続されている請求項9に記載の電池パック。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、二次電池、電池パック及び車両に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
リチウム金属、リチウム合金、リチウム化合物または炭素質物を負極に用いた非水電解質電池は、高エネルギー密度電池として期待され、研究開発が進められている。これまでに、活物質としてLiCoO
2
、LiNi
1/3
Co
1/3
Mn
1/3


またはLiMn
2

4
を含む正極と、リチウムを吸蔵・放出する炭素質物を含む負極と具備したリチウムイオン電池が、携帯機器用に広く実用化されている。
【0003】
非水電解質電池の非水電解質にスルホン系化合物やスルトン系化合物などを含有させることが検討されている。スルホン系化合物またはスルトン系化合物を含む非水電解質を備えた電池は、抵抗に課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開WO2015/136688号
特表2015-522209号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、高温での充放電サイクル寿命に優れた二次電池と、前記二次電池を含む電池パック及び車両とを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、正極と、負極と、非水電解質とを具備する二次電池が提供される。正極は、正極活物質及び固体電解質を含む。正極は、硬X線光電子分光法によるS1sスペクトルにおいて、下記(1)式を満たす。
【0007】
B/A≦1/3 (1)
但し、AはS1sスペクトルにおける結合エネルギーが2468eV以上2474eVの範囲に表れる最大ピークの強度であり、BはS1sスペクトルにおける結合エネルギーが2475eV以上2483eV以下の範囲に表れる最大ピークの強度である。
【0008】
また、実施形態によれば、実施形態に係る二次電池を含む電池パックが提供される。
【0009】
また、実施形態によれば、実施形態に係る電池パックを含む車両が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態の二次電池の部分切欠断面図。
図1の電池についての側面図。
実施形態の二次電池を端子延出方向と垂直な方向に切断した断面図。
図3のA部の拡大断面図。
実施形態の二次電池を含む組電池の一例を示す斜視図。
実施形態の電池パックの分解斜視図。
図6の電池パックの電気回路を示すブロック図。
実施形態の二次電池が搭載された車両の例を示す模式図。
実施形態に係る車両の他の例を概略的に示した図。
実施例1の二次電池の正極の硬X線光電子分光法によるS1sスペクトルの一例を示す図。
比較例1の二次電池の正極の硬X線光電子分光法によるS1sスペクトルの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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