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公開番号
2025017073
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023119952
出願日
2023-07-24
発明の名称
枕の製造プログラム
出願人
富士ベッド工業株式会社
代理人
個人
主分類
A47G
9/10 20060101AFI20250129BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】被験者の横臥位の際の耳への圧力を軽減するための枕の製造プログラムを提供する。
【解決手段】ステップ201にて、被験者の立位姿勢の頭部画像を入力する。ステップ202にて、被験者の立位姿勢の頭部画像を入力教師データとして学習済みの学習制御モデル18を用いて被験者の右耳画像及び左耳画像を推定してその位置と共に抽出する。ステップ203にて、推定抽出された被験者の右耳画像及び左耳画像を入力教師データとして学習済みの学習制御モデル19を用いて枕の右側貫通孔15及び左側貫通孔16の横断面形状を推定して抽出する。ステップ204にて、推定抽出された右耳画像と左耳画像との距離を演算する。ステップ205にて、推定抽出された枕の右側貫通孔15及び左側貫通孔16の各横断面形状及び演算された右耳画像と左耳画像との距離を基準に他のデータたとえば貫通孔の深さ、枕サイズデータ、充填部材をも用いて枕を設計する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
上部枕ユニットと該上部枕ユニットの下面に設けられた下部枕ユニットとを具備する枕であって、
前記上部枕ユニットは、後頭支持領域、該後頭支持領域の前方側に隣接する首支持領域、並びに前記後頭支持領域及び前記首支持領域の右側及び左側に隣接する右側側頭支持領域及び左側側頭支持領域を有し、
前記上部枕ユニットの前記右側側頭支持領域及び前記左側側頭支持領域に、それぞれ、右側貫通孔及び左側貫通孔を設け、前記右側貫通孔の底部及び前記左側貫通孔の底部は前記下部枕ユニットによって塞がれている枕の製造プログラムであって、
ヒトの立位姿勢の頭部画像を入力教師データとし前記ヒトの右耳画像、左耳画像を出力教師データとして学習済の第1の学習モデルを用い、被験者の立位姿勢の頭部画像を入力データとして前記被験者の右耳画像及び左耳画像を推定して抽出する第1の抽出処理手順と、
前記ヒトの右耳画像及び左耳画像を入力教師データとし前記枕の右側貫通孔の横断面形状及び前記左側貫通孔の横断面形状を出力教師データとして学習済の第2の学習モデルを用い、前記被験者の前記推定抽出された右耳画像及び前記推定抽出された左耳画像を入力データとして前記枕の前記右側貫通孔の横断面形状及び前記左側貫通孔の横断面形状を推定して抽出する第2の抽出処理手順と、
前記推定抽出された右側貫通孔の横断面形状及び前記推定抽出された左側貫通孔の横断面形状を用いて前記枕を設計する設計手順と
をコンピュータに実行させるための枕の製造プログラム。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記頭部画像が前記被験者の右横顔部画像、左横顔部画像及び後頭部画像である請求項1に記載の枕の製造プログラム。
【請求項3】
さらに、前記被験者の前記推定抽出された右耳画像と前記推定抽出された左耳画像との距離を演算する手順を具備し、
前記設計手順は前記推定抽出された右側貫通孔の横断面形状及び前記推定抽出された左側貫通孔の横断面形状と、前記演算された距離を用いて前記枕を設計する請求項1に記載の枕の製造方法。
【請求項4】
後頭支持領域、該後頭支持領域の前方側に隣接する首支持領域、並びに前記後頭支持領域及び前記首支持領域の右側及び左側に隣接する右側側頭支持領域及び左側側頭支持領域を有し、
前記右側側頭支持領域及び前記左側側頭支持領域に、それぞれ、右側凹部及び左側凹部を設け、前記右側凹部の底部及び前記左側凹部の底部は塞がれており、
かつ充填部材を内蔵する縫製物である枕の製造プログラムであって、
ヒトの立位姿勢の頭部画像を入力教師データとし前記ヒトの右耳画像、左耳画像を出力教師データとして学習済の第1の学習モデルを用い、被験者の立位姿勢の頭部画像を入力データとして前記被験者の右耳画像及び左耳画像を推定して抽出する第1の抽出処理手順と、
前記ヒトの右耳画像及び左耳画像を入力教師データとし前記枕の右側凹部の横断面形状及び前記左側凹部の横断面形状を出力教師データとして学習済の第2の学習モデルを用い、前記被験者の前記推定抽出された右耳画像及び前記推定抽出された左耳画像を入力データとして前記枕の前記右側凹部の横断面形状及び前記左側凹部の横断面形状を推定して抽出する第2の抽出処理手順と、
前記推定抽出された右側凹部の横断面形状及び前記推定抽出された左側凹部の横断面形状を用いて前記枕を設計する設計手順と
をコンピュータに実行させるための枕の製造プログラム。
【請求項5】
前記頭部画像が前記被験者の右横顔部画像、左横顔部画像及び後頭部画像である請求項4に記載の枕の製造プログラム。
【請求項6】
さらに、前記被験者の前記推定抽出された右耳画像と前記推定抽出された左耳画像との距離を演算する手順を具備し、
前記設計手順は前記推定抽出された右側凹部の横断面形状及び前記推定抽出された左側凹部の横断面形状と、前記演算された距離を用いて前記枕を設計する請求項4に記載の枕の製造方法。
【請求項7】
上部枕ユニットと該上部枕ユニットの下面に設けられた下部枕ユニットとを具備する枕であって、
前記上部枕ユニットは、後頭支持領域、該後頭支持領域の前方側に隣接する首支持領域、並びに前記後頭支持領域及び前記首支持領域の右側及び左側に隣接する右側側頭支持領域及び左側側頭支持領域を有し、
前記上部枕ユニットの前記右側側頭支持領域及び前記左側側頭支持領域に、それぞれ、右側貫通孔及び左側貫通孔を設け、前記右側貫通孔の底部及び前記左側貫通孔の底部は前記下部枕ユニットによって塞がれている枕の製造プログラムであって、
ヒトの立位姿勢の頭部画像を入力教師データとし前記枕の右側貫通孔の横断面形状及び前記左側貫通孔の横断面形状を出力教師データとして学習済の学習モデルを用い、被験者の立位姿勢の頭部画像を入力データとして前記枕の前記右側貫通孔の横断面形状及び前記左側貫通孔の横断面形状を推定して抽出する抽出処理手順と、
前記推定抽出された右側貫通孔の横断面形状及び前記推定抽出された左側貫通孔の横断面形状を用いて前記枕を設計する設計手順と
をコンピュータに実行させるための枕の製造プログラム。
【請求項8】
後頭支持領域、該後頭支持領域の前方側に隣接する首支持領域、並びに前記後頭支持領域及び前記首支持領域の右側及び左側に隣接する右側側頭支持領域及び左側側頭支持領域を有し、
前記右側側頭支持領域及び前記左側側頭支持領域に、それぞれ、右側凹部及び左側凹部を設け、前記右側凹部の底部及び前記左側凹部の底部は塞がれており、
かつ充填部材を内蔵する縫製物である枕の製造プログラムであって、
ヒトの立位姿勢の頭部画像を入力教師データとし前記枕の右側凹部の横断面形状及び前記左側凹部の横断面形状を出力教師データとして学習済の学習モデルを用い、前記被験者の立位姿勢の頭部画像を入力データとして前記枕の前記右側凹部の横断面形状及び前記左側凹部の横断面形状を推定して抽出する抽出処理手順と、
前記推定抽出された右側凹部の横断面形状及び前記推定抽出された左側凹部の横断面形状を用いて前記枕を設計する設計手順と
をコンピュータに実行させるための枕の製造プログラム。
【請求項9】
ヒトの立位姿勢の頭部画像を入力教師データとし枕の形状を出力教師データとして学習済の学習モデルを用い、被験者の立位姿勢の頭部画像を入力データとして前記被験者の枕の形状を推定して抽出する抽出処理手順
をコンピュータに実行させるための枕の製造プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は被験者の横臥位の際の耳への圧力を軽減するための枕の製造プログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
本願出願人は被験者の横臥位の際の耳への圧力を軽減するための枕として図4~図8に示す枕を提案している(参照:特許文献1)。
【0003】
図4は枕の上方斜視図、図5は図4の下方斜視図、図6は図4の上面図、図7は図4の正面図、図8は図7のVIII-VIII線断面図である。
【0004】
図4~図8に示すように、枕は2層構造枕であって、上部枕ユニット101及び上部枕ユニット101の下面の一部に設けられた下部枕ユニット102よりなる。上部枕ユニット101はパイプ、ポリエステル綿等を充填して空洞をあけた縫製物であり、下部枕ユニット102はウレタン等による型による一体成形品である。
【0005】
上部枕ユニット101は、後頭支持領域111、後頭支持領域111の前方側に隣接する首支持領域112、後頭支持領域111及び首支持領域112の右側及び左側に隣接する右側側頭支持領域113及び左側側頭支持領域114を有する。
【0006】
図4、図6、図8に示すように、上部枕ユニット101において、右側側頭支持領域113には円筒状の右側貫通孔115が設けられ、他方、左側側頭支持領域114には円筒状の左側貫通孔116が設けられている。また、図8に示すように、右側貫通孔115の底部115a及び左側貫通孔116の底部116aは下部枕ユニット102によって塞がれている。右側貫通孔115及び左側貫通孔116の断面形状たとえば直径は被験者の右耳及び左耳に適合するように定められ、これにより、被験者が仰臥位から横臥位へ寝返りし易くなる。またこのとき、右側貫通孔115及び左側貫通孔116は縫製物によって形成され、貫通孔115及び貫通孔116の深さつまり上部枕ユニット101の厚さは耳への圧力が小さくなり、音の反響が小さくなるように定められる。
【0007】
また、図5、図7に示すごとく、上部枕ユニット101の右側支持領域113の前方側領域及び左側支持領域114の前方側領域は下部枕ユニット2より前方側へ突出している。言い換えると、下部枕ユニット102は上部枕ユニット101より小さい。これにより、被験者が仰臥位から横臥位へ寝返りし易くなる。
【0008】
被験者の仰臥位から横臥位へ寝返り動作について詳述する。被験者が仰臥位から横臥位へ寝返りすると、被験者の耳は右側貫通孔115又は左側貫通孔116へ収まると共に、被験者の肩は下部枕ユニット102が存在しない上部枕ユニット101の右側側頭支持領域113又は左側側頭支持領域114の下へ入り込む。この結果、被験者は仰臥位から横臥位へスムーズに寝返りできる。
【0009】
さらに、図4、図6、図8に示すごとく、上部枕ユニット101の後頭支持領域111は仕切布(マチ)111a、111bによって区画されている。この場合、右側貫通孔115及び左側貫通孔116はほぼ垂直に形成されているので、後頭支持領域111は右側貫通孔115及び左側貫通孔116によって影響を受けない。従って、仕切布111a、111bによって充填部材のお椀状横断面形状によって被験者の仰臥位が安定的に維持される。
【0010】
また、上述の貫通孔は円横断面形状の円筒としたが、他のあらゆる横断面形状の筒たとえば四角横断面形状、三角横断面形状の多角横断面形状の筒としてもよい。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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