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公開番号2025015653
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024198941,2020218512
出願日2024-11-14,2020-12-28
発明の名称吸血害虫忌避組成物、及び当該組成物を用いた吸血害虫忌避方法
出願人大日本除蟲菊株式会社
代理人個人,個人
主分類A01N 37/46 20060101AFI20250123BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】吸血害虫に対する忌避機能を果たすとともに衣料に付着する悪臭を持続的に消臭可能な吸血害虫忌避組成物を提供する。
【解決手段】害虫忌避成分と香料成分とを含有する吸血害虫忌避組成物であって、害虫忌避成分は、3-(N-ブチルアセトアミド)プロピオン酸エチル、イカリジン、p-メンタン-3,8-ジオール、及びN,N-ジエチルトルアミドからなる群から選択される少なくとも一つであり、香料成分は、ベンゼン環、安息香酸エステル構造、又はサリチル酸エステル構造に由来する電子共役部以外の電子共役部を有さず、炭素数が6~18であり、分子量が98~270であり、炭素原子、水素原子、及び酸素原子を有し、硫黄原子、窒素原子、及びハロゲン原子を有さない化合物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
害虫忌避成分と消臭機能を有する香料成分とを含有する吸血害虫忌避組成物であって、
前記害虫忌避成分は、3-(N-ブチルアセトアミド)プロピオン酸エチル、イカリジン、p-メンタン-3,8-ジオール、及びN,N-ジエチルトルアミドからなる群から選択される少なくとも一つであり、
前記香料成分は、ベンゼン環、安息香酸エステル構造、又はサリチル酸エステル構造に由来する電子共役部以外の電子共役部を有さず、炭素数が6~18であり、分子量が98~270であり、炭素原子、水素原子、及び酸素原子を有し、硫黄原子、窒素原子、及びハロゲン原子を有さない化合物である吸血害虫忌避組成物。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記香料成分は、シス-3-ヘキセノール、ジヒドロミルセノール、エチルリナロール、リナロール、ゲラニオール、テトラヒドロゲラニオール、テルピネオール、フェニルエチルアルコール、ヘリオナール、リリアール、安息香酸ベンジル、サリチル酸ベンジル、シス-3-ヘキセニルサリチレート、ジヒドロジャスモン酸メチル、リナリルアセテート、ラズベリーケトン、ガラクソリド、エチレンブラシレート、シクロペンタデカノリド、メントン、リモネン、シトロネロール、シトロネラール、1,8-シネオール、α-テルピネオール、ボルネオール、カンファー、パチュリアルコール、β-ヒマカレン、ベンジルアセテート、ベンジルアルコール、ゲラニルフォーメート、オイゲノール、及びビサボロールオキシドAからなる群から選択される少なくとも一つである請求項1に記載の吸血害虫忌避組成物。
【請求項3】
前記香料成分の含有量が0.1~2.0w/v%である請求項1又は2に記載の吸血害虫忌避組成物。
【請求項4】
前記香料成分(a)と前記害虫忌避成分(b)との配合比(a/b)が、重量比として、0.01~1.5である請求項1~3の何れか一項に記載の吸血害虫忌避組成物。
【請求項5】
請求項1~4の何れか一項に記載の吸血害虫忌避組成物を用いた吸血害虫忌避方法であって、
処理対象の肌又は衣料に前記吸血害虫忌避組成物を噴霧する噴霧工程と、
前記肌又は衣料に対して前記吸血害虫忌避組成物を噴霧する位置を変更する変更工程と、
を包含する吸血害虫忌避方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、害虫忌避成分と香料成分とを含有する吸血害虫忌避組成物、及び当該組成物を用いた吸血害虫忌避方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、吸血性の蚊、アブ、ブユ等の吸血害虫による吸血行動から温血動物(ヒト、家畜、ペット等)の身を守ることを目的に様々な吸血害虫防除製品が開発されている。例えば、常温揮散性を有するピレスロイド系忌避成分を有効成分とする吸血害虫防除製品が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
特許文献1の吸血害虫防除製品は、テトラフルオロベンジル骨格を有するピレスロイド系忌避成分を皮膚または皮膚の被覆材に施用し、吸血性の蚊等に対して優れた忌避効果を発揮することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-188503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
衣料には、着用中に着用する人に由来する汗臭、ミドル脂臭、加齢臭等の悪臭が付着することがある。これらの悪臭は周囲に不快感をもたらし、時としてスメルハラスメント等の問題を引き起こす場合がある。また、蚊等の吸血害虫は肌や衣料に付着した汗臭等の悪臭に引き寄せられる傾向がある。そのため、外出中に肌や衣料に付着した悪臭を持続的に消臭できることは、吸血害虫に接触する機会を減らすことにもつながり、さらに、周囲への不快感を減らすことができるため、望まれる。
【0006】
特許文献1に記載の吸血害虫防除製品は、高い害虫忌避効果を示す成分を有効成分にしていることから、皮膚や皮膚の被覆材に施用し、優れた吸血害虫忌避効果を示すものである。しかし、吸血害虫忌避の際の、肌や衣料の消臭効果については十分な検討がされておらず、依然として検討の余地が残されている。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、吸血害虫忌避機能を果たすとともに肌や衣料に付着する悪臭を持続的に消臭可能な吸血害虫忌避組成物を提供することを目的とする。さらに、一回の処理で肌や衣料に害虫忌避効果と持続的な消臭効果とを同時に付与可能な吸血害虫忌避方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための本発明に係る吸血害虫忌避組成物の特徴構成は、
害虫忌避成分と香料成分とを含有する吸血害虫忌避組成物であって、
前記害虫忌避成分は、3-(N-ブチルアセトアミド)プロピオン酸エチル、イカリジン、p-メンタン-3,8-ジオール、及びN,N-ジエチルトルアミドからなる群から選択される少なくとも一つであり、
前記香料成分は、ベンゼン環、安息香酸エステル構造、又はサリチル酸エステル構造に由来する電子共役部以外の電子共役部を有さず、炭素数が6~18であり、分子量が98~270であり、炭素原子、水素原子、及び酸素原子を有し、硫黄原子、窒素原子、及びハロゲン原子を有さない化合物であることである。
【0009】
本構成の吸血害虫忌避組成物は、本発明者らが、様々な吸血害虫忌避組成物を調製して種々試験を繰り返す中で、上記特定の害虫忌避成分と香料成分を含有する吸血害虫忌避組成物が吸血害虫に対する忌避機能を果たすとともに、肌や衣料に付着する悪臭を持続的に消臭可能であることを新たに見出したことにより、完成するに至ったものである。本構成の吸血害虫忌避組成物によれば、上記の特定の害虫忌避成分と香料成分を含有する吸血害虫忌避組成物は、吸血害虫に対する忌避機能を果たすとともに、害虫忌避成分と香料成分との相乗効果により、香料成分による消臭機能を長期に亘って持続させることができる。そのため、本発明の吸血害虫忌避組成物を外出前に肌や衣料に処理しておくことで、外出中の吸血害虫の忌避に加えて、外出中に香料成分による消臭機能が持続し、肌や衣料に付着した悪臭により不快感が生じることを防ぐことができる。
【0010】
本発明に係る吸血害虫忌避組成物において、
前記香料成分は、シス-3-ヘキセノール、ジヒドロミルセノール、エチルリナロール、リナロール、ゲラニオール、テトラヒドロゲラニオール、テルピネオール、フェニルエチルアルコール、ヘリオナール、リリアール、安息香酸ベンジル、サリチル酸ベンジル、シス-3-ヘキセニルサリチレート、ジヒドロジャスモン酸メチル、リナリルアセテート、ラズベリーケトン、ガラクソリド、エチレンブラシレート、シクロペンタデカノリド、メントン、リモネン、シトロネロール、シトロネラール、1,8-シネオール、α-テルピネオール、ボルネオール、カンファー、パチュリアルコール、β-ヒマカレン、ベンジルアセテート、ベンジルアルコール、ゲラニルフォーメート、オイゲノール、ビサボロールオキシドA、及びα-ピネンからなる群から選択される少なくとも一つであることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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