TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025017552
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023120660
出願日
2023-07-25
発明の名称
二次電池、電池パック、車両、及び定置用電源
出願人
株式会社東芝
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
H01M
10/052 20100101AFI20250130BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】優れたサイクル寿命性能を有する二次電池および電池パック、並びに、この電池パックを備える車両および定置用電源を提供すること。
【解決手段】実施形態によると、正極活物質を含む正極と、負極活物質を含む負極と、それら正極と負極との間のセパレータと、電解質とを具備する二次電池が提供される。上記正極、負極、及びセパレータの少なくとも1つにアルカリ金属酸化物を含む。アルカリ金属酸化物に含まれるアルカリ金属イオンのうち50%以上がプロトンと交換可能である。正極活物質および負極活物質のうち、アルカリ金属酸化物と接触する活物質粒子の個数が全体の10%以下である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
正極活物質を含む正極と、
負極活物質を含む負極と、
前記正極と前記負極との間のセパレータと、
電解質とを具備する二次電池であって、
前記正極、前記負極、及び前記セパレータの少なくとも1つにアルカリ金属酸化物を含み、前記アルカリ金属酸化物に含まれるアルカリ金属イオンのうち50%以上がプロトンと交換可能であり、前記正極活物質および前記負極活物質のうち前記アルカリ金属酸化物と接触する活物質粒子の個数が全体の10%以下である二次電池。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記正極活物質の比表面積に対する前記アルカリ金属酸化物の比表面積の比が2倍以上である、請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
前記アルカリ金属酸化物はA
x
M
y
O
z
で表され、AはLi, Na, K, Cs, 及びRbからなる群より選択される少なくとも1つであり、MはMg, Ca, Sr, Ba, Sc, Al, Y, Fe, La, Si, P, S, Ti, Zr, V, Nb, Ta, W, 及びMoからなる群より選択される少なくとも1つであり、Mのうち遷移金属はとりうる最大酸化数のものである、請求項1又は2に記載の二次電池。
【請求項4】
少なくとも前記負極に前記アルカリ金属酸化物を含み、前記負極に含まれる前記アルカリ金属酸化物は、前記MがMg, Ca, Sr, Ba, Sc, Al Y, La, Si, P, S, 及びZrからなる群より選択される少なくとも1つである、請求項3に記載の二次電池。
【請求項5】
少なくとも前記セパレータにて前記負極と向き合う面に前記アルカリ金属酸化物を含み、前記負極と向き合う前記面に含まれる前記アルカリ金属酸化物は、前記MがMg, Ca, Sr, Ba, Sc, Al Y, La, Si, P, S, 及びZrからなる群より選択される少なくとも1つである、請求項3に記載の二次電池。
【請求項6】
前記アルカリ金属酸化物は、電解質主成分以外のアルカリ金属イオンを含まない、請求項1又は2に記載の二次電池。
【請求項7】
前記正極活物質は、金属リチウム基準で4.4V(vs.Li/Li
+
)以上の作動電位を示すリチウム複合酸化物を含む、請求項1又は2に記載の二次電池。
【請求項8】
前記正極活物質は、Li
x
Ni
1-y-z
Co
y
Mn
z
O
2
で表され0<x≦1、0<y<0.3、0<z<0.3、及びy+z<0.3であるリチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物を含む、請求項7に記載の二次電池。
【請求項9】
前記負極活物質は、二酸化チタン、スピネル構造を有するチタン酸リチウム、直方晶型チタン含有複合酸化物及び単斜晶型ニオブチタン酸化物からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1又は2に記載の二次電池。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の二次電池を具備する電池パック。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、二次電池、電池パック、車両、及び定置用電源に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、高エネルギー密度電池として、リチウムイオン二次電池のような非水電解質二次電池の研究開発が盛んに進められている。非水電解質二次電池は、ハイブリッド電気自動車や、電気自動車、携帯電話基地局の無停電電源用などの電源として期待されている。
【0003】
特に、金属リチウム基準で4.7V(vs.Li/Li
+
)程度と高い放電電位を有するリチウムニッケルマンガン酸化物(Lithium Nickel Manganese Oxide;LNMO)を正極活物質として正極に用いた電池は高エネルギー密度化が可能になるため、注目されている。しかし、LNMOは放電電位が非常に貴であるが故、LNMOを正極活物質として用いた電池では、正極で非水電解質に含まれる有機溶媒の分解が起こることに起因してガスが発生し、それによって電池が膨れやすい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-273260号公報
特開2021-51987号公報
特開2022-133777号公報
【非特許文献】
【0005】
「粉末X線解析の実際」初版(2002年)日本分析化学会X線分析研究懇談会編 中井泉、泉富士夫編著(朝倉書店)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、優れたサイクル寿命性能を有する二次電池および電池パック、並びに、この電池パックを備える車両および定置用電源を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によると、正極活物質を含む正極と、負極活物質を含む負極と、それら正極と負極との間のセパレータと、電解質とを具備する二次電池が提供される。上記正極、負極、及びセパレータの少なくとも1つにアルカリ金属酸化物を含む。アルカリ金属酸化物に含まれるアルカリ金属イオンのうち50%以上がプロトンと交換可能である。正極活物質および負極活物質のうち、アルカリ金属酸化物と接触する活物質粒子の個数が全体の10%以下である。
【0008】
他の実施形態によると、上記二次電池を含む電池パックが提供される。
【0009】
他の実施形態によると、上記電池パックを含む車両が提供される。
【0010】
他の実施形態によると、上記電池パックを含む定置用電源が提供される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社東芝
弁
1か月前
株式会社東芝
センサ
1か月前
株式会社東芝
電源回路
7日前
株式会社東芝
半導体装置
13日前
株式会社東芝
遠心送風機
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
13日前
株式会社東芝
半導体装置
1日前
株式会社東芝
半導体装置
1日前
株式会社東芝
半導体装置
13日前
株式会社東芝
半導体装置
13日前
株式会社東芝
半導体装置
13日前
株式会社東芝
半導体装置
13日前
株式会社東芝
半導体装置
13日前
株式会社東芝
半導体装置
20日前
株式会社東芝
ガス遮断器
今日
株式会社東芝
半導体装置
13日前
株式会社東芝
光スイッチ
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
13日前
株式会社東芝
水処理装置
1日前
株式会社東芝
半導体装置
13日前
株式会社東芝
半導体装置
7日前
株式会社東芝
半導体装置
7日前
株式会社東芝
半導体装置
13日前
株式会社東芝
電力変換装置
29日前
株式会社東芝
対策提示装置
1か月前
株式会社東芝
伝送システム
今日
株式会社東芝
ディスク装置
今日
株式会社東芝
ディスク装置
今日
株式会社東芝
磁気記録装置
今日
株式会社東芝
空調制御装置
13日前
株式会社東芝
ディスク装置
20日前
株式会社東芝
紙葉類処理装置
1か月前
株式会社東芝
電子計算機装置
1か月前
株式会社東芝
原子炉用制御棒
13日前
株式会社東芝
モータ駆動装置
7日前
株式会社東芝
投込式水位伝送器
1か月前
続きを見る
他の特許を見る