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公開番号
2025015174
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023118396
出願日
2023-07-20
発明の名称
カップ容器
出願人
株式会社アプリス
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
3/22 20060101AFI20250123BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】加熱によりカップ容器が熱くなっていても、喫食者が不快感なく把持できる時間を延長したカップ容器を提供する。
【解決手段】カップ容器1は、紙製であり、容器本体2の底を塞ぐ底部21と、紙基材4を湾曲させて成り、底部21の周縁に沿って立ち上がる胴部22とを備えている。胴部22の上端部は外側に折り返されており、胴部2の周縁に沿って延在するカール部3が設けられる。紙基材4のうち、カール部3を成す範囲には、複数の凸部5aを有するエンボス領域5が形成される。カール部3のカール内部35には、エンボス領域5の凸部5aであるカール内凸部51aが突き出している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
紙製のカップ容器であって、
容器の底を塞ぐ底部と、
紙基材を湾曲させて成り、前記底部の周縁に沿って立ち上がる胴部と、
前記胴部の上端部が外側に折り返され、当該胴部の周縁に沿って延在するカール部と、
前記紙基材のうち、前記カール部を成す範囲に形成され、複数の凸部を有するエンボス領域と、
を備え、
前記カール部の内部には、前記エンボス領域の前記凸部であるカール内凸部が突き出していること、
を特徴とするカップ容器。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記胴部に内嵌合する蓋を備え、
前記エンボス領域は、前記蓋との嵌合領域に形成され、前記胴部の内周面から突き出す前記凸部であるカール外凸部を有すること、
を特徴する請求項1記載のカップ容器。
【請求項3】
前記カール部は、
前記胴部の周縁となる屈曲部と、
前記屈曲部を始端として外側に折り返された折り返し部と、
前記折り返し部が被さる対面部と、
を有し、
前記カール部の内部は、前記屈曲部、前記折り返し部及び前記対面部によって画成され、
前記カール外凸部は、前記対面部から突出していること、
を特徴とする請求項2記載のカップ容器。
【請求項4】
前記蓋は、上から下へ外側に向かって拡がり、前記胴部の前記嵌合領域と対面する逆テーパ部を備えること、
を特徴とする請求項2記載のカップ容器。
【請求項5】
前記カール部は、
前記胴部の周縁となる屈曲部と、
前記屈曲部を始端として外側に折り返された折り返し部と、
前記折り返し部が被さる対面部と、
を有し、
前記カール部の内部は、前記屈曲部、前記折り返し部及び前記対面部によって画成され、
前記エンボス領域は、前記折り返し部、前記対面部又は両方に、前記カール内凸部を有すること、
を特徴とする請求項1記載のカップ容器。
【請求項6】
前記エンボス領域は、少なくとも、前記折り返し部に前記カール内凸部を有し、
前記折り返し部の前記カール内凸部は、前記対面部の前記カール内凸部よりも薄く引き延ばされていること、
を特徴とする請求項5記載のカップ容器。
【請求項7】
前記エンボス領域は、
前記折り返し部にある前記カール内凸部の形成範囲である第1凸部領域と、
前記対向部にある前記カール内凸部の形成範囲である第2凸部領域と、
前記第1凸部領域と前記第2凸部領域との間に位置し、凹凸が無い平滑領域と、
を有し、
前記屈曲部は、前記平滑領域を含み形成されていること、
を特徴とする請求項5記載のカップ容器。
【請求項8】
前記エンボス領域は、前記胴部の下端又は途中高さから、前記カール部を成す範囲にかけて形成され、前記胴部の外表面に前記凸部を有すること、
を特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のカップ容器。
【請求項9】
前記胴部の外表面に発泡樹脂層を備えること、
を特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のカップ容器。
【請求項10】
前記胴部の内表面に樹脂コーティング層を備えること、
を特徴とする請求項8記載のカップ容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品又は飲料が収容され、飲食前に電子レンジで加熱されるカップ容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
電子レンジで加熱されることを予定されている調理済みの食品又は飲料等の飲食物が、コンビニエンスストア等で陳列及び販売されている。これら飲食物は、電子レンジによる加熱対応の使い捨てカップ容器に収容され、容器から取り出さずに電子レンジに収容及び加熱される。
【0003】
このカップ容器は、一端有底及び他端開口の容器本体を有している。容器本体は、底部の周縁から無端状に立ち上がる胴部を有している。胴部の上端部は、周縁に沿ってカール部が形成されている。カール部は、胴部の上端部を外側に折り返して成る(例えば特許文献1参照)。カール部は、開口を囲う周縁の強度を高めるために形成され、開口が歪み難くしている。また、カール部は、容器本体に覆い被さる外嵌合蓋との嵌合部として形成されることもある。
【0004】
電子レンジから取り出す際等において、喫食者が火傷し難いように、喫食者がカップ容器を把持しても飲食物の熱が喫食者に伝わり難い断熱処理がされている。断熱処理方法としては、湿気を有する紙製のカップ容器の外表面にポリエチレン樹脂等の熱可塑性の発泡層をコーティングし、カップ容器の紙に含有の水分の蒸気圧によって発泡層を発泡させる方法がある(例えば、特許文献2参照。)。発泡層がカップ容器と喫食者の手や指との間に介在する。この発泡層が断熱層となり、飲食物から喫食者への伝熱を抑制する。
【0005】
発泡層の発泡程度や均一性は、熱可塑性樹脂の押出し時の樹脂温度、紙の表面性、貼り合せ時のニップ圧等の条件によってバラツキが生じる虞がある。そのため、発泡厚の薄い局所箇所が生じ、局所的に有用な断熱効果が得られない虞がある。もっとも、発泡層が良好に形成することができても、喫食者に不快感を与えずに済むような断熱処理方法は、未だ開発途上にある。
【0006】
従って、喫食者は、発泡層でコーティングされていたとしても胴部を把持することを躊躇う。代わりに、喫食者は、経験的に、カール部を把持することが多い。カール部は、容器開口の周縁に位置し、飲食物から最も遠い。またカール部は、胴部の紙基材を折り返して形成されるため、厚肉であり、胴部より伝熱性が低い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2014-91540
特公昭48-32283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来、カール部は、開口周縁の強化及び外嵌合のために設けられ、把持するために設けられていない。特に、外嵌合容易性の観点から、カール部は短く、喫食者の指の大半はカール部からはみ出して胴部に触れてしまう。そのため、カール部を持ち手として扱ったとしても、喫食者がカップ容器を不快感なく把持できる時間は、そう長く続かなかった。
【0009】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、加熱によりカップ容器が熱くなっていても、喫食者が不快感なく把持できる時間を延長したカップ容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するため、本発明の実施形態に係るカップ容器は、紙製のカップ容器であって、容器の底を塞ぐ底部と、紙基材を湾曲させて成り、前記底部の周縁に沿って立ち上がる胴部と、前記胴部の上端部が外側に折り返され、当該胴部の周縁に沿って延在するカール部と、前記紙基材のうち、前記カール部を成す範囲に形成され、複数の凸部を有するエンボス領域と、を備え、前記カール部の内部には、前記エンボス領域の前記凸部であるカール内凸部が突き出している。
(【0011】以降は省略されています)
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