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公開番号2025015680
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024199551,2022553112
出願日2024-11-15,2021-07-14
発明の名称屈曲カメラのレンズ設計
出願人コアフォトニクス リミテッド
代理人弁理士法人ITOH
主分類G02B 13/00 20060101AFI20250123BHJP(光学)
要約【課題】fナンバーが小さい屈曲ワイドカメラ設計を提供する。
【解決手段】総トラック長(TTL)を有し、fナンバーは1.2より小さく、例えば少なくとも60°の大きな視野を有する、屈曲カメラである。かかる屈曲カメラは、(i)N≧7個のレンズ素子を有するレンズと、(ii)イメージセンサと、(iii)物体と上記レンズとの間の屈曲光路を提供するための光路屈曲素子と、を備え得る。ここで、前記レンズの開口絞りは、前記物体に面する第1のレンズ素子の第1の表面に対して、d/TTL=0.2を満たす距離dよりも近くに位置する。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
有効焦点距離(EFL)を有し、かつレンズ光軸に沿ってN≧7個のレンズ素子L

を含むレンズであって、第1のレンズ素子L

は、物体側に面し、各レンズ素子は、それぞれの前面S
2i-1
およびそれぞれの後面S
2i
を有し、レンズ素子面は、S

(ただし、1≦k≦2N)と印され、各レンズ素子面S

は、クリアハイト値CH(S

)およびクリアアパーチャ値CA(S

)を有する、レンズと、
イメージセンサと、
第1の光路から、前記第1の光路に垂直で、前記レンズ光軸に平行である第2の光路へ屈曲させるための光路屈曲素子(OPFE)と、を含む、屈曲カメラであって、
前記レンズ素子のうちの1つ以上は、前記第1の光路および前記第2の光路の両方に垂直な軸に沿って測定されたそれぞれの幅W
Li
および前記第1の光路に平行な軸に沿って測定されたそれぞれの高さH
Li
を有すカットレンズ素子であり、W
Li
>H
Li
であり、前記屈曲カメラは、1.2よりも小さいfナンバーf/#を有する、屈曲カメラ。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
f/#<1.1である、請求項1に記載の屈曲カメラ。
【請求項3】
f/#≦1.0である、請求項1に記載の屈曲カメラ。
【請求項4】
前記カットレンズ素子のうちの少なくとも1つにおいて、W
Li/

Li
>1.1である、請求項1に記載の屈曲カメラ。
【請求項5】
前記カットレンズ素子のうちの少なくとも1つにおいて、W
Li/

Li
>1.2である、請求項1に記載の屈曲カメラ。
【請求項6】
すべてのレンズ素子のクリアハイト値は、5mm以下である、請求項1に記載の屈曲カメラ。
【請求項7】
前記レンズは、レンズバレルに含まれ、前記レンズバレルは、前記第1の光路に沿って測定されたレンズバレル高さを有し、前記レンズバレル高さは、5.5mm以下である、請求項6に記載の屈曲カメラ。
【請求項8】
レンズ素子L

におけるクリアアパーチャ値CA(S
2N
)は、レンズ素子L

におけるクリアアパーチャ値CA(S

)よりも大きい、請求項1に記載の屈曲カメラ。
【請求項9】
前記屈曲カメラは、60°よりも大きい対角視野(FOV)を有する、請求項1に記載の屈曲カメラ。
【請求項10】
前記イメージセンサは、前記第1の光路に平行な平面内に存在する、請求項1に記載の屈曲カメラ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
〔既存出願の相互参照〕
本出願は、2020年7月22日に出願された米国仮特許出願第63/054,862号の優先権を主張するものである。その全体が、参照により本明細書に援用される。
続きを表示(約 2,300 文字)【0002】
〔分野〕
本開示に係る主題は概して、デジタルカメラの分野に関し、特に、かかるカメラにおける屈曲光学設計に関する。
【0003】
〔定義〕
本出願において、本明細書および図面の全体を通じて言及される光学的特性およびその他の特性に対して、以下の記号および略語が使用される。これらはすべて、当技術分野において知られているものである:
-総トラック長(Total track length:TTL):レンズを含むカメラシステムが無限遠の物体距離に焦点合わせされるときの、光軸に対して平行な方向に沿って測定された、レンズ(または「レンズアセンブリ」)の第1のレンズ素子L

の前面S

の点とイメージセンサとの間の最大距離。
【0004】
-後方焦点距離(Back focal length:BFL):レンズを含むカメラシステムが無限遠の物体距離に焦点合わせされるときの、第1の光軸に対して平行な方向に沿って測定された、レンズ(または「レンズアセンブリ」)の最後のレンズ素子L

の後面S
2N
の点とイメージセンサとの間の最小距離。
【0005】
-有効焦点距離(Effective focal length:EFL):レンズ素子L

~L

のレンズアセンブリの後方主点P´と後方焦点F´との間の距離。
【0006】
-fナンバー(f/#):入射瞳の直径に対する、EFLの比。
【背景技術】
【0007】
スマートフォン等のモバイルデバイス用のデュアルカメラまたはトリプルカメラ(または一般にマルチカメラ)が知られている。典型的なトリプルカメラでは、1つのカメラは、ウルトラワイド(Ultra-Wide:UW)の視野(field of view:FOV)FOV
UW
を有し、別のカメラは、FOV
UW
よりも狭いワイド(Wide)の視野FOV

を有し、さらに別のカメラは、FOV

よりも狭いテレ(Tele)の視野FOV

を有する。また、本明細書において、これらのカメラはそれぞれ、ウルトラワイド(またはUW)カメラ、ワイド(またはW)カメラ、およびテレ(またはT)カメラとも称される。一般に、ワイドカメラは、スマートフォンのメインカメラであると考えられている。
【0008】
カメラレンズのfナンバー(「f/#」)は、カメラの入射瞳の直径Dに対する、有効焦点距離(EFL)の比である:f/#=EFL/D。入射瞳は、レンズ系の前部開口(front aperture)を通して「見える」ような、開口絞りの光学像である。前部開口は、レンズの物体側の開口である。f/#が小さいことは、スマートフォンのメインカメラにとって望ましい。以下に論じるように、それは次の3つの主要な利点を有するからである:微光感度(low light sensitivity)の良好さ、「自然な」ぼけ効果(Bokeh effect)の強さ、および、画像解像度の大きさ:
1.微光感度は、例えばデジタル一眼レフ(digital single-lens reflex:DSLR)カメラと比較したときの、今日のモバイルデバイス対応カメラの主要な性能上の欠点である。例えば、(同じEFLに対して)カメラのf/#を半分にすると、開口面積は4倍になる。これは、4倍多くの光がカメラに入ることを意味する。特に、微光シーンをとらえるとき、この差が重要になる。
【0009】
2.ぼけ(Bokeh)は、焦点の外れた(ピンぼけした)画像部分内に生じるぼやけの美的な質であり、今日のスマートフォンに強く求められる特徴である。ぼけ効果は、像の被写界深度(depth of field:DOF)と逆相関の関係にある。ここで、DOF~f/#である。f/#が小さいことは、強い「自然な」ぼけ効果をサポートするのに有益である。今日のスマートフォンカメラにおけるf/#は、「自然な」ぼけを十分に提供するものではないため、「人工的な」ぼけ、すなわち、焦点の外れた画像部分に、人工的にぼやけを加えることにより、強いぼけに対する要求に応えている。
【0010】
3.モバイルデバイスに進出したイメージセンサは、画素解像度が絶えず増加している。2019年には、画素解像度が初めて、100メガピクセルを超えた。(その他の要因の中でも)これは、単一画素のサイズを縮小することにより、すなわち、空間画素周波数(spatial pixel frequency)を増加させることにより、達成される。画素解像度を画像解像度に変換するために、カメラのレンズは、センサの空間画素周波数k
Pixel
をサポートする必要がある。十分に設計された(回折限界を有する)カメラレンズの場合、レンズの分解可能な空間周波数k
Lens
は、f/#の逆数に依存する:k
Lens
~1/f/#。すなわち、f/#がより小さいことは、画像解像度がより大きいことに対応する(十分な空間画素周波数を有するイメージセンサを仮定している)。
(【0011】以降は省略されています)

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