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公開番号
2025016536
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024185261,2023082650
出願日
2024-10-21,2018-01-08
発明の名称
重複ファセット
出願人
ルムス エルティーディー.
,
Lumus Ltd.
代理人
弁理士法人清原国際特許事務所
主分類
G02B
27/02 20060101AFI20250128BHJP(光学)
要約
【課題】ファセットの重複の構成を具体的に管理することで、名目上の観察点の方へ外連結された画像における不均一性が低減される。
【解決手段】少なくとも2つの平行面、すなわち、最初の、中間の、および、最後の部分反射ファセットを含む導波路は、表面の1つ上にファセットを幾何学的に投影する際に、ファセットが重複し、好ましくは隣接するファセットが重複し、隣接していないファセットの開始部および終了部は、導波路の少なくとも一部に沿って一致するように構成される。
【選択図】図16B
特許請求の範囲
【請求項1】
光学デバイスであって、
光学デバイスは、
(a)導波路を含み、導波路は、
(i)互いに平行な少なくとも1対の表面の第1の表面と、
(ii)光が前記導波路へ連結される第1の領域と、
(iii)ファセットの第1の配列を有し、
該ファセットは、
(A)(I)前記第1の領域の近位に配され、かつ、(II)前記第1の対の表面の間の方向に第1の幅を有する、最初のファセットと、
(B)(I)前記第1の領域からのファセットの前記第1の配列の遠位端にあり、かつ、(II)前記第1の対の表面の間の方向に第3の幅を有する、最後のファセットと、
(C)(I)前記最初のファセットと前記最後のファセットとの間にあり、かつ、(II)前記第1の対の表面の間の方向に第2の幅を有する、1つ以上の中間ファセットとを含み、
(b)前記ファセットの各々は、
(i)幅が前記ファセットの面内にあり、
(ii)少なくとも部分的に反射する面であり、
(iii)前記第1の対の表面に対して斜角であり、
(iv)前記ファセットの幅の近位側にファセット開始部を有し、および、
(v)前記ファセットの幅の遠位側にファセット終了部を有し、ならびに、
(c)幾何学的な投影は、前記導波路から外連結された名目上の光線の方向に前記第1の対の表面の1つの上にあり、前記名目上の光線は前記導波路から連結された光の中心光線であり、
(d)前記最後のファセットと前記1つ以上の中間のファセットの各々の幾何学的な投影は、前記1つ以上の中間のファセットと前記最初のファセットに隣接するそれぞれの幾何学的な投影に重複し、
(e)前記最後のファセットと前記1つ以上の中間のファセットの各々の前記ファセット開始部の幾何学的な投影は、前記1つ以上の中間のファセットと前記最初のファセットの隣接していないファセット終了部のそれぞれの前記幾何学的な投影に一致し、
(f)一致は前記導波路の少なくとも一部に沿っている、光学デバイス。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記最初のファセットの前記第1の幅は、1つ以上の中間のファセットの第2の幅未満である、請求項1に記載の光学デバイス。
【請求項3】
多くの前記ファセットは、前記導波路から外連結された前記名目上の光線で交差し、前記ファセットの数は前記第1の配列のすべてに対して一定である、請求項1に記載の光学デバイス。
【請求項4】
光は画像に相当し、前記中心光線は前記画像の中心からの中心光線である、請求項1に記載の光学デバイス。
【請求項5】
光は画像に相当し、前記中心光線は前記画像の中心ピクセルに相当する、請求項1に記載の光学デバイス。
【請求項6】
前記最後のファセットは実質的に名目上の反射率の100%である反射率を有し、前記名目上の反射率は前記導波路の特定位置で必要とされる全反射である、請求項1に記載の光学デバイス。
【請求項7】
前記第3の幅は前記第2の幅未満である、請求項1に記載の光学デバイス。
【請求項8】
前記第3の幅は実質的に前記第2の幅の半分である、請求項7に記載の光学デバイス。
【請求項9】
1つ以上の中間のファセットは、
(a)1、
(b)2、
(c)3、
(d)4、
(e)5、および、
(f)複数、
からなる群から選択される、請求項1に記載の光学デバイス。
【請求項10】
一定数のファセットは、前記第1の対の表面の1つによって前記導波路からの光連結の名目上の観察点へ向かう視線において重複する、請求項1に記載の光学デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、本発明者らにより2017年3月22日に出願された仮特許出願(PPA)番号62/474,614の利益を主張し、当該文献は参照により全体として本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,700 文字)
【0002】
本発明は一般に光学系に関し、とりわけ、均一な反射に関係する。
【背景技術】
【0003】
コンパクトな光学素子のための重要な適用の1つは、光モジュールが結像レンズとコンバイナーの両方として機能し、それにより、2次元表示が無限に撮像され、観察者の目に反射される、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を備える。該表示は、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオードアレイ(OLED)、スキャニングソースまたは同様の装置などの空間光変調器(SLM)から直接、あるいはリレーレンズまたは光ファイバー束によって間接的に得られる。該表示は、コリメータレンズによって無限に撮像され、それぞれ非シースルーまたはシースルー用途用のコンバイナーとして作用する反射あるいは部分反射表面によりビューアーの目に送信された要素(ピクセル)のアレイを含む。典型的には、従来の自由空間光モジュールはこの目的のために使用される。本システムの所望の視野(FOV)が拡大するにつれ、こうした従来の光モジュールは、必ずより大きく、より重く、よりかさばるようになり、中程度のパフォーマンス向けにでも装置を非実用的なものにする。これらはすべての種類のディスプレイの主要な短所であるが、とりわけ、システムが必ず可能な限り軽量かつコンパクトでなければならないヘッドマウント用途ではそうである。
【0004】
コンパクトなものにしようとする努力がいくつかの様々な複雑な光学的解決策を生み出した。これらはすべて、一方では、ほとんどの実用的な用途にはまだ十分なほどコンパクトではなく、他方では、製造するのが困難である。さらに、これらの設計に起因する光学的な視角のアイモーションボックス(eye-motion-box)(EMB)は、通常非常に小さく、典型的には8mm未満である。従って、光学系の性能は、ビューアーの目に対する小さな動作にさえ非常に敏感に反応し、表示されたテキストを都合よく読み取るための十分な瞳孔運動を許可しない。
【発明の概要】
【0005】
本実施形態の教示によれば、導波路を含む光学デバイスが提供され、導波路は、互いに平行な少なくとも1対の表面の第1の表面と、光が導波路へ連結される第1の領域と、ファセットの第1の配列を有し、該ファセットは、第1の領域の近位に配され、第1の対の表面の間の方向に第1の幅を有する、最初のファセットと、第1の領域からのファセットの第1の配列の遠位端にあり、第1の対の表面の間の方向に第3の幅を有する、最後のファセットと、最初のファセットと最後のファセットとの間にあり、第1の対の表面の間の方向に第2の幅を有する、1つ以上の中間ファセットとを含み、ファセットの各々は、幅がファセットの面内にあり、少なくとも部分的に反射する面であり、第1の対の表面に対して斜角であり、ファセットの幅の近位側にファセット開始部を有し、ファセットの幅の遠位側にファセット終了部を有し、および、ここで、幾何学的な投影は、導波路から外連結(outcoupled)された名目上の光線の方向に第1の対の表面の1つの上でなされ、名目上の光線は導波路から連結された光の中心光線であり、最後のファセットと1つ以上の中間のファセットの各々の幾何学的な投影は、1つ以上の中間のファセットと最初のファセットに隣接するそれぞれの幾何学的な投影に重複し、最後のファセットと1つ以上の中間のファセットの各々のファセット開始部の幾何学的な投影は、1つ以上の中間のファセットと最初のファセットの隣接していないファセット終了部のそれぞれの幾何学的な投影に一致し、一致は導波路の少なくとも一部に沿っている。
【0006】
任意の実施形態では、最初のファセットの第1の幅は、1つ以上の中間のファセットの第2の幅未満である。別の任意の実施形態では、多くのファセットは、導波路から外連結された名目上の光線で交差し、ファセットの数は第1の配列のすべてに対して一定である。別の任意の実施形態では、光は画像に相当し、中心光線は画像の中心からの中心光線である。別の任意の実施形態では、光は画像に相当し、中心光線は画像の中心ピクセルに相当する。別の任意の実施形態では、最後のファセットは実質的に名目上の反射率の100%である反射率を有し、名目上の反射率は導波路の特定位置で必要とされる全反射である。別の任意の実施形態では、第3の幅は第2の幅未満である。別の任意の実施形態では、第3の幅は実質的に第2の幅の半分である。別の任意の実施形態では、1つ以上の中間のファセットは以下からなる群:1;2;3;4;5;および、複数から選択される。別の任意の実施形態では、一定数のファセットは、第1の対の表面の1つによって導波路からの光連結の名目上の観察点へ向かう視線において重複する。別の任意の実施形態では、ファセットの第1の配列の複数のファセットの1つのファセットの幅は、ファセットの第1の配列の複数のファセットの隣接する1つのファセットの幅に対して単調に変わる。別の任意の実施形態では、ファセットの第1の配列の1対の隣接するファセット間の間隔は、ファセットの第1の配列の別の対の隣接するファセット間の隣接する間隔に対して単調に変わる。別の任意の実施形態では、第1の領域からの光は、光の少なくとも一部が、1つ以上の中間のファセットの1つに当たる前に、最初のファセットに当たるような状態である。別の任意の実施形態では、隣接するファセット間の間隔は、導波路へ連結する光のコヒーレンス長よりも大きい。
【0007】
任意の実施形態では、第1の幅は、第2の幅と実質的に等しく、最初のファセットは、隣接する中間のファセットの幾何学的な投影と重複していない最初のファセットの幾何学的な投影に対応する第1の部分を有する。別の任意の実施形態では、第1の部分は光に対して透過性である。別の任意の実施形態では、第1の部分は、隣接するファセットの反射率の実質的に2倍の反射率を有する。別の任意の実施形態では、ファセットはファセット全体で均一な部分反射率を有する。
【0008】
任意の実施形態では、導波路はさらに、互いに平行で、かつ第1の対の表面とは平行ではない第2の対の表面を有し、ファセットは、画像が第1の対と第2の対の表面の両方へ傾斜した連結角度で伝播の当初の方向を伴って第1の領域の導波路へ連結されるとき、画像が導波路に沿って4回の折り畳み内反射の分だけ進む、ように構成される。別の任意の実施形態では、第2の対の表面は第1の対の表面に垂直である。別の任意の実施形態では、ファセットは第2の対の表面に対して斜角である。
【0009】
任意の実施形態では、最初のファセットの第1の幅は、中間のファセットの第2の幅と実質的に等しく、最初のファセットの第1の反射率は名目上の反射率の50%よりも大きく、最初のファセットに隣接する第2のファセットは第2の反射率を有し、第2の反射率と第1の反射率は、実質的に名目上の反射率であり、第2のファセットに隣接する第3のファセットは、名目上の反射率の50%よりも大きく、第1の反射率未満である第3の反射率を有し、および、第3のファセットに隣接する第4のファセットは第4の反射率を有し、第4の反射率と第3の反射率は、実質的に名目上の反射率である。
【0010】
別の任意の実施形態では、最初のファセットの第1の幅は、中間のファセットの第2の幅と実質的に等しく、最初の奇数のファセットの配列は、最初のファセットと、最初のファセットから1つおきの任意の数のファセットを含み、最初の偶数のファセットの配列は、最初のファセットに隣接する第2のファセットと、第2のファセットから1つおきの任意の数のファセットを含み、ファセットの第1のセットは、最初の奇数のファセットの配列からの第1の奇数のファセットと、最初の奇数のファセットの配列からの対応する第1の偶数のファセットを含み、第1の奇数のファセットは、名目上の反射率の50%を超える第1の反射率を有し、第1の偶数のファセットは第2の反射率を有し、第2の反射率と第1の反射率は、実質的に名目上の反射率であり、その後のファセットの各セットは、最初の奇数と偶数のファセットのそれぞれの配列からの次の奇数と偶数のファセットを含み、その後のセットからの奇数のファセットの各々は、名目上の反射率の50%よりも大きく、前のセットからの奇数のファセットの反射率未満の奇数の反射率を有し、および、その後のセットからの偶数のファセットの各々は、対応する偶数のファセットの偶数の反射率に奇数の反射率を加えることで実質的に名目上の反射率となるように、偶数の反射率を有する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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