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公開番号2025016111
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119169
出願日2023-07-21
発明の名称タグホルダーおよびタグホルダーの取り付け機構
出願人株式会社愛光
代理人個人
主分類G06K 19/077 20060101AFI20250124BHJP(計算;計数)
要約【課題】メッシュパレットなどのような物品の搬送などに用いるパレットなどの棒状部位(例えば、フレームである。)などに取り付け取り外し自在なタグホルダーおよびタグホルダーの取り付け機構を提供する。
【解決手段】板状のタグ100を保持するタグホルダー10において、全体が略コ字形状を備えた第1ホルダー12と、第1ホルダー12と対向するように配置され、第1ホルダー12側に開口するとともに断面形状が略コ字形状の略樋形状を備えた溝状体である第2ホルダー14とを有するようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
板状のタグを保持するタグホルダーにおいて、
全体が略コ字形状を備えた第１ホルダーと、
前記第１ホルダーと対向するように配置され、前記第１ホルダー側に開口するとともに断面形状が略コ字形状の略樋形状を備えた溝状体である第２ホルダーと
を有し、
前記第１ホルダーは、
板状の第１基部と、
前記第１基部の一方の端部から延長するように配設された第１支持腕部と、
前記第１支持腕部における前記一方の端部とは反対方向の端部に配設された第１取付部と、
前記第１基部の他方の端部から延長するように配設された第２支持腕部と、
前記第２支持腕部における前記他方の端部とは反対方向の端部に配設された第２取付部と、
前記第１基部に形成された第１係合突部と、
前記第１係合突部に形成された第１タグ挿入孔と、
前記第１係合突部と予め設定された間隔を開けて前記第１基部に形成された第２係合突部と、
前記第２係合突部に形成されるとともに前記第１タグ挿入孔と連通する第２タグ挿入孔と
を有し、
前記第２ホルダーは、
断面形状が略コ字形状の略樋形状を備えた溝状体である第２基部と、
前記第２基部における前記第１係合突部および前記第２係合突部と対向する側の一方の端部に形成されるとともに、前記第１係合突部と前記第２係合突部との間に配置可能な第３係合突部と、
前記第３係合突部に形成されるとともに前記第１タグ挿入孔および前記第２タグ挿入孔と連通する第３タグ挿入孔と、
前記第２基部の他方の端部側において前記第１取付部と対向して配置された第３取付部と、
前記第２基部の前記他方の端部側において前記第２取付部と対向して配置された第４取付部と
を有し、
前記第１取付部と第３取付部とを締結し、かつ、前記第２取付部と第４取付部とを締結する
ことを特徴とするタグホルダー。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
請求項１に記載のタグホルダーにおいて、
締結具により、前記第１取付部と第３取付部とを締結し、かつ、前記第２取付部と第４取付部とを締結する
ことを特徴とするタグホルダー。
【請求項３】
請求項２に記載のタグホルダーにおいて、
前記締結具は、ボルトとナット、または、結束バンドである
ことを特徴とするタグホルダー。
【請求項４】
請求項１に記載のタグホルダーにおいて、
前記第１取付部は、前記第３取付部へ向けて延長する第１バンド部を有し、
前記第３取付部は、前記第１バンド部を挿通可能かつ係合可能に締結する第１バンド部取付穴を有し、
前記第２取付部は、前記第４取付部へ向けて延長する第２バンド部を有し、
前記第４取付部は、前記第２バンド部を挿通可能かつ係合可能に締結する第２バンド部取付穴を有する
ことを特徴とするタグホルダー。
【請求項５】
請求項４に記載のタグホルダーにおいて、
前記第１バンド部は、略鋸刃形状に形成された第１突起部を備え、
前記第２バンド部は、略鋸刃形状に形成された第２突起部を備え、
前記第１バンド部取付穴は、前記第１突起部を係止する第１係止凸部を備え、
前記第２バンド部取付穴は、前記第２突起部を係止する第２係止凸部を備え、
前記第１係止凸部は、前記第１バンド部取付穴に挿通された前記第１バンド部に形成されている前記第１突起部と係合し、前記第１バンド部を前記第１バンド部取付穴内に押し込むことは許容するが、前記第１バンド部を前記第１バンド部取付穴から引き抜くことは阻止し、
前記第２係止凸部は、前記第２バンド部取付穴に挿通された前記第２バンド部に形成されている前記第２突起部と係合し、前記第２バンド部を前記第２バンド部取付穴内に押し込むことは許容するが、前記第２バンド部を前記第２バンド部取付穴から引き抜くことは阻止する
ことを特徴とするタグホルダー。
【請求項６】
請求項１、２、３、４または５のいずれか１項に記載のタグホルダーにおいて、
前記第１ホルダーと前記第２ホルダーとは、合成樹脂により形成された
ことを特徴とするタグホルダー。
【請求項７】
請求項１に記載のタグホルダーを用いたタグホルダーの取り付け機構であって、
前記第１ホルダーの前記第１係合突部と前記第２係合突部との間に、前記第２ホルダーの前記第３係合突部を配置し、
前記第１タグ挿入孔と前記第２タグ挿入孔と前記第３タグ挿入孔とを連通させてタグを挿入し、
被取り付け部材を挟んで前記第１取付部と第３取付部とを締結し、かつ、前記被取り付け部材を挟んで前記第２取付部と第４取付部とを締結する
ことを特徴とするタグホルダーの取り付け機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、タグホルダーおよびタグホルダーの取り付け機構に関する。さらに詳細には、本発明は、ＲＦＩＤ（アールエフアイディー）タグなどの板状のタグを保持する際に用いて好適なタグホルダーおよび当該タグホルダーを棒状部位など、例えば、メッシュパレットなどのような物品の搬送などに用いるパレットなどのフレームなどような被取り付け部材に取り付ける際に用いて好適なタグホルダーの取り付け機構に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来より、物品の搬送などに用いるパレットとしては、例えば、複数の金属製の縦線材と横線材とを格子状に組んでメッシュ状（網状）に構成した板状部材を組み合わせて、当該板状部材により箱型の収容部位を形成したカゴ形状を備えたパレットであるメッシュパッレットが知られている。
【０００３】
こうしたメッシュパッレットは、箱型の収容部位を形成したカゴ形状を備えているため、物品の収納力が高いとともに収納している当該物品を目視する際の視認性にも優れているので、物流業界のみならず製造業界や農産物業界などの各種の業界において広く利用されている。
【０００４】
また、メッシュパレットは、メッシュ状に構成した板状部材を折りたたみ自在に構成しているため、使用しないときは当該板状部材を折りたたみコンパクトな状態で保管することができるとともに、折りたたんだものを複数重ねることも可能であるので、大きな保管用のスペースを必要とすることなく効率よく保管して、省スペース化を図ることができるという利点があることも知られている。
【０００５】
なお、上記したようなメッシュパレットは、メッシュボックスあるいは網パレットなどとも称されている。
【０００６】
ところで、メッシュパレットについては、紛失防止などのための有効な管理方法がこれまで提案されておらず、メッシュパレットを使用する業界においては多数のメッシュパレットが行方不明になってしまうことがあるという問題点が指摘されていた。
【０００７】
一方、カゴ台車などの物品搬送用台車の分野においては、紛失防止などのための管理方法として、物品搬送用台車毎に識別番号などの情報を記憶したＲＦＩＤタグなどのタグを物品搬送用台車にそれぞれ取り付けておき、読み取り装置（リーダー）によりタグに記憶された識別番号などの情報を読み取ることにより、物品搬送用台車の紛失防止などの管理を行っていた。
【０００８】
こうした状況を踏まえ、カゴ台車などの物品搬送用台車の分野と同様に、メッシュパレットなどについてもＲＦＩＤタグなどのタグを取り付けて紛失防止などの管理を行うことも考慮されるが、これまでのところＲＦＩＤタグなどのタグをメッシュパレットなどに取り付けるのに有効なタグホルダーは存在しておらず、メッシュパレットなどに取り付け可能なタグホルダーの提案が強く要望されていた。
【０００９】
なお、本願出願人が特許出願のときに知っている先行技術は、上記において説明したようなものであって文献公知発明に係る発明ではないため、本願明細書に記載すべき先行技術文献情報はない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【００１０】
本発明は、従来の技術に対する上記したような要望に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、メッシュパレットなどのような物品の搬送などに用いるパレットなどの棒状部位（例えば、フレームである。）のような被取り付け部材に取り付け取り外し自在なタグホルダーおよびタグホルダーの取り付け機構を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
（【００１１】以降は省略されています）

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