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公開番号
2025015274
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023118585
出願日
2023-07-20
発明の名称
変数定義抽出方法、及び計算機
出願人
日立Astemo株式会社
代理人
藤央弁理士法人
主分類
G06F
8/41 20180101AFI20250123BHJP(計算;計数)
要約
【課題】変数定義漏れに起因するコンパイルエラーの発生を抑制し、再コンパイルを抑制する変数定義抽出方法を提供する。
【解決手段】コンパイルに必要な変数定義をソフトウェアから抽出する変数定義抽出方法であって、計算機の変数定義抽出処理部203は、開発のベースとなる第1のモデル群(ベースモデル群201)において、出力変数と対応していない入力変数を第1の外部入力変数リスト(ベースモデル群外部入力変数リスト801)に登録し、第1のモデル群をベースに開発された第2のモデル群(作成モデル群202)において、出力変数と対応していない入力変数を第2の外部入力変数リスト(作成モデル群外部入力変数リスト802)に登録し、第1の外部入力変数リストと第2の外部入力変数リストとを比較し、第2のモデル群における新規の外部入力変数を抽出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
コンパイルに必要な変数定義をソフトウェアから抽出する変数定義抽出方法であって、
前記変数定義抽出方法は、プログラムを実行する演算装置と前記プログラムを記憶するメモリを有する計算機によって実行され、
前記演算装置は、開発のベースとなる第1のモデル群において、出力変数と対応していない入力変数を第1の外部入力変数リストに登録し、
前記演算装置は、前記第1のモデル群をベースに開発された第2のモデル群において、出力変数と対応していない入力変数を第2の外部入力変数リストに登録し、
前記演算装置は、前記第1の外部入力変数リストと前記第2の外部入力変数リストとを比較し、前記第2のモデル群における新規の外部入力変数を抽出することを特徴とする変数定義抽出方法。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の変数定義抽出方法であって、
前記第1の外部入力変数リスト及び第2の外部入力変数リストには、前記入力変数の変数名とデータ型が記述されており、
前記演算装置は、前記抽出された外部入力変数の変数名とデータ型が記述された暫定定義ファイルを作成することを特徴とする変数定義抽出方法。
【請求項3】
計算機であって、
プログラムを実行する演算装置と、前記プログラムを記憶するメモリを備え、
前記演算装置がコンパイルに必要な変数定義をソフトウェアから抽出する変数定義抽出処理部が実装され、
変数定義抽出処理部は、差分開発のベースとなる第1のモデル群において、出力変数と対応していない入力変数を第1の外部入力変数リストに登録し、
変数定義抽出処理部は、前記第1のモデル群をベースに開発された第2のモデル群において、出力変数と対応していない入力変数を第2の外部入力変数リストに登録し、
変数定義抽出処理部は、前記第1の外部入力変数リストと前記第2の外部入力変数リストとを比較し、前記第2のモデル群における新規の外部入力変数を抽出することを特徴とする計算機。
【請求項4】
請求項3に記載の計算機であって、
前記第1の外部入力変数リスト及び第2の外部入力変数リストには、前記入力変数の変数名とデータ型が記述されており、
前記変数定義抽出処理部は、前記抽出された外部入力変数の変数名とデータ型が記述された暫定定義ファイルを作成することを特徴とする計算機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、変数定義抽出方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
複数のソースコードを結合してプログラムを開発する場合がある。例えば、得意とする分野の違いや実装上の都合によって、モデルベース開発とハンドコーディングによる開発を分業し、一つのソフトウェアを開発することがある。この場合、最終的にはモデルベース開発側のソースコードとハンドコーディング側のソースコードを統合して一つのソフトウェアとする。開発規模、難易度、人員数の差異によって、モデルベース開発側のソースコードとハンドコーディング側のソースコードは異なるタイミングででき上がることが多い。そのため、例えば、モデルベース開発側のソースコードが先にでき上がった場合には、モデルベース開発側のソースコードをベースの環境に組み込んでコンパイルを行って、実行ファイルを生成して、検証可能部分を先行して実機で確認することがある。このとき、モデルベース開発側で今回作成したソースコードにおいて、ハンドコーディング側で実装予定の新規変数を参照する場合、コンパイル時に新規変数を暫定的に定義(以降、暫定定義)する必要があり、変数の暫定定義が不足するとコンパイルエラーが発生する。規模が大きいソフトウェアではコンパイルに長時間を要するため、コンパイルエラーによる手戻りは、ソフトウェア開発のリードタイムへ影響する。
【0003】
コンパイルエラーに伴う手戻り対応を効率化する技術として特許文献1(特開2011-53948号公報)がある。特許文献1には、コンパイルエラーが発生した場合に、コンパイルリストを解析して原因プログラムを特定し、更新が必要なプログラムをコンパイルエリアに取り込んで再度コンパイルを実施するコンパイルエラー処理システムであって、予めソフトウェアのコンパイルに必要な全てのプログラムソースを収納するライブラリと、コンパイルの結果を出力したコンパイルリストから、コンパイルエラーが発生すると書き込まれる文字列の有無を検出する手段と、コンパイルエラーで前記文字列の後に書き込まれるエラー発生個所の文字列から入れ替えを必要とするプログラムを特定する手段と、特定されたプログラムをプログラム保管ライブラリ中の同一名称の新規プログラムと入れ替える手段と、を備えるコンパイルエラー処理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-53948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、コンパイルエラー解消のために、一度コンパイルエラーを発生させる必要があるため、再コンパイルが発生する。規模が大きいソフトウェア開発の場合、コンパイルに長時間を要するため、ソフトウェアの開発期間を短縮するために、コンパイル回数の低減が重要である。
【0006】
本発明は、モデルベース開発とハンドコーディングによる開発など、異なる作業速度で分業して開発されるソフトウェア開発において、変数定義漏れに起因するコンパイルエラーの発生を抑制し、再コンパイルを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、コンパイルに必要な変数定義をソフトウェアから抽出する変数定義抽出方法であって、前記変数定義抽出方法は、プログラムを実行する演算装置と前記プログラムを記憶するメモリを有する計算機によって実行され、前記演算装置は、開発のベースとなる第1のモデル群において、出力変数と対応していない入力変数を第1の外部入力変数リストに登録し、前記演算装置は、前記第1のモデル群をベースに開発された第2のモデル群において、出力変数と対応していない入力変数を第2の外部入力変数リストに登録し、前記演算装置は、前記第1の外部入力変数リストと前記第2の外部入力変数リストとを比較し、前記第2のモデル群における新規の外部入力変数を抽出することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、再コンパイルを抑制し、ソフトウェアの開発期間を短縮できる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1の変数定義抽出処理部で処理されるプログラムが動作するシステムの構成を示す図である。
実施例1の変数定義抽出処理部が実装される計算機の論理構成を示す図である。
実施例1の機能別モデルのモデル図である。
実施例1の機能別モデルの変数リストの一例を示す図である。
実施例1の機能別モデルの変数定義ファイルの一例を示す図である。
実施例1のベースモデル群を示す図である。
実施例1の作成モデル群を示す図である。
実施例1のモデル入出力変数抽出処理のフローチャートである。
実施例1のベースモデル群変数リストの構成例を示す図である。
実施例1の作成モデル群変数リストの構成例を示す図である。
実施例1の外部入力変数抽出処理のフローチャートである。
実施例1のベースモデル群外部入力変数リストの構成例を示す図である。
実施例1の作成モデル群外部入力変数リストの構成例を示す図である。
暫定定義ファイル作成処理のフローチャートである。
実施例1の新規の外部入力変数の例を示す図である。
実施例1の暫定定義ファイルの例を示す図である。
実施例2のベースモデル群を示す図である。
実施例2の作成モデル群を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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